保育園と幼稚園どっちがいいの?
最近都内では、「待機児童問題」が深刻化して、国会でも取り上げられ、都知事選でもこの「待機児童問題」は一つの焦点となっている。
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152市町村で待機児童数は減少傾向になってきているが、「隠れ待機児童」は逆に年々増加傾向にある。
都内では、近くの公園をつぶして保育園を建てる計画案もあるようだが、市民の反対になっているのも現状である。
2015年に行った国勢調査の結果、日本の総人口は1億2,711万人で、5年前の調査から約95万人減少しているにもかかわらず、都内の待機児童は、依然問題となっている。
東京都の人口は1,329万人と平成9年以降増加傾向となっており、都市部の一極集中型となっているのも「待機児童問題」を深刻化している。
○保育園と幼稚園の違ってなに?
保育園と幼稚園の最大の違いは、保育する時間帯が違うということが一番にあります。
保育園は、8時ごろ~16時ごろまで8時間ほど、子供を預けることができるが、幼稚園の場合は、9時ごろ~14時ごろと一日の標準保育・教育時間は4時間程度となっている。
また、年齢対象も保育園の場合、0歳から入園することができるのに対し、幼稚園は3歳からとなっている。
この違いについては、保育園と幼稚園の国が管轄するところが違うということも起因している。
幼稚園は、文部科学省が管轄しているので、保育と教育が主になる。
一方で保育園は、厚生労働省が管轄しているので、子どもを保育することが主になっている。
(表:benesse.jp)
また費用の面にも違いがあり、幼稚園の場合は、公立と私立で違いはあるものの、年収に応じて補助金がでるところもある。
保育園は、課税により市区町村が保育料を決定しているので、補助金などはない。
保育園に入れる条件の一つに、両親が共働きであることや、親の介護によって働けない状況であった場合も、入園する条件となっている。
ここで、隠れ待機児童へと繋がっていくことになる。
子どもにとって、3歳から親を離れて同じ年代の子と遊ぶことは、将来において、とても大切な時期です。
(イラスト:www.tohmaho.com)
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○子どもを幼稚園と保育園に通わせた経験では!?
ここで余談ではありますが、私には2人の子どもがいます。
上の長女は都内の幼稚園へ入園させていましたが、子供が小学校に上がるのを機に、田舎に引越しをしました。
2人目の子どもは、地元の保育園に通わせることにしました。
幼稚園は、朝9時ごろに幼稚園に行き、午後2時には迎えにいくことになります。
水曜日は午前のみとなっていて、幼稚園に送っていったかと思うとすぐに迎えに行くことになり、時間が非常に短いことになります。
また幼稚園は休みが多いことにもあります。
年末年始休、ゴールデンウィーク、夏休み、お盆休みなどは、休みが長いところもあります。
幼稚園の場合は、教育することが目的にあるため、ひらがなを覚えたり、工作をしたり、いろいろな勉強もしていました。
中には英語教育もやっているところもあり、小学校と似ているところがあります。
保育園に通わせている2人目の子どもは、保育する時間は長いのですが、保育することが目的であるため、よく遊びます。
お昼寝や、おやつの時間があるなど、やることは家と似ていることろがあります。
幼稚園のように目的をもって、勉強することもないので、運動会などの発表の際は、少し出来上がりの違いを感じます。
また保育園は、保育する時間が長いことと、休みが短いことがあります。
保育する時間が長いと共働きの親には、助かるもので、なんと言っても、自分の時間も持てるというのも特徴となっています。
どちらを選ぶかは自由ですが、子供の将来を考えれば集団生活は必要なものです。
また親が働きに出ている場合は、保育してくれるところがあれば、安心して働くこともできます。
しかし、保育する人の質も重要視しなけば、今後幼児の虐待などの目にあうこともあるでしょう。
保母さんの給与をいくら改善しても、大切な子どもを守ることはできません。
私自身、仕事の関係で単身、残ることになりました。
二重生活はつらいものもありますが、子供のことを考えれば、それが一番良い方法と考えての決断でした。
○まとめ
・都内では「待機児童問題」が深刻化しいる。
・152市町村で待機児童数は減少傾向にあるが、逆に隠れ待機児童は年々増加している。
・東京都は平成9年以降増加傾向で、都市部の一極集中型が待機児童の原因となっている。
・保育園と幼稚園の最大の違いは、保育する時間帯が違うこと。
・保育園は、8時ごろから17時ごろまで、幼稚園の場合は9時~14時と一日の保育時間が違う。
・保育園は、厚生労働省が管轄し保育することが目的となっている。
・幼稚園は、文部科学省が管轄し小学校と同じで、保育・教育することが目的となっている。
・保育園の入園条件に、両親が共働きであることや、親の介護によって働けない状況であった場合となっている。
・子どもは、親を離れて同じ年代の子と遊ぶことは、将来において、とても大切な時期。
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