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恐竜の化石は偶然の産物って本当!?

化石(かせき)とは、何千万年、何億年前といった大昔に、地球上に住んでいた恐竜などの骨が、地面の中に残されたものを言います。

どのようにして、化石はできたのでしょうか。





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化石の多くは、古い地層の堆積岩(たいせきがん)において発見されることが多い。

皆さんが車などの燃料として使っているガソリンも、実は化石燃料なのです。

地質時代にかけて堆積(たいせき)した動植物などの死骸(しがい)が地中に堆積して、長い年月をかけて地圧や地熱などにより、変成されてできたものなのです。

現在CO2削減として注目されている天然ガスや、昔の石炭も同じ化石燃料になります。

地質時代に生息していた生物もしくは、その活動の痕跡(こんせき)を知る手掛かりになっている。

化石発掘から、今日(こんにち)生存している「生きた化石」も存在していることは明らかとなっている。

その化石の年代を知るために、発見される地層から年代を知ることができる。

○偶然が重ならないと化石は発見できない!?

恐竜や植物の中でも、化石となって残っているものは。ほんの少しである。

化石ができるまでに、とても長い年月がかかるだけでなく、化石ができる条件などが、うまくか重ならないと化石として発見されない。

恐竜の化石などは、川や海の底でできることが多いため、その場所が陸地でないと、なかなか発見することができないのです。

長い年月をかけて、地殻変動(ちかくへんどう)で地表が動いたり盛り上がったりしながら、古代は川や海の底だった場所が陸地になることで、地面の中に埋まっていた恐竜の化石をはじめて発見できるのです。

www.nipic.com(写真:www.nipic.com)

このように恐竜の化石は、いろいろな条件が重なり、化石として発見できるのですが、それだけ恐竜の化石を発見するのが、難しいものなのです。

私たちのまだ知らない化石が、地面の中に眠っているとも言えます。




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○地質時代の化石とは?

地球は46億年前に誕生して、生物が爆発的に増加したのは5.5億年前と言われています。

ただし、バクテリアのような生命らしきものは、40億年ほど前に誕生していたとされている。

地層には地球上の歴史を知るさまざまな手掛かりがあります。
その一つが、地層の中に眠っている化石なのです。

化石によりその時代にどのような生物が存在し、どのような環境であったのか知ることができるのです。

地球の歴史を各時代にまとめて「地質時代」と呼びます。

www14.plala.or.jp(表:地質時代_www14.plala.or.jp)

地質時代は、先カンブリア時代→古生代(こせいだい)→中生代(ちゅうせいだい)→新生代(しんせいだい)となっている。

①先カンブリア時代
46億年前
バクテリアなどの単細胞動物が、生息していたとされている。

②古生代
5.5億年前
古生代前半・・・「ゾウ」、「三葉虫(さんようちゅう)」
古生代後半・・・「両生類」、「魚類」、「シダ植物」

三葉虫(イラスト:三葉虫_www.kaseki7.com)

③中生代
2.5億年前
「イノセラムス」、「恐竜」、「始祖鳥」、「アンモナイト」、「三角貝」が生息していたとされている。

アンモナイト_www.geocities.co.jp(写真:アンモナイト_www.geocities.co.jp)

④新生代
6500年前
「メタセコイア」、「カヘイセキ(貨幣石)」、「ビカリア」、「デスモスチルス」が生息していたとされている。

貨幣石(カヘイセキ)_www.museum.kyushu-u.ac.jp(写真:貨幣石(カヘイセキ)_www.museum.kyushu-u.ac.jp)

○生きた化石ってなに?

「生きた化石」とは、太古の地質時代に生きてとされる生物が、今の生物の形状を色濃く残している、生物ということになります。

かつては非常に多く生息して、今では少数しか生き残っていないものになり、ゾウやバイソンがそれにあたります。

またかつては広い範囲で分布していたものとして、ライチョウ、メタセコイアなどが、それにあたります。

ライチョウ_ja.wikipedia.org(写真:ライチョウ_ja.wikipedia.org)

太古の昔から変わらず、今でも生息しているものとして、シャミセンガイ、ゴキブリがそれにあたります。

シャミセンガイ_www.zukan-bouz.com(写真:シャミセンガイ_www.zukan-bouz.com)

しかし、遥(はる)か昔に絶滅(ぜつめつ)したと考えられていた生物が、突然発見されることもある。それがシーラカンスやメタセコイガイである。

生きた化石シーラカンス_drinkactman.blog27.fc2.com(写真:生きた化石シーラカンス)

これらは、生きた化石と呼ばれている。

生きた化石は、大昔の生物を知る重要な手掛かりとなっている。

○まとめ

・化石とは、何千万年、何億年前といった大昔に、地球上に住んでいた恐竜などの骨が、地面の中に残されたもの。

・その化石の年代を知るために、発見される地層から年代を知ることができる。

・恐竜の化石などは、川や海の底でできることが多いため、その場所が陸地でないと、なかなか発見することができない。

・地質時代は、先カンブリア時代→古生代→中生代→新生代となっている。

・「生きた化石」とは、太古の地質時代に生きてとされる生物が、今の生物の形状を色濃く残している生物。

・生きた化石は、大昔の生物を知る重要な手掛かりとなっている。




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