世界遺産は３種類と「負の遺産」と呼ばれるものがある！
世界遺産には３種類あるってご存知でしたか。
世界遺産とは、人類にとって大きな価値のある建物や自然などを保護しようとする取り組みによって、選ばれています。
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文化遺産・自然遺産・複合遺産(文化遺産と自然遺産の両方の価値を持つも遺産)があります。
日本の文化遺産としては、「京都の文化財」や兵庫県の「姫路城」などがあります。
(写真：姫路城 matome.naver.jp)
自然遺産としては、青森県・秋田県の「白神山地(しらがみさんち)や鹿児島県の「屋久島(やくしま)などがあります。
(写真：白神山地 find-travel.jp)
世界遺産は、１９７２年のユネスコ総会で世界遺産条約が採択された。世界遺産リストに登録された、遺跡、景観、自然などの人類にとって普遍的な価値を持つものを遺産として残すことになっています。
(図：ユネスコ www.eonet.ne.jp)
実は他の選び方とはちょっと違う遺産があるのです。
それは「負の世界遺産」と呼ばれている遺産があります。
○「負の世界遺産」ってなに？
「負の世界遺産」とは、人類が犯した過ちの出来事を二度と犯さないようにと戒めのために遺産として残すものです。
実は「負の世界遺産」は、ユネスコが公式に分類している遺産ではなく、日本国内で使用されている用語になります。
先ほどの「京都の文化財」や鹿児島県の「屋久島」などは「正の遺産」と呼ばれ、広島の「原爆ドーム」などは「負の遺産」と呼ばれています。
(写真：広島・原爆ドーム matome.naver.jp)
人類の過ちを記録に残す「負の世界遺産」には、「原爆ドーム」やポーランドの「アウシュビッツ強制収容所」などがあります。
原爆ドームは人類が初めて原爆によって破壊され被害のあった建物となります。
アウシュビッツ強制収容所は、ナチス率いるドイツが、ユダヤ人殺害のために設けられた施設です。
(写真:アウシュヴィッツ収容所 blog.livedoor.jp)
このように、負の世界遺産とは人類が忘れてはならないい「あやまちの記録」として、後世に残すものになります。
○日本の「富士山」は、どうして「世界自然遺産」じゃないの？
日本で一番高い山は「富士山」(標高3,776メートル)ですが、どうして「世界自然遺産」ではなく、「世界文化遺産」なのでしょうか。
(写真：富士山 english.cheerup.jp)
古くから富士山は、人々に親しまれ、最も美しい山として毎年多くの観光客が富士山を登山する人も多い。
しかし昔から富士山は、ごみの問題、山小屋のトイレ問題、マイカー規制問題、山頂所有権問題が取りざたされおり、世界遺産の登録が見送られいました。
２０１３年６月２２日に、ユネスコは「富士山」(山梨県、静岡県)の「世界文化遺産」登録が決定されました。
「世界自然遺産」の登録が難しいと判断した日本は、信仰の対象と芸術の源泉ということで、「世界文化遺産」として、ユネスコに申請していたのです。
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○広島の原爆は本当に必要であったの？
第二次世界大戦をおこした、ドイツやイタリアなどが降伏する中で、日本は降伏にしなかったこと、旧ソ連が日本に降伏しようと北海道から南下してきたことを受けて、アメリカが抑止力として、原爆を落としたとされています。
しかし、広島に落とされた原爆はウランを使用したものですが、長崎に落とした原爆はプロトニュームとされています。
これはアメリカが原爆実験をした様相もあると考えられている。
また実際に世界でも初となる「原爆」が必要であったのか、日本が降伏するのは時間の問題であったのは事実です。
このように、日本の過ちを忘れないように「原爆ドーム」は必要になります。
○まとめ
・世界遺産には、文化遺産・自然遺産・複合遺産の３種類がある。
・日本の世界遺産には、「京都の文化財」、「兵庫県の姫路城」、「秋田県の白神山地」、「鹿児島県の屋久島」などがある。
・世界遺産は１９７２年ユネスコ総会にて「世界遺産条約」が採択された。
・世界遺産には、「負の遺産」と呼ばれるものがあり、広島の「原爆ドーム」やポーランドの「アウシュビッツ強制収容所」などがある。
・日本の「富士山」は、世界自然遺産ではなく「世界文化遺産」としてユネスコに登録された。
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