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うさぎの数え方で、昔はどうして1羽2羽と数えていたの?

十五夜(じゅうごや)の満月(まんげつ)の夜に、月でうさぎが餅(もち)をつくことや、「うさぎとかめの競争(きょうそう)」でも知られ、どちらも「うさぎ」が登場しています。

うさぎは動物(どうぶつ)なので、1匹(ぴき)、2匹(ひき)・・・と数えますが、ところが昔は1羽(わ)、2羽・・・と数(かぞ)えていたのです。





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今でも、うさぎは1羽、2羽・・・と数えることがあります。

この数え方は、諸説(しょせつ)ありますが、昔は仏教(ぶっきょう)の教えによって鳥(とり)以外の動物の肉(にく)を食べることが禁止(きんし)されていました。

そこで僧侶(そうりょ)たちは、うさぎは鳥の仲間(なかま)として、1羽、2羽・・・と数えるようにしていたという説が有力です。

○うさぎの名前の由来も関係している!?

うさぎの数え方が、どうして昔は1羽、2羽・・・と数えるようになったのかというと、うさぎの名前(なまえ)にも関係(かんけい)しているのです。

matome-naver-jp(写真:matome.naver.jp)

うさぎを鳥の仲間(なかま)とした根拠(こんきょ)については、長い耳が鳥の羽に似(に)ていることからとか、鳥の「鵜(う)」と「サギ」に分けられるから、などと言われている。

%e9%b5%9c_myfair-cocolog-nifty-com(写真:鵜(う)_myfair.cocolog-nifty.com)

%e7%99%bd%e3%81%84%e3%82%b5%e3%82%ae_blogs-yahoo-co-jp(写真:サギ_blogs.yahoo.co.jp)

この他に、うさぎを捉(つか)まえるときに、鳥と同じように網(あみ)を使っていたから、というものもあります。

どれもかなり苦しいこじつけのように思われますが、そこまでしても食べたいほど、うさぎの肉はおいしかったのでしょう。

現在では、うさぎを1羽、2羽、3羽・・・と数えることは少なくなり、1匹(ぴき)、2匹(ひき)、3匹(びき)・・・と数えることが一般的となっています。

○ペンギンはどうして1羽、2羽と数えるの?

ペンギンは飛べないのに鳥の仲間として、1羽、2羽・・・と数えます。

ペンギンは学説的(がくせつてき)には、鳥類(ちょうるい)として分類(ぶんるい)されているからです。

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ペンギンの骨格(こっかく)を調べると、鳥特有(とりとくゆう)の骨をもっています。

空を飛(と)べない鳥として分類(ぶんるい)されていますが、海の中を泳ぐことは、とても得意(とくい)としています。

web-aquarium-net(写真:web-aquarium.net)

ペンギンは空を飛ぶ代わりに、海の中を泳ぐために進化(しんか)したのだろうという説もありますが、本当のところは分かっていません。

この他に飛べない鳥としては、ニワトリも空を飛べない鳥として有名です。




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○クジラとイルカは人間と同じ哺乳類!

海の仲間として、クジラやイルカなどは、魚類(ぎょるい)ではなく、人間と同じ哺乳類(ほにゅうるい)として分類(ぶんるい)されているのです。

魚のようにエラで呼吸(こきゅう)しているのではなく、人間と同じように肺(はい)で呼吸している動物なのです。

だから、海に潜(もぐ)っても息(いき)をするときは、海面に出てきてクジラなどは頭頂部(とうちょうぶ)で潮吹(しおふ)きを行い、息継(いきつ)ぎをしています。

www-jalan-net(写真:www.jalan.net)

クジラやイルカの数え方としては、牛や馬などような動物と同じように、1頭(とう)、2頭・・・と数えます。

○イカやタコはどう数えるの?

イカやタコは、1杯(ぱい)、2杯(はい)・・・というように数えます。

ただし、生きているときは1匹、2匹・・・と数えるのです。

どうして1杯、2杯・・・と数えるのでしょうか。

由来としては、イカやタコなどを貝類(かいるい)の一種(いっしゅ)として、「貝(ばい)」と数えたことによるものとされています。

「杯(はい)」は、銅の部分が丸く、中に水などを注(そそ)ぎ込めるような容器(ようき)を表わしています。

イカの胴体も、イカ飯(めし)やイカ徳利(とっくり)などように、杯(さかずき)に似ていることから、「杯(ぱい)」と数えることになった言われている。

hideki-web-blog-jp(写真:hideki-web.blog.jp)

カニも、イカやタコのように1杯、2杯・・・と数えます。
それは、カニの甲羅(こうら)が丸く、容器(ようき)のような形をしていることに由来しています。

%e3%82%ab%e3%83%8b%e3%81%ae%e7%94%b2%e7%be%85_www-whako-com(写真:カニの甲羅_www.whako.com)

○まとめ

・うさぎは昔、1羽(わ)、2羽・・・と数えていた。

・昔は仏教の教えによって鳥以外の動物の肉を食べることが禁止されていたので、うさぎは鳥の仲間として、1羽、2羽・・・と数えるようにしていたという。

・長い耳が鳥の羽に似ていることから。

・鳥の「鵜)」と「サギ」に分けられるから、などと言われている。

・現在では、うさぎを1羽、2羽、3羽・・・と数えることは少なくなり、1匹、2匹、3匹・・・と数えることが一般的となっている。

・ペンギンは飛べないのに鳥の仲間として、1羽、2羽・・・と数える。

・ペンギンは学説的には、鳥類として分類されているから。

・ペンギンは空を飛ぶ代わりに、海の中を泳ぐために進化したのだろうという説もある。

・クジラやイルカなどは、魚類ではなく、人間と同じ哺乳類として分類されている。

・イカやタコは、1杯、2杯・・・というように数える。




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