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春の「運動会」が多い理由と「組み体操」が更に危険も!

秋の「体育の日」に行われている運動会だが、最近春に行う学校が増えてきている。

北海道では秋は気候が悪いという理由で、小学校で5月下旬から6月に行うようになっている。

運動会は、学習指導要領における「特別活動」であり、「健康で安全な学校行事」としている。




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○なぜ、春に「運動会」する学校が増えてきたのか?

10月と言えば、田舎では農作業の収穫で忙しい時期にあたる。
また会社では、公共の入札(主に土木・建設系)では、入札が終わって現場が動く(10月ー11月)が忙しい時期となってきている。

最近10月は、夏の残暑で「熱中症」にかかる子どもが、増えてきたせいか、秋の「体育の日」を避けて、春に行う学校も多くなってきているというのが一番の理由のようだ。

○「体育の日」の祝日が無くなるかも

10月に行われる運動会は、1964年(昭和39年)の東京オリンピックの開会式が行われた「10月10日」を祝日とし、1966年から始まった。

2000年から10月の第2月曜日を「体育の日」として、国民の祝日となっていった。

その近辺で各学校は「運動会」を催すことになっていきている。

しかし、その国民の祝日である「体育の日」に運動会をやらないと、国民の祝日の意味は無くなってしまうのではないか。
春に「運動会」を各学校が行うようになってきた場合、果たして「体育の日」を春に移動できるのか。

5月に移動した場合などは、ゴールデンウィークと重なり、5月は休日だらけになってしまうのではないか。そんな疑問も湧いてしまう。

ここで、秋の収穫の時期と同じで、5月も種まきの時期にあたり、これも忙しい時期となっている。




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○春に行う運動会が「組み体操」で事故が多くなるかも?

最近多くの学校の運動会や体育大会で行われる「組み体操」で、怪我や事故が多くなってきている。

matta-kita.info

(写真:matta-kita.info)

子どもたちが、何段にも積み上がる「ピラミッド」や「タワー」は、運動会では、花形の存在である。

しかし、その組み体操も安全とは言えない状態となり、「ピラミッド・タワー禁止」などの学校も増えてきている。
その中で全面禁止令を出したのは、大阪市教委で全国でも極めて異例の事態となった。

「組み体操」は、昔も今もさほど変わらないはず。
しかし、なぜこのような事故が多くなってきたのか。

大阪市教委は、昨年四つんばになって重なるピラミッドの高さは5段まで、肩の上に立って重なるタワーは3段までと制限する方針を打ち立てたばかりであったが、小中学校の運動会や体育大会で、7人もの骨折した児童がいたたため、全面禁止となったようだ。

この処置は当然と言えば、当然の処置と言えるものの、なんか寂しいように思える。

運動会の中で、組み体操はかなり難しい競技と言える。
その難しい競技であるがゆえに、仲間の支えがとても重要になってくる。

秋は比較的に、運動会の練習を行う期間があるが、これを春に行うと、4月に入学したばかりの1年生は運動会の練習をする期間が短すぎしてしまう。

また在校生も春休み、ゴールデンウィークが続き、運動会の練習も少なくなってしまう。

そん中で、運動会で「組み体操」を行うと事故も、今以上に多くなってくるのではないか。

また組み体操だけでなく、他の競技にも影響が出てきそうな気がする。

○まとめ

・「運動会」が秋から春に行う小中学校が多くなってきている。
・秋に行う「運動会」は、10月の収穫の時期と重なってしまう。
また子どもたちの「熱中症」が原因で、倒れる児童が増えている。
・春に「組み体操」を行うと、更に事故が増える可能性がある。

ここでまで、小中学校で行う「運動会」を通して言えることは、昔と違って、地球温暖化により10月の残暑が厳しくなり、「熱中症」になる児童が増えてきていることも事実として、受け止めなければならない。

その上で、春に行う運動会も、今後多くなってくると予想される。

みんなが揃って行う運動会は、今後も事故を無くして、楽しくやっていってほしいと願います。




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