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トイレ文化を変えた「ウォシュレット」は初め日本人が発明したの!?

日本に来た外国人の多くが、トイレに行ったときに「あることに」驚かされるそうです。

それは、大便(だいべん)をした後に「シャーッ」と、お尻をお湯で流してくれるトイレが、いろいろなところに置いてあることです。





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初め外国人も戸惑うものですが、一度使ってみると、ちょっぴりくすぐったいものですが、お尻をきれいに流せるのは、やっぱり気持ちがいいものです。

外国人でも購入する人も多いと聞きます。

○快適に使えるトイレを目指した日本企業

このトイレを「温水洗浄便座」で、通称「ウォシュレット」と言いますが、実は日本の会社が、最初につくったものなのです。

トイレットペーパーで、何度もお尻を拭くよりは、お尻をお湯で流して汚れを落とすので、きれいになります。

最近では新型の新幹線には、ウォシュレットが備え付けられています。

%e6%96%b0%e5%b9%b9%e7%b7%9ae7%e7%b3%bb(写真:新幹線E7系のトイレ)

また痔などで悩んでいる人や、体が不自由な人にとっても、スイッチ一つでお尻を流せるわけですから、とても便利です。

特にその名を有名にしたのが、1980年6月から販売された、TOTOのが「ウォシュレット」として販売しました。

1964年、アメリカの会社が「ウォッシュ・エア・シート」というトイレ用品をつくっていました。

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これは、お尻に病気がある人のためにつくられたもので、トイレの便座の上に置いて使うものでした。

これを見たTOTOの人たちが、これなら日本でも売れるだろうと考えて生まれたのが「ウォシュレット」なのです。

なぜなら、私たち日本人は、世界でも一番と言っていいほどお風呂好きで、つまりきれい好きということになります。

うんちの後でも、お尻をきれいにできる機械があれば、きっと多くの人に喜ばれると考えたのです。

さらにウォシュレットには、お尻を洗うだけでなく、もう一つ便利な機能も加えることにしました。

それは「暖かい便座を組み合わせる」ということです。

冬の寒い日に、冷たいトレイの便座に座るのは、とてもつらいものです。

それがポカポカのトレイの便座なら、快適に済ませることができます。

これに似たものを、タイのトイレで見たことがあります。

トイレの便座の横にに、シャワーのようなものが取り付けられています。

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このシャワーのようなものを使って、それをお尻にあてて、お尻を洗うものになっています。

しかし、そのシャワーの水は冷たいもので、冷(ひや)っとしてしまいます。

また水が飛び散り、トレイの便座(べんざ)などが濡(ぬ)れてしまい、後からトイレに入った人は、便座を拭(ふ)いてからでないと使うことが、できないものです。

その点ウォシュレットは、自動でお尻を流してくれるので、便座はきれいなものになっています。




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○時代に合わせたトレイを便利にした!

このウォシュレットを開発当初は、大変苦労したそうです。

例えば、人によってお尻の穴の場所が違うもので、またお尻を流すお湯の温度も、人によって熱かったり冷たかったり、感じ方がいろいろなのです。

そこで、TOTOで社内の人たちに協力してもらい、どこに向けてお湯を出せばいいのか、また、ちょうど良い温水の温度なども、実際に試しながら決めていったのです。

中には、特に女性は実際にそのようなことをするのは、いくら会社のためとは言っても、恥ずかしいものだったのです。

しかし、ウォシュレットの開発担当者の熱意に共感され、協力してくれるようになり、TOTOの全社員のデータを採ることができたのです。

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こうしてトレイの開発が進み、発売が開始された「ウォシュレット」は、今では日本の各家庭に取り付けるほどになりました。

昔、車はほとんどがMT(マニュアル)車が主流でした。
人々は、便利なAT(オートマ)車には、見向きもしていません。

それならまだしも、オートマに乗っている人を、「年寄りが乗る車」だと非難する人もいました。

しかし、今ではオートマ車に乗る人がほとんどです。

トイレのウォシュレットも、発売当初は、そんな物必要ないと考えている人がほとんどでした。

使ってみると、こんな便利で気持ちの良いものはありません。

家庭では便利なウォシュレットですが、公共施設、特に学校などは当然ウォシュレットなどありません。

その場合、昔ながらのお尻を拭くことを教えて、やらやらなければなりません。

ウォシュレットは、お湯の強さを変えられたり、臭(にお)いがすぐに消える機能を加えたりするなど、ウォシュレットはどんどん進化していきました。

またウォシュレットは、洗う機能だけではなく、環境問題についても、トイレの後に水を流す水や、トイレットペーパーを少なくしています。

このように大ヒット商品を生みだすヒントは、生活の中のいろいろなところに隠されているものなのです。

○まとめ

・「ウォシュレット」は、実は日本の会社が、最初につくったもの。

・トイレットペーパーで、何度もお尻を拭くよりは、お尻をお湯で流して汚れを落とすので、きれいになる。

・痔などで悩んでいる人や、体が不自由な人にとっても、スイッチ一つでお尻を流せるわけですから、とても便利である。

・1980年6月から販売された、TOTOのが「ウォシュレット」として販売した。

・1964年、アメリカの会社が「ウォッシュ・エア・シート」というトイレ用品をつくって販売していた。

・これを見たTOTOの人たちが、これなら日本でも売れるだろうと考えて生まれたのが「ウォシュレット」である。




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