ライト兄弟が飛行機を発明したきっかけは何だったの?
今や飛行機(ひこうき)というと、あたり前に飛行機に乗って国内や海外に短時間(たんじかん)で移動できる手段として、とても便利な乗り物にです。
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「空を飛びたい」という願いから、鳥の翼のようなものを人の両腕(りょううで)に取り付け、高い場所から飛んだなどの記録も残っている。
有名なモナ・リザの絵画で知られる「レオナルド・ダ・ヴィンチ」も、人間が鳥のように飛ぶには、どうしたらいいのか、研究していました。
彼の空を飛ぶための飛行設計が、今も残されています。
(設計図:「レオナルド・ダ・ヴィンチのヘリコプター)
彼の考案した飛行設計には、飛べないものであることが証明されています。
気球などは、空を飛ぶ手段として実用化(じつようか)され、空を飛んで移動することもできますが、実際の飛行機に動力を搭載(とうさい)して、有人(ゆうじん)で飛行機を発明したのが、「ライト兄弟」です。
なぜ、ライト兄弟は飛行機を発明することになったのでしょうか。
○世界で初めて動力付き有人飛行に成功したライト兄弟
ライト兄弟は、アメリカ出身で人類で、初めて動力付きの飛行機を発明したことで有名です。
(写真:ライト兄弟_Inquiry)
彼らは自転車店(じてんしゃてん)の仕事をしていた。
その仕事をしながら飛行機の研究をしていたのです。
人類が世界で初めて、飛行機で空を飛ぶことに成功したのは、1903年で、兄・ウィルバーと弟・オービルの二人の兄弟によって達成されたのです。
ライト兄弟は、アメリカのオハイオ州というところで生まれている。
二人は子どものことから、空を自由に鳥のように飛ぶことを夢みていました。
その頃は、世の中では既に蒸気機関車(じょうききかんしゃ)や蒸気船(じょうきせん)、自動車(じどうしゃ)などの乗り物が発明され、人々の生活を便利にしていました。
しかし、空を自由に飛びまわれるような乗り物だけは、まだ発明されていませんでした。
そこで、たくさんの人々が飛行機の開発に、熱心に取り組んでいた時代でもあったのです。
それでまでも、飛行機なるものを発明し、飛んでは失敗していたので、なかなか飛行技術(ひこうぎじゅつ)は困難(こんなん)とされていました。
「ライト自転車商会」という自転車を経営していたライト兄弟もそうでした。
(写真:飛行実験をしているライト兄弟_wileyasiablog.com)
二人は自転車店の仕事をしながら、いろいろな飛行機に関する本を集めては読んで、とことん飛行機について研究していました。
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○ライト兄弟が初飛行についに成功した!
1903年12月17日、その日は飛行するのにぴったりの風が吹いていた。
二人がつくった飛行機「ライト・フライヤー1号」を、小屋から引き出し、飛行機にエンジンをかけて、プロペラを廻(まわ)した。
弟のオービルが飛行機に乗り込み、いよいよ飛行の挑戦です。
「ライト・フライヤー1号」は、プロペラの力でどんどんスピードを上げていきます。
そして10時35分、ついにライト・フライヤー1号は空を飛ぶことに成功したのです。
(写真:飛行に成功したライト兄弟_楽天ブログ)
このときの飛行時間はわずか12秒、飛行距離は36メートルだったと言います。
しかしこれは、人類が初めて空を飛ぶことについて、歴史上で大きな一歩だったのです。
その後、兄弟で交代しながら合計4回の飛行に成功しました。
そのとき、突然の風にあおられ、ライト・フライヤー1号は、残念ながらこわれてしまいます。
空を飛んだということを、当時誰も信じてもらえませんでした。
それから、ライン兄弟は研究を続け、どんどん飛行時間と距離を延ばしていきました。
それでもマスコミたちも、飛行に失敗続きだったこともあり、名も知られていない、ライト兄弟の飛行機を信じようとしませんでした。
やがてライト兄弟の飛行の様子が、人々の間で話題となっていったのです。
そしてアメリカに、世界中の人々に知られるようになっていきました。
それから10年後、第一次世界大戦の頃には、飛行機は既に戦場で使われるようになり、飛行機は飛躍的に発達していったのです。
戦後、飛行機は世界中の空を、飛びまわるようになっていきました。
こうして子どもの頃からの夢をかなえたライト兄弟。
人類の大きな夢もかなえられたのです。
○まとめ
・レオナルド・ダ・ヴィンチは、人間が鳥のように飛ぶには、どうしたらいいのか、研究していた。
・彼の空を飛ぶための飛行設計が、今も残されている。
・ライト兄弟は、アメリカ出身で人類で、初めて動力付きの飛行機を発明したことで有名。
・1903年12月17日、ライト兄弟が初飛行についに成功した。
・このときの飛行時間はわずか12秒、飛行距離は36メートルだった。
・それから10年後、第一次世界大戦の頃には、飛行機は既に戦場で使われるようになり、飛行機は飛躍的に発達していった。
・戦後、飛行機は世界中の空を、飛びまわるようになっていった。
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