知って得する雑学集

知って得する雑学の知識を提供

東京の地下鉄の初めはどこなの?いつから地下鉄は誕生したの?

今や日本の東京で地下鉄は、なくてはならない交通手段となっている。

日本で最初の地下鉄は、1915年(大正4年)に貨物路線として、東京駅~東京中央銀行の間、わずか0.2キロメートルを開通したのが最初である。




スポンサードリンク


本格的に地下鉄事業が始まったのは、1927年に開通した東京地下鉄(現在の東京メトロ銀座線)で、浅草駅~上野駅間を約2.2キロメートルを開通させ、日本初の本格的な旅客用の地下鉄として利用された。

(出典:syowakara.com)

公営地下鉄は現在、東京の他に、大阪市、名古屋市、横浜市、札幌市、京都市、神戸市、福岡市、仙台市の8都市があり、通勤や通学などに利用されている。

昔漫才で、『地下鉄の電車はどのように地下鉄に電車を入れたのか?それを考えると夜も眠れない』という、小話しもあった。

○地下鉄は19世紀のイギリスが始まり!

地下鉄が世界で最初につくられたのは、1863年イギリスのロンドンである。

その頃、イギリスではロンドンを中心に鉄道が盛んに走っていた。
まだ車を持っている人も少なく、鉄道以外には歩くか、馬車が主な移動手段であった。

ロンドンという大都市では、地上では建物がたくさん建てられていて、道の幅は狭く、馬車や人の数が増えてくると、道路が込み合うようになっていた。

鉄道なら一度にたくさんの人を運べるが、もはや狭い道路に線路をつくることは困難となっていた。

そこで「高架」といって道路の上をまたいで線路をつくるか、地面の下にトンネルを掘って、そこに線路をつくる計画が持ちあがった。

このとき高架は、町の景色が損なわれることから、高架にする計画はなくなってしまう。

地面の下にトンネルを掘って、線路を敷くことが決まった。

このときの工事は、地面を上から直接掘ってトンネルをつくり、そのトンネルに上からふたをする「露天掘り」という方法で行われた。

この工事で、工事中地上に大きな穴が空いてしまい、道が前よりも狭くなってしまうという問題もあった。

工事が始まって3年後、世界で初めての地下鉄が、パディントンとファリンドンストリートの間の6キロメートルの地下鉄が完成した。

(1863年1月10日、ロンドン地下鉄_出典:livedoor Blog)

ロンドンの地下鉄が成功したのを機に、ヨーロッパ諸国やアメリカでも地下鉄がつくられ、日本でも地下鉄がつくられるようになっていった。

今ではロンドンの地下鉄は、268の駅が存在し、総延長距離は400キロメートルにも及ぶ。総利用者数は年間9億7600万人(2004年~2005年の統計)で、一日当たり267万人が地下鉄を利用している計算になる。




スポンサードリンク

○日本では昭和の初めに東京で地下鉄が開通!

日本で初めの旅客用としての地下鉄は、世界では15番目となる1927年に、今の地下鉄銀座線の一部で、東京の浅草と上野間を開通させた。

(12月30日 【日本初の地下鉄】_出典:Road to Pharmacist General)

もともとの計画は、浅草から新橋までを走らせる計画だったが、1923年に起こった「関東大震災」で東京は大きな被害を受けた。

そこで計画よりも距離を短くしたのである。

最初は外国の地下鉄をお手本にしていたが、その後、独自に考えて、いろいろな技術をつくり出した。

今では東京の他に札幌、仙台、さいたま、横浜、名古屋、京都、大坂、神戸、広島、福岡で地下鉄が走っている。

地下鉄のおかげで、狭い日本で特に東京で交通網が発達して、より便利に移動することができるようになった。

(地下鉄_出典:ITmedia)

○まとめ

・今や日本の東京で地下鉄は、なくてはならない交通手段となっている。

・日本では、地下鉄事業が始まったのは、1927年に開通した東京地下鉄(現在の東京メトロ銀座線)で、浅草駅~上野駅間を約2.2キロメートルを開通させた。

・地下鉄が世界で最初につくられたのは、1863年イギリスのロンドンである。




スポンサードリンク

 - 世界の歴史, 日本の歴史, 歴史