妖怪・ゲゲゲの鬼太郎の生みの親「水木しげる」とはどんな人物だったの！？
テレビで妖怪と言うと、「妖怪ウォッチ」ではないでしょうか。
いろいろな妖怪を登場させ、今ある行動や考えは妖怪のしわざであるということになっています。
妖怪ときくと、一昔の世代では「ゲゲゲの鬼太郎」を思い出す方も多いのではないでしょうか。
スポンサードリンク
妖怪マンガの人気作品として、何度かテレビアニメや映画になった「ゲゲゲの鬼太郎」は、妖怪のイメージを世間に浸透させ、「妖怪マンガ」を一つのジャンルとして確立されている。
その作者である「水木しげる」とは、どんな人物だったのでしょうか。
ＮＨＫ連続テレビ小説で、「ゲゲゲの女房」が話題となり、水木しげるの女房が主役となり、テレビドラマ化され、２０１０年に映画化、２０１１年には、舞台化されました。
○ゲゲゲの鬼太郎の生みの親「水木しげる」
水木しげる(本名：武良 茂)は、日本のマンガ家。
鳥取県境港市出身で、紙芝居作家時代に、兵庫県神戸市で経営していたアパートの「水木荘」から、ペンネームとして名づけた。
(水木しげる – 出典：Wikipedia)
代表作「ゲゲゲの鬼太郎」「河童の三平」「悪魔くん」などのマンガを発表し、妖怪漫画の第一人者となった。
茂の近くには、「のんのんばあ(景山ふさ)」と呼ばれる おばあさんが住んでいて、茂はこの「のんのんばあ」から聞く、妖怪話や不思議な世界の話を聞くのが大好きだった。
(のんのんばあとオレ – 出典：Wikipedia)
その後、妖怪の話をたくさん書くきっかけとなった。
小さい頃の茂は、遊ぶ・食べる・寝るのも大好きな少年だった。
「天才少年画家」として記事が載ったほど、絵を描くことが得意な子だった。
学校を卒業してからは、本格的に画家を目指し、大阪で働く。
しかし、１９４３年、夜間中学３年生のときに、兵隊として戦争にかり出されてしまう。
そして太平洋戦争下でニューギニア戦線・ラバウルなどに出征し、過酷な戦争体験を重ね、米軍の攻撃で左腕を失ってしまうことになった。
戦争が終わっても、茂は片腕を失い、生活も苦しかったため、画家の夢をあきらめなくてはならなかった。
しかし、そのことを後にこうふり返っている。
「戦争で片腕を失っても絶望なんてしなかった。だって生きてるんだから。」と言っている。
(水木しげるさん_出典：毎日新聞)
そして茂は、絵やマンガの仕事をするために神戸へ行くことを決めた。その頃住んでいたアパートが「水木荘」であったので、「水木しげる」というペンネームをつけた。
スポンサードリンク
○好きなことを仕事に！好きな力を信じなさい！
それから東京に出た茂は、お金を稼ぐためにさまざまな苦労をしながらも、ようやく１９５８年に貸本マンガ家としてデビューを果たすことができた。
そして、両親のすすめで１９６１年に、「飯塚布枝」と結婚する。
(水木さん、妻・布枝さん_出典：ORICON NEWS)
２００８年に布枝は、夫婦で歩んできた生活を描いた手記「ゲゲゲの女房」をまとめた。
この作品は、２０１０年にＮＨＫの連続テレビ小説として大人気となり、映画や芝居にもなった作品である。
(ゲゲゲの女房_出典：アメーバブログ)
茂は、得意とする妖怪や精霊の世界を描いた「ゲゲゲの鬼太郎」「悪魔くん」「河童の三平」を描いてテレビや映画でも大ヒットとなった。
(ゲゲゲの鬼太郎 – 出典：Wikipedia)
これらが大ヒットすると、妖怪マンガ家として、「水木しげる」は、大人気作家の仲間入りを果たすことができた。
「悪魔くん」がテレビドラマとなり、１９６８年に代表作「ゲゲゲの鬼太郎」を初めてテレビドラマ化されたことで、「水木しげる」の名はテレビを通して全国に知れ渡ることになる。
(悪魔くん – 出典：TOEI ANIMATION)
またその頃から茂は「妖怪研究家」として活動を始め、子ども向けの妖怪図鑑など、たくさん製作するようになっていった。
茂は次のようなことを言っている。
好きなことを仕事にすると、こんなにも楽しい。
「好きの力」を信じなさい。
これは長年マンガ界と妖怪研究の世界で活躍したきた茂に対して、ある賞が贈られたとき、茂が語った言葉である。
「好きな力」は、あなたは持っていますか？
好きなことが仕事になれば、あなたは「好きな力」で、どんどん人生が変わっていくことでしょう。
○まとめ
・妖怪マンガ「ゲゲゲの鬼太郎」の作者は、「水木しげる」という人物である。
・水木しげるの本名は武良茂で、アパートの「水木荘」から、ペンネームとして名づけた。
・水木しげるの代表作「ゲゲゲの鬼太郎」「河童の三平」「悪魔くん」などがある。
・茂は、戦争下で、米軍の攻撃で左腕を失う。
スポンサードリンク