じゃんけんの必勝法でパーが一番強いって本当!?
私たちは、何かを皆で決めるときに「じゃんけん」で決めていませんか。
「じゃんけん」は、手だけを使って3種類(グー・チョキ・パー)でを使って、勝敗を決める手段となっています。
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物事を皆で決めるときに、短時間で決着がつき、コインやくじなどと異なり、道具を用意する必要がなく、勝ち負けを簡便に決める手段として用いられています。
この「じゃんけん」ですが、地方によって呼び名が異なり、「じゃいけん」や「いんじゃん」など、地域によって様々な呼び名があるようです。
また「日本じゃんけん協会」などもあり、世界的にも「じゃんけん」で勝ち負けを決めていることも多いのです。
「じゃんけん」は、手の形でグー(石)、バー(紙)、チョキ(はさみ)の3種類で構成されています。
○「じゃんけん」で「パー」が強いって本当!?
「じゃんけん」で勝つ勝利を上げる方法が、近年の研究で分かってきています。
その研究では、725人が1万1567回のじゃんけんをし、何を最初に出すかを調べたものです。
その結果では、最初に「グー」を出す確率が多いことが分かりました。
ということは、最初に「パー」を出せば、勝ちやすいということになります。
人は、「勝ちたい!」と思う気持ちが高ければ、高いほど手に力が入り、にぎりこぶしである「グー」を出してしまうからです。
「じゃんけん」のタイミングを合わせるために、「最初はグー、じゃんけん、ポン」と言ってやっていますよね。
そのまま「グー」を出す人が、多いということになります。
「じゃんけん」で最初の手に何を出すのか?
グー・・・4054回(35.0%)
パー・・・3849回(33.3%)
チョキ・・3664回(31.7%)
この結果から、グーを出している人の割合が多いことになります。
しかし、これはあくまで確率であって、本当にその通り勝てるのかは、皆さんも試してみてください。
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○2回続けて同じ手を出す人は少ない?
2回続けて「じゃんけん」をし、2回連続で同じ手を出す回数を調べた結果、22.8%の人が同じ手を出し、77.2%の人が違う手を出しているのです。
それは「あいこ」の場合、半数以上の人が、違う手を出すということになります。
この確率を法則化すると、次のようになります。
・「パー」であいこの場合
(パーであいこの場合)
2回目は「グー」か「チョキ」を出すということになります。
ここで、2回目に「グー」を出せば、相手は「グー」か「チョキ」なので、「グー」ならあいこで、「チョキ」では勝つことになります。
(グー・グーであいこ)
(グー・チョキで勝ち)
・「グー」であいこの場合
(グー・グーであいこの場合)
2回目は「パー」か「チョキ」を出すことになります。
これは、2回目に「チョキ」を出せば、相手が「チョキ」ならあいこ、「パー」では勝つことになります。
(チョキ・チョキであいこ)
(チョキ・パーで勝ち)
・「チョキ」であいこの場合
(チョキ・チョキであいこの場合)
2回目は「パー」か「グー」を出すことになります。
これは、2回目に「パー」を出せば、「パー」であいこ、「グー」では勝ちとなります。
(パー・パーであいこ)
(パー・グーで勝ち)
○「じゃんけ」の歴史
「じゃんけん」は昔から、あったものと思われがちですが、意外にも新しく、19世紀半ば近代になって誕生したものとされています。
「じゃんけん」は、近世中国から入った拳遊びの一種で、当時は酒場で行われることが多かったという。
拳遊びには「本拳」「虫拳」「狐拳」「石拳」など数種類あり、日本では「石拳」が残り、「じゃんけん」となっていきました。
「じゃんけん」は江戸時代から明治時代にかけて、日本で成立したとされています。
「じゃんけん」は、「石拳(じゃくけん)」がなまった説が、有力となっています。
明治初期から中期にかけて、九州地方から発明されたする説もあります。
17世紀末に東アジアから伝来した数拳の手の形で表現する要素が加わったとされている。
その当時の「じゃんけん」の手の形は今とは違い、「虫拳」とも呼ばれる、「じゃんけん」であったようです。
(絵:blog.japandict.com)
○まとめ
・人は何かを決めるときに、「じゃんけん」をして決めている。
・じゃんけんは、手だけで行うことができ、勝ち負けを簡便に行うことができる。
・じゃんけんは、確率的にパーが強い。
・じゃんけんであおこの場合、2回連続で同じ手を出さない。
・じゃんけんは、日本では江戸時代から明治にかけて、成立された。
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