バレエの「白鳥の湖」などで知られるチャイコフスキー
あなたは「白鳥の湖」や「くるみ割り人形」という、有名なバレエの作品を見たことがありますか?
バレエは、美しい音楽に合わせて、鳥などをイメージして踊ったりする「音楽劇場」です。
スポンサードリンク
その中でも特に有名な曲を作曲したロシアの「チャイコフスキー」は、「くるみ割り人形」、「白鳥の湖」、「眠りの森の美女」などを作曲した人物である。
チャイコフスキーは、バレエ音楽、コンサートホールで演奏される交響曲などを、たくさん生み出したことで知られている。
○チャイコフスキーはなぜ役人から音楽家になったの?
ピョートル・イリイチ・チャイコフスキーはロシア人で作曲家であり、指揮者でもある。
彼の作品は、抒情的でメランコリックな旋律で人気の作曲家である。
(チャイコフスキー_出典:タワーレコード オンライン)
曲想は、メルヘンチックでありロマンに満ち溢れた作品となっている。作品は多岐にわたるが、とりