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傾国の美女として知られる「楊貴妃」が日本に里があるって本当!?

楊貴妃は中国・唐の時代。当時の中国の皇帝・玄宗皇帝(げんそうこうてい)の皇妃(こうひ)である。
玄宗皇帝が寵愛(ちょうあい)しすぎたため、都である「安史の乱」を引き起こされたと伝えられている。





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古代・中国四大美女の一人とされ、クレオパトラ、小野小町(おののまちこ)と並んで、世界3大美女としても知られている。

そんな楊貴妃が日本の山口県に、その墓が存在していると言われている。

中国で亡くなった楊貴妃がなぜ、日本の里として存在しているのか、不思議である。

○「楊貴妃の里」は山口県にあった!

山口県長門市に、「楊貴妃の里」が存在している。
そこには「楊貴妃の墓」があり、1993年にその隣接地に、中国風の公園があり「楊貴妃の里」として整備された。

(山口県 長門市 楊貴妃の里)

公園には、楊貴妃が亡くなった年齢である38歳であったことから、高さ3.8メートルの石像も建てられている。

(楊貴妃伝説_長門市)

石像を見た人は、なんとも言えない知性と気品を漂わせているという。

歴史では楊貴妃は、「安史の乱」がきっかけで、756年に殺されたはずである。

当時の皇帝・玄宗皇帝が、楊貴妃を処刑することをとても悲しんだ家臣は、処刑をせずに、そっと小舟に乗せて楊貴妃を逃したという説がある。

その小舟はやがて日本の山口県に流され、「楊貴妃の里」となったのではないかという説である。

○皇帝を夢中にさせた楊貴妃!

8世紀頃、中国は「唐」の時代。
玄宗皇帝(げんそうこうてい)が支配していた。

(玄宗 (唐) – Wikipedia)

当時、皇帝は正室の他に側室といって、奥さん以外の女性もたくさんいた時代である。

玄宗皇帝は当時はより良い政治を行っていた、一番愛していた側室である武恵妃(ぶけいひ)が亡くなり、皇帝はしだいに元気をなくしていった。

そんなときに出会ったのが「楊玉環(ようぎょくかん)」であった。

彼女は側室の中でも特に地位の高い「貴妃」となり、それが「楊貴妃」と呼ばれるようになった。

彼女の肌は白く、花のように美しく、細くきれいな眉をしていた。
しぐさも上品で、ほほ笑むととてもかわいらしく、玄宗皇帝をすっかり夢中にさせてしまった。

(楊貴妃_Yahoo!検索 )

あまりにも楊貴妃に夢中になった皇帝は、本来の政務をほったらかしにしてしまった。

悪いのはそれだけではなかった。
楊貴妃の親戚にあたる楊国忠(ようこくちゅう)が、皇帝の代わりに政務をするようになってしまった。

楊国忠は、楊貴妃の曽祖父と同じ双従兄に当たる。
彼は、自らの判断で大臣を決めたり、やめさせたりと自分勝手な政治を始めてしまう。

そのため家臣や国民たちの反感をかってしまったのである。

昔から玄宗皇帝に仕えていた安禄山(あんろくざん)が、「このままでは国がおかしくなってしまう」と思うようになり、とうとう反乱をおこしてしまう。

これを「安禄山の乱」と呼ばれている。




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○傾国の美女「楊貴妃」はどうなってしまったのか?

安禄山は皇帝と楊貴妃、そして楊国忠を徐々に追い詰めていった。

そしてついに、楊国忠と楊貴妃を処刑することになってしまう。

皇帝はこの時、「悪いのは曽祖父である楊国忠だけ。楊貴妃は何も悪いことはしていない。」と楊貴妃をかばった。

安禄山は、それでは国民は納得しないと言う。

そこで仕方なく、楊貴妃に自殺する命令を下すことになった。
こうして楊貴妃は38歳という若さで亡くなってしまう。

乱が治まった後も、玄宗皇帝は生き続けたが、拘束されている状態であった。

皇帝は一日中、楊貴妃の似顔絵を眺めて過ごしていたという。

楊貴妃のように国を滅ぼししまうような美女は、「国を傾ける」ことから「傾国(けいこく)」と呼ばれ、楊貴妃は「傾国の美女」というようになった。

○まとめ

・楊貴妃は、古代・中国四大美女の一人とされ、クレオパトラ、小野小町と並んで、世界3大美女としても知られている。

・そんな楊貴妃が日本の山口県に、その墓が存在していると言われている。

・山口県長門市に、「楊貴妃の里」が存在している。

・公園には、楊貴妃が亡くなった年齢である38歳であったことから、高さ3.8メートルの石像も建てられている。

・楊貴妃を処刑をせずに、そっと小舟に乗せて楊貴妃を逃したという説がある。その小舟はやがて日本の山口県に流され、「楊貴妃の里」となった。

・皇帝を夢中にさせた楊貴妃である。

・皇帝は楊貴妃に夢中で政治を行うことをしなかった。
そして、「安史の乱」で楊貴妃は亡くなったとされている。




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