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【デジャヴ】人生最大の失敗

皆さんは、誰でもが夢をみます。
中には、夢をみたことが無いという人もいますが、それは夢を見たことを忘れているだけです。
そんな中、夢を見たことが現実になった、いわゆる「正夢(まさゆめ)」とか「既視感(きしかん)」、「予知夢(よちむ)」など言われている。




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車でちょうど、急な下り坂を降りようとしていた。カーブに差し掛かったところで、突然人影が見えた。下り坂でスピードも出ていたのであろう。

このままでは追突してしまうと思い、とっさにハンドルを右に切ったが、左のドアミラーが服に引っかかり、人が倒れた。

少し車が進み、止まった。

その時、夢から覚めて「夢で良かった!」と悪夢をみたようで、なんだか気分が悪かった。
しかし、これが現実になろうとは思わなかったのである。

この話しは、信じられないと思うかも知れないが、これは私が昔経験した、実態験をもとにした実話である。

その後、この夢については忘れさられ、日常の生活を送っていた。
ある日、友人から飲み会に誘われた。
いけないこととは、思っていたが、車で出掛けてしまったのである。
友人と楽しく昔の思い出を語り、楽しい時間を過ごした。
2時間ほど飲んで、解散と言うことになり、なんだか物足りないような気がした。
解散後、私の内なる中で、もっと飲みたいという気持ちが沸き起こったのである。
その時の感情は、今までにない感じがした。
酒を飲んで車で運転?
どうしても飲みたい気持ちが大きくなり、車で出掛けてしまったのである。

魔が差す」という言葉が妥当である。

長い下り坂の後、近道をするため、脇の道に入り、急な坂道を下った。その時、坂の途中に右に曲がるカーブに差し掛かった、その時である人影が見えた。
スピードが出ていたせいか、このままでは、人にぶつかると思い、ハンドルで右に切って逃げたが、左のドアミラーに人の裾が引っかかり、人が倒れてしまった。

少し車が進み、ブレーキをかけて、止まった。

その時、前に夢で見たことをよみがえったのである。
この場面どこかで、見たことがある!」と。

その直後、男が私の車に勢いよく走って来るのが見えた。
その人は、私に向かって腕時計を指して「何時何分に交通事故発生」と言ってきたのである。

倒れたのは奥さんらしく、まだ路上に倒れている。
私もどうしていいのかわからず、公衆電話を探したが、見つからない。
どうしよう。このままではいけない。

男性の怒鳴る声が聞こえる。

私がお酒を飲んで運転したことを知り、更に荒い口調で私に怒鳴ってくるのである。
この付近に病院があることを、思い出した。

車に奥さんを乗せて、近くの病院へ行くことになった。
その時私が何でこんなことを言ってしまったのか、「車か汚れてしまう」というと、男性は更に口調を強めて叱咤したのである。

それから、車で近くの病院へと向かった。

病院では、夜と言うこともあり、かなり空いていたので、すぐに奥さんを診てもらうことができた。

奥さんは、非常に具合悪い状態であった。
私はとんでもないことをしてしまったと後悔した。

診察の結果は、軽症ということで一安心した。

ここで、交通事故の場合、保険は適用出来ないことを医者から伝えられた。
事故を起こしてしまった旦那から、警察に連絡するよう言われ、病院の公衆電話から警察に電話した。

私はまだお酒が残っていたので、非常にまずい状況であった。

警察は、今忙しくてすぐには対応出来ないとのこと。
怪我をした女性を病院で診てもらっていることで、警察は急ぐ様子はなかたった。
二時間ほどで行くと伝えられた。

被害者の旦那から、呼ばれた。

「今回のことをどう対応する?」と聞かれ、保険会社に連絡して、対応すると答えた。
男性は「保険会社の対応の他に、どう誠意をみせるんだ」と迫ってきた。

私は、その時「誠意」という意味が、分からなかった。

続けて、「警察には飲酒運転については黙っている。」と言われた。
またも「誠意をみせてくれ」と念をおされた。




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それから、自宅の電話番号、務め先の電話番号などを聞かれ、それに答えた。

