女性のファッションを生みだした「ココ・シャネル」とはどんな人だったの！？
「シャネル」というブランドで、女性のための香水(こうすい)やファッション性のある洋服などの商品を扱うことで有名です。
スポンサードリンク
あなたも一度は「シャネル」という言葉を、聞いたことあがあるのではないでしょうか。
そのブランドをつくったのが「ココ・シャネル」という女性です。
また彼女は、女性としてとても強く女性のために尽くした人物でもあるのです。
一番に「女性は、こうであるべき」と、弱い女性ではなく強い女性として教えてくれたのです。
○「ココ・シャネル」とはどんな人だったの？
ココ・シャネルは２０世紀に活躍したフランスのファッション・デザイナーで、ファッションブランドである「シャネル」の創業者です。
(ココ・シャネル_Wikipedia)
１２歳のときに母を亡くし、父にも捨てられ、孤児院(こじいん)や修道院(しゅうどういん)で暮らすことになります。
当時は田舎(いなか)で、針子(はりこ)として、働いていました。
１８歳で孤児院を卒業してからは、当時付き合いだした将校(しょうこう)に連れられ、グラン・カフェで歌手(かしゅ)になりたいと思うようになったのです。
そこでは、「ココ」という愛称(あいしょう)で知られていていました。しかし、歌手として目指していましたが、オーディションを受けるも落選(らくせん)ばかり、芸能界(げいのうかい)への道をあきらめました。
その後、まず洋服(ようふく)の仕事を始めます。
当時女性の服装(ふくそう)はとても窮屈(きゅうくつ)で動きにくく、また着替(きがえ)えにくいものでした。
下着(したぎ)で体をしめつけるコルセットで動きにくく、飾(かざ)りをたくさんつけたドレスが主流(しゅりゅう)でした。
(Der Liebling)
靴(くつ)はかかとの高いヒールで、さらに羽のついた帽子(ぼうし)をかぶっていました。
それが当時の女性のファッションとなっていたのです。
シャネルは、「もっと動きやすい服はないものか」と考えていました。
しかし、シャネルの求める服は、どこにも売っていません。
そこでシャネルは、男性の服を借りて、女性の服と組み合わせたり、飾りのないすっきりした帽子を自らつくり、人とは違うおしゃれをしていました。
女性の中でも、今のファッションがいいとは思っていませんでしたが、当時のファッションがそういうもので、それしか売っていなかったのです。
シャネルが軽快(けいかい)な服装で町を歩いていました。それを見た女性たちは、「私におしゃれな帽子をつくって」と言われるようになっていったのです。
１９１０年に、パリのカンボン通り２１番に「シャネル・モード」という名で、小さな帽子の店を開きます。
(シャネル_world culture very)
この店の開業には、イギリス人青年実業家のアーサー・カペルの開業資金の援助によるものでした。
シャネルのつくる帽子は、すぐに人気となりました。
○女性を窮屈な服装から解放させる！
それからシャネルは、ピアリッツに「メゾン・ド・クチュール」で洋服店を開きます。
しかし、世界第一次大戦が始まっていました。
戦時中に動きにくい服をきて仕事をするのは、窮屈(きゅうくつ)で邪魔(じゃま)で仕方ありません。
１９１６年コレクションの発表で大成功を収めます。ジャージ素材を取り入れたドレスが話題(わだい)となったのです。
(zachary’s smile)
シャネルが登場で、女性の服がそれまでとはガラリと変わったのです。
スポンサードリンク
○シャネルは「香水」でも成功する！
１９２１年、シャネルは本店をカンボン通り３１番に拡張していきました。そこで、シャネル初の香水「No.5」、「No.22」を発表します。
(シャネルNo.5_Wikipedia)
この頃、シャネル同(おな)い年のマリー・ローランサンに自分の肖像画を描いてもらいますが、彼女はその肖像画は気に入らなかったのです。
(マリー・ローランサン_www.geocities.jp)
１９２４年、模造宝石(もぞうほうせき)を使ったジュエリーを発表し、同時期に、後の「シャネル・スーツ」として発表し、女性のスーツの原型(げんけい)が、つくられました。
(シャネル・スーツ_High-Brands.com)
○シャネルは一時ファッション界で沈黙！
その後、４０００人を抱える大企業に成長しましたが、過酷(かこく)な労働条件(ろうどうじょうけん)に、労働者(ろうどうしゃ)はストライキを行い、労働者とシャネルの間で対立することになります。
シャネルは、一部の店舗(てんぽ)を残し、すべてのビジネスを閉鎖(へいさ)し、一時(いちじ)引退(いんたい)することになります。
第二次政界大戦の１９４５年に、スイスに亡命(ぼうめい)をすることになります。
その後シャネルは、フランスのファッション界で沈黙(ちんもく)を守ることになったのです。
その後、１９５４年にパリに戻り、ホテル・リッツに住まいを構え、ファッション界に復帰(ふっき)を果(は)たします。
その頃アメリカでは、ウーマンリヴ運動の社会進出がめざましかった時代となっていました。
シャネルは熱狂的(ねっきょうてき)な女性に受け入れらていきました。
翌年シャネル・スーツとして、発表します。
アメリカで「過去５０年間でもっとも大きな影響力(えいきょうりょく)を与えたファッションデザイナー」として、オスカー賞を受賞することなったのです。
それからシャネルは、それまで「人形のように着飾(きかざ)った服ではなく、自由に動ける服装をつくる精神」が、アメリカで受け入れたのです。
シャネルは、女性のファッションに活動できるようにし、自由を求める女性の気持ちとあったのでしょう。
○まとめ
・「シャネル」というブランドで、女性のための香水やファッション性のある洋服などの商品を扱うことで有名である。
・そのブランドをつくったのが「ココ・シャネル」という女性。
・ココ・シャネルは２０世紀に活躍したフランスのファッション・デザイナーで、「シャネル」の創業者である。
・シャネルは、「もっと動きやすい服はないものか」と考えていた。
・１９１０年に、パリのカンボン通り２１番に「シャネル・モード」という名で、小さな帽子の店を開く。
・シャネルのつくる帽子は、すぐに人気となった。
・シャネルが登場で、女性の服がそれまでとはガラリと変わった。
・１９２１年、シャネル初の香水「No.5」、「No.22」を発表した。
・アメリカでは、ウーマンリヴ運動の社会進出がめざましかった時代に、シャネルは熱狂的な女性に受け入れらていった。
スポンサードリンク