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世界最大の花火は直径800mもあった!

夏を夜空を彩る花火だが、世界最大級の花火は日本にあるのです。

新潟県小千谷市(おぢやし)の「片貝まつり」で行われる花火は、世界最大級である四尺玉が打ち上げられている。





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直径1.2メートルの四尺玉は、上空800メートルの高さまで打ち上げられ、夜空に咲く大輪の花の大きさは、なんと「直径800メートル」にもなるというのだから驚きである。

世界一の四尺玉花火(写真:世界一の四尺玉花火)

この祭りで四尺玉(120センチ)が初めて打ち上げられたのは、1985年で、世界一大きい花火としてギネスブックにも認定されている。

○花火は神社へのお供えものだった!

新潟県小千谷市の「片貝まつり」は、小千谷市にある「浅原神社」のお祭りで、秋季大祭のため、浅原神社に花火を奉納し打ち上げている。毎年9月9日と10日に行われている。

片貝まつり浅原神社秋季例大祭(写真:片貝まつり浅原神社秋季例大祭)

また浅原神社では、毎年12月31日(大みそか)から1月1日(元旦)にかけての年越しには、除夜の代わりに108発もの花火が打ち上げられるという。

www.marubishi-ht.com(写真:www.marubishi-ht.com)

花火は神社に奉納するお供えもので、お賽銭の代わりに花火を納めたことから、花火を打ち上げるようになったと言われている。

浅原神社 秋季例大祭(写真:浅原神社 秋季例大祭)

この他花火に関しては、花火の打ち上げの成功や無事を祈る「筒引き」や、まとい(竿の下に飾りをつけたもの)を使った演舞などが行われ、大会そのものが熱く盛り上がっている。




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○火薬の入れ方えで花火の模様が変わる!?

打ち上げの花火には種類があり、光のしっぽがついている丸いものを「菊」、しっぽがついていない丸いものを「牡丹」、創作花火を「型物」という。

woman.mynavi.jp(写真:woman.mynavi.jp)

花火玉の中には、「星」と「割薬」という火薬が入っている。
「星」は花火そのものの火薬のことで、空で見える形通りに火薬を入れるもの。
「割薬」は、花火を遠くに飛ばし、花火を開かせる役割をもっている。

www.omiyage.org(図:www.omiyage.org)

「型物」は、人のスマイル系やハートマーク、アニメのキャラクターなどたくさんの種類がある。

菊や牡丹は立体的で、どこから見ても同じ形をしているが、型物は紙に絵を描いたように平面的で、見る角度によっては、その形に見えないことがある。

最近では型物について研究が進んで、型物の花火でも立体的に見える型物も実現するようになってきている。

確実に見えるには、打ち上げ場所の正面の位置にいる必要がある。

○花火の色はどのように生み出されているの?

花火には様々な種類があり、一発だけでも色とりどりの光や形を見せてくれる。

花火は、硝酸カリウムや塩素酸カリウムなどを元に作られた火薬と、着色する物質、火薬の粉や煙を出す物質で構成されている。

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(写真:kangaeruhito.com)

このうち着色する物質としては、主に、赤く光るスチロンチウム、黄色く光るナトリウム、青色に光る銅、緑色に光るバリウムなどが使用されている。

そして煙を出す物質しては、白い煙を出す亜鉛や硫黄、黄色の煙を出すケイカン石などが使用されている。

○花火の人気ランキング

1位:「神奈川新聞花火」大会
開催日:毎年8月上旬に行われる。
約1万5000発の花を打ち上げ、迫力があって、きれいな花火を見ることができる。
神奈川新聞花火大会(写真:神奈川新聞花火大会)

2位:「みなとこうべ海上」花火大会
開催日:毎年8月上旬に行われる。
約1万発の花火で、4つのセクションに分かれ、テーマ別に設けられている。最後は感動のクライマックスは素晴らしい。
神戸市:第45回みなとこうべ海上花火大会(写真:神戸市:第45回みなとこうべ海上花火大会)

3位:「長岡まつり」大花火大会
開催日:毎年8月上旬に行われる。
日本三大花火大会の一つに数えられ、名物の正3尺玉が2回、計4回打つ上げられる。
打ち上げ数は2万発で、見どころ満載の花火大会である。
日本三大花火大会!「長岡まつり大花火大会」(写真:日本三大花火大会!「長岡まつり大花火大会」)

4位:全国花火競技大会「大曲の花火」
開催日:毎年8月中旬~下旬に行われる。
秋田県大仙市で行われる花火競技大会である。全国の花火師が競い合いコンクール形式で行われる。花火大会は昼の部と夜の部とで分かれている。
大曲の花火 第87回全国花火競技大会(写真:大曲の花火 第87回全国花火競技大会)

5位:「あつぎ鮎まつり」大花火大会
開催日:毎年8月上旬に行われる。
「あつぎ鮎まつり」の目玉として行われる神奈川県厚木市の花火大会で、スターマインの連発など、バラエティに富んだ花火大会である。必見は県下最大級のナイアガラは、迫力満点である。

花火(写真:あつぎ鮎まつり大花火大会)

○まとめ

・世界最大級の花火は、新潟県小千谷市の「片貝まつり」で、直径は800メートルとなる。ギネス記録にも認定されている。

・小千谷市の「片貝まつり」の花火は、「浅原神社」のお供え物として花火を奉納していた。

・火薬の入れ方によって模様が決まる。模様は「菊」、「牡丹」があり、その他に「型物」がある。

・花火の色は様々の種類があり、色とりどりの光や形を見ることができる。




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