それから、私はなんとか病院内の水飲み場を探した。そこで水を一杯飲み、酔い覚まそうとした。
それから診察室に戻り、被害者の奥さんは、まだ気分が悪いせいか下向きで元気な顔を見せない。

私は更に心配と不安になった。

そのうち警察が病院にきて、事故を起こした場所に、一緒に行くことになった。

事故の場所に到着して、現場検証が行われ、そこで事故にあった状況を説明した。

その時は既に、酔いが覚めていた。
被害者の奥さんの男性は、ただ黙って見ているだけだった。

ここで、交通事故による免許の点数であるが、人身事故の場合、診断の結果により違ってくるということである。

一週間以内の治療なら「軽症」、一週間~二週間では「中症」、それ以上は「重症」というこで、免許の点数も違ってくるという。

事故現場の検証が終わり、私たちはまた病院に戻った。
被害者の奥さんがいた。
お医者さんが言うには、一週間ぐらいの「軽症」ということになった。

このとき飲酒運転である「免停」は免れた。

非常に長い1日が終わり、家路を急いだ。

家に帰り、親はもう床についていた。

私はくたくたで、すぐに就寝した。

翌日起きて、昨日ことが夢でなっかことに、ショックを受けた。
夢ではなかったのか!

起きてから、母に交通事故を起こし、人に怪我をさせてしまったことを伝えた。
親も大変、ショックであった。

そのうち父親が家に戻り、母が今回の事件について話した。
私は父親に殴られるのでないかと、怖かった。

しかし、父親は「病院に連れて行って大丈夫なんだろう。」と軽い感じで答えた。
その後すぐに出掛けてしまった。

次に保険会社に連絡をした。
すぐに相手の連絡先に連絡して対応するとのこと。

ここで一通りの手続きは、済ませた。

日曜日に、お見舞いに行くため、お見舞品を買って行き、病院を訪れた。

すると怪我をした、女性はベッドにいなかった。
私は病院を探した。
すると他の患者さんと話しをしていた。

私を見るなり、病室のベッドに戻り、具合悪そう素振りを見せた。
そのうち、旦那と娘さん二人が病室に入ってきた。
私は心からお詫びした。
これが「誠意というものか。」と思った。

それからしばらくして、会社の方へ私宛に電話が掛かってきた。

被害者の奥さんの旦那であった。

話しは「誠意をみせてくれ!」というものだ。
保険会社には、連絡して任せてある。ことを伝えると口調を強めて「保険会社に任せるだけか?」と言ってくる。

私はその時初めて「誠意」という意味を悟った。
だから飲酒運転のことは黙っていたのだと。

私はすかさず「誠意って、お金ですか?」と問い合わせた。
相手ははっきり答えない。「まぁ、そういうこともある。」とだけで。

ここで、私はまた悟った。

はっきり金銭のことをいうと、恐喝罪になってしまうだと。
その場の話しは終わり、電話が切れた。

私に金銭のことを口にしたので、お互いの意思は確認したと見たのであろう。
会社まで、連絡してくるとは。

その後、保険会社を通して話し合いが行われ、相手の治療費、入院費、通院費など。
それと加えて、飲酒運転ということで、相手に10万円を支払うことで、示談をすることになった。

ここでの教訓は、当然飲酒運転はしてはいけないこと。
私が今回事故について大変反省しています。

しかし車の損害ならお金をでかたはつくが、人身の場合、非常に厄介だというとを、骨身にしみて知らされたのである。

皆さんもお酒を飲んでの運転は、決してしてはいけません。
他人を傷つけることは、もちろんその家族に大きな負担となってしまいます。
自分でも大きな負担も強いられてしまいます。

また、「予知夢」で私に何らかの危機をだれかが知らせてくれていたのであろう。
私がもっと真剣に「予知夢」を信じて、自制していれば防げたのかも知れない。
しかし、未来の出来事が自分に振りかかる災難であっても、実情を変えることは難しい。

どうしてか?

それは起こるとも分からない、不確かなものであるからだ。
不確かなもので人は行動に移せるのかは疑問である。
過去の経験において、予知夢をみて当たってきているという確信がないと、
注意深く行動することすら、難しいのではないでしょうか。




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