雪合戦にはルールがあり立派なスポーツ!
皆さん子どものころ、雪が降った日などでは、友だちと雪を丸めて投げ合って「雪合戦(ゆきがっせん)」を、楽しんだことはことはないでしょうか。
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雪合戦は、雪を丸めて投げ合うもので、日本雪合戦連盟(にほんゆきがっせんれんめい)のルールに基(もと)づて、チーム対抗(たいこう)で行われるスポーツなのです。
雪合戦は、「YUKIGASSEN」の名で、海外でも広まっているスポーツです。
今では雪合戦をアレンジした「スポーツ雪合戦」が全国で盛んに行われています。
(写真:雪合戦_Naverまとめ)
このスポーツ雪合戦は1987年に冬季(とうき)の地域活性化(ちいきかっせいか)のためにのイベントとして北海道で誕生(たんじょう)し、翌年公式ルールがつくられました。
現在、国内24都道府県(とどうふけん)に雪合戦連盟(ゆきがっせんれんめい)があり、海外5カ国でも大会が開かれているのです。
○雪合戦の歴史は意外と古い!
雪を投げ合って遊ぶのは古くから行われています。
日本では少なくとも平安時代(へいあんじだい)より、子どもが遊戯(ゆうぎ)として行われ、源氏物語(げんじものがたり)の浮舟(うきふね)の巻に「雪をぶつけて」についての、記述(きじゅつ)もある。
雪合戦は、お米の産地として有名な「新潟県魚沼市(にいがたけんうおぬまし)」が発祥(はっしょう)の地という説があります。
(写真:流雪発祥の地の石碑_新潟県)
その昔、昼夜(ちゅうや)を徹(てっ)して戦(いくさ)を続けていた2人の武将(ぶしょう)が、矢もなくなり、刀も折れ、最後はやけになって雪球(ゆきだま)を投げ合ったのが、最初だと言われています。
1987年にチーム対抗の新しいスポーツとしてアレンジされ、1988年に北海道で公式ルールが国際ルールとして定められました。
1989年2月25日に「第1回・昭和新山国際雪合戦(しょうわしんざんこくさいゆきがっせん)」が開催(かいさい)されています。
雪合戦は、「スノーボード・バトル」や「ボーダレス・スポーツ」などの名称(めいしょう)で呼ぶ場合もある。
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○雪合戦のルールってなに?
現在雪合戦は、10か国で大会・イベントが行われ、その競技人口は世界へと広がってきています。
チームは9名で、その内7名が出場の選手として1名は監督により、編成されています。
(写真:山形県雪合戦大会_最上川ふるさと総合公園)
強い精神力(せいしんりょく)と瞬時(しゅんじ)の状況判断力(はんだんのうりょく)、そして巧(たく)みな戦術(せんじゅつ)を生みだす知力と体力が求められるスポーツです。
敵の雪玉から身を守るためのシェルターと手に握(にぎ)る雪球のみ。
敵の攻撃(こうげき)から身を守るためシェルターに身を潜(ひそ)め、攻撃のチャンスをうかがう。
敵陣の旗(フラッグ)を奪ったり、雪玉で敵を倒し判定に持ち込むこともできます。
<スポーツ雪合戦の公式ルール>
時間内により多く、相手に雪球を当てる競技(きょうぎ)。
3セットマッチ(1セット3分)で行われ、先に2セットとったチームが勝ちとなります。
・雪合戦のコート
サイドライン40m×エンドライン10mのフィールドで行われ、センターラインを境に自陣(じじん)、敵陣(てきじん)に分けられる。
(図:雪合戦のルール_kensnews.net)
小学生用のコートの場合は、サイドライン32m×エンドライン8mとなっています。
それぞれの陣地(じんち)には、球除(たまよ)けとなるシェルターが3つと、勝利条件(しょうりじょうけん)の1つとなっているフラッグが配置(はいち)されている。
(写真:スポーツ雪合戦_ちょいニコブログ)
センターライン上にもシェルターがあり、フラッグ後方には、バックラインが引かれている。
フォワードは自陣(じじん)のバックラインより、後ろに下がることはできない。
また、敵陣に進入できる人数は同時に3人までとなっている。
どちらかに違反した場合は反則となり、それまでの得点はリセットされる。
・プレーヤー
各チーム、プレーヤーが7人と監督が1人。
(写真:国際大会今年も雪合戦_Naverまとめ)
プレーヤーはフォワード4人とバックス3人で構成される。
敵の雪球に当てられてしまたプレーヤーは、失格となりコートから退場することになります。
・雪球
あらかじめ用意された直径6.5cm~7cmの雪球90個を用います。
(写真:大人の雪合戦_あばぶろ)
雪球はバックラインより後ろのシェルターの後方に置かれているため、フォワードは直接雪球を補給することはできない。
バックスの人が、フォワードに雪球を渡して、攻撃することになります。
フォワードとバックスの連携(れんけい)することが必要になります。
・勝利条件
競技者1名を1ポイントとして計算します。
雪球が体に当たるとアウト、その選手はコートから出ることになります。
-相手競技者を全員アウトにする。
-雪球に当たることなく、相手チームのフラッグを抜く。
-3分経過しても、競技が続いている場合、コート内の人数が多いチームが勝ちとなる。
相手陣地(あいてじんち)への攻め込む人、自陣(じじん)でフラッグを守る人、チームワークが勝敗のカギを握ります。
○まとめ
・
雪合戦は、雪を丸めて投げ合うもので、ルールに基づて、チーム対抗で行われるスポーツである。
・雪合戦は、「YUKIGASSEN」の名で、海外でも広まっているスポーツとなっている。
・雪合戦は、お米の産地として有名な「新潟県魚沼市」が発祥(はっしょう)の地という説がある。
・1987年にチーム対抗の新しいスポーツとしてアレンジされ、1988年に北海道で公式ルールが国際ルールとして定められた。
・チームは9名で、その内7名が出場の選手として1名は監督により、編成される。
・勝利条件
-相手競技者を全員アウトにする。
-雪球に当たることなく、相手チームのフラッグを抜く。
-3分経過しても、競技が続いている場合、コート内の人数が多いチームが勝ちとなる。
相手陣地への攻め込む人、自陣でフラッグを守る人、チームワークが勝敗のカギを握りる。
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