人間ドックのドックって何？費用はいくらかかるの？
人間ドックは、身体の各部の精密検査を受けて、普段気がつかない病気や健康などをチェックするものです。
会社などで行われる健康診断は、労働安全衛生において、一年に一回以上、定期的に行うことを義務付けていますが、一方で人間ドックは法的な決まりはありません。
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一般的に健康診断と比べ人間ドックは、より専門的な検査になり検査項目も多くなります。
総合的に精密検査を受けたい方は、任意で受診を行うことができます。しかし、健康保険の対象外となることが多い。
この人間ドックの検査で、今まで気がつかなかった病気が分かったり、早期のがんなどが見つかったケースも多いものです。
会社によっては、３５歳以上や４０歳以上で、人間ドックを勧めている。
人間ドックにかかる費用は、一般的に２万円～５万円程度となります。
ＣＴスキャンやＭＲＩなどの専門ドックを追加していくと、１０万円を超えることもあります。
受診に際しては、自己負担となりますが、加入している健康保険組合によっては、年齢(３５歳以上あるいは４０歳以上)などの条件を満たせば、一定額の補助を受けることもできます。
○そもそも「人間ドック」の「ドック」って何？
船は長い航海をして港に戻ってくると、船底には貝がらが付いていたり、船底が剥がれていたりするので、貝がらを取ったり、ペンキを塗ったりします。
また船のエンジンを分解して点検する必要も出てきます。
そのように船を点検し修理をする人たちがいます。
ドックとは、船を修理する建造用の施設「dock(ドック)」のことで、船の点検・修理をするために入る場所として、名付けられたとされています。
(写真：横須賀で乾ドック入り_www.youtube.com)
決して犬のドックとは一切関係はありません。
日本における生活習慣病検診は、１９５３年に社団法人ライフ・エクステンション研究所付属永寿総合病院が、初めて行ったとされています。
短期入院を伴う人間ドックは、その翌年１９５４年７月１２日に保険機構が開始されている。
その日を記念して、７月１２日は「人間ドックの日」となっています。
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○人間ドックと健康診断の違って何？
人間ドックと健康診断の違いについては、検査項目の数が違うことになります。
・健康診断
健康診断は、糖尿病や高脂血症などの生活習慣病リスクに関する検査が中心で、検査内容は簡単なものが多く、検査時間も少ない。
主な検査には以下のようなものがあります。
①血液検査・・・血糖値や赤血球などを計測し、糖尿病などを調べます。
②身体測定・・・主に体重などを調べて大幅な増減がないかチェックします。
③胸部Ｘ線・・・肺や心臓についての検査となります。肺炎などの病変がないか確認します。
④肝機能検査・・・黄疸や肝硬変などのリスクがないかチェックします。
⑤糖尿検査・・・尿や血中の糖分をチェックし、糖尿病リスクをチェックします。
・人間ドック
人間ドックは大きく分けて、「基礎ドック」と「専門ドック」の２つに分類されます。
(写真：人間ドック_kawaguchi-mmc.org)
①専門ドック
健康診断よりも検査項目が多く、生活習慣病に関わる項目が中心となります。
②専門ドック
人間ドックでも、ある特定の病気を診るために検査を行います。
がんドック、脳ドック、レディースドック、心臓ドックなど死亡リスクが高いものを積極的に検査します。
これらは、任意に選択することになります。また受診費用も異なり、検査の内容によっては、検査入院をすることもあります。
○人間ドックって、必ず受けなければならないの？
自分は元気だと思っていても、ときどき人間ドックを受診することをお勧めします。
人間の身体の臓器は、よく「沈黙の臓器」と呼ばれ、知らないうちに、がんなどが進行していることもあるからです。
(写真：肝臓】ある日突然やってくる_matome.naver.jp)
人間ドックを受けて、初めてがんなどの早期発見された事例は多く耳にします。
しっかり検査してもらうには、検査入院して、時間をかけてチェックしてもらうことが必要になります。
○まとめ
・人間ドックは、身体の各部の精密検査するもの。
・健康診断は、労働安全衛生において必ず年１回以上受診するの対して、人間ドックは任意に受診する。
・人間ドックを受診する費用は、２～３万円程度で、より精密検査を望む場合、費用は大きくなる。
・加入している健康保険組合によっては、一定額の補助金を受けれる場合もある。
・人間ドックのドックは、船を修理する建造用の施設を言ったもの。
・７月１２日は「人間ドックの日」である。
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