奴隷解放の父と呼ばれるエイブラハム・リンカーン
皆さんは、アメリカで最も尊敬され、慕われている大統領はご存じだろうか。
アメリカの大統領と言えば、今でも一番に名前があがるのが、「エイブラハム・リンカーン」である。
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アメリカの５ドル紙幣の肖像画にもなっている。
(エイブラハム・リンカーン – 出典：Wikiwand)
リンカーンは、南北戦争中、連邦軍と戦っていた南部連合の支配する地域の奴隷たちに、解放を命じ宣言したことでも有名である。
これにより奴隷たちは開放され、これをきっかけに合衆国で奴隷解放運動が各地で盛んに行われるなった。
奴隷解放宣言は、２部に分かれ配布され、１８６２年に１部は予告版として発布され、その１年後の１８６３年に２部で正式に宣言している。
○アメリカの偉大な大統領の一人であるリンカーン
エイブラハム・リンカーン(Abraham Lincoln)は、アメリカ合衆国の大統領であり、弁護士でもあった。
(エイブラハム・リンカーン – 出典：Wikipedia)
弁護士からイリノイ州議員、上院議員を経て、１８６１年に第１６代アメリカ合衆国の大統領に就任した。
リンカーンが大統領になった時代は、アメリカの南北戦争が行われ、不安定な時代であった。
そん中で、大統領に候補する者もわずかで、リンカーンは必然的に大統領となった。
歴代ののアメリカ合衆国大統領のランキングにおいて、「もっとも偉大な大統領」の一人に挙げられている。
リンカーンはアメリカのケンタッキー州ラルー郡にある、シンキング・スプリング農場に建てられた、小さな丸太小屋で生まれた。
(丸太小屋_出典：audrey504.blog.fc2.com)
家は貧しく、リンカーンは子どもの頃から働かなければならなかった。
リンカーンが大人になると、川で荷物を運ぶ仕事をしたり、お店を開いて商売をしたりと、生活のためにいろいろな仕事をした。
ある日お客さんから、お金をもらい過ぎたことに気づいたリンカーンは、長い距離を歩いて正直にお金を返しに行ったこともあったと言う。
○政治家になる夢を追い求めたリンカーン
リンカーンは「政治家になって人々の役に立ちたい」という大きな夢があった。
政治家はアメリカ人全員のために政治をしなければならないというのが、リンカーンの信念だった。
リンカーンは仕事で失敗しても、選挙で落選しても、夢をあきらめなかった。
そのかたわらで、一人で法律を勉強して弁護士になった。
それから地方の議員に当選し、下院議員となり、だんだん活躍する場を広げていった。
そして１８６１年、リンカーン５１歳のときに、ついにアメリカ合衆国の第１６代大統領に選ばれることになる。
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○奴隷解放でアメリカを一つに！
リンカーンが大統領になった時代は、アメリカは大きな問題を抱えていた。
当時アメリカには、奴隷と呼ばれる人たちがたくさんいた。
この人たちは、アフリカから奴隷として連れてこられ、まるで物を扱うようにお金で売り買いされ、働かされていた。
(アメリカの奴隷_出典：Goo ブログ)
大統領に就任したリンカーンは、この奴隷制度に反対していた。
すると、これからも奴隷を使っていきたいと思っている南部の人たちと、奴隷制度に反対する北部の人たちとの間で、対立が起こるようになった。
そして間もなく、南部と北部との間で、南北戦争が起こった。
この戦争は４年間続いたが、リンカーンが率いる奴隷制度に反対する北部が勝利した。
これでアメリカは一つの国に戻り、奴隷たちは自由になった。
戦争が終わってから５日後の夜、リンカーンは奥さんといっしょに芝居を観にいった。
そこに突然の銃声が響き、リンカーンは頭の後ろを撃たれてしまう。
(リンカーン大統領暗殺_出典：ww5.tiki.ne.jp)
リンカーンは、すぐに病院に運ばれたが、翌朝亡くなってしまう。
犯人は奴隷解放に反対する者が行った犯行であることが、後に分かった。
「人民の、人民による、人民のための政治」
これは、戦争中にリンカーンが「ゲティスバーグ演説」での一言は有名である。
(リンカーンの演説_出典：YouTube)
しかし、その理想を実行されることなく、命を落とすことになってしまった。
しかしその言葉は、今でも多くの人に影響を与え続けている。
○まとめ
・アメリカの大統領と言えば、今でも一番に名前があがるのが、「エイブラハム・リンカーン」である。
・リンカーンは、奴隷解放を宣言したことでも有名である。
・１８６１年、リンカーン５１歳のときに、ついにアメリカ合衆国の第１６代大統領になった。
・当時、アメリカは南部と北部との間で、南北戦争が起こった。
・戦争が終わってリンカーンは奥さんといっしょに芝居を観にいったとき、リンカーンは頭の後ろを撃たれてしまう。
・「人民の、人民による、人民のための政治」はリンカーンの言葉で有名である。
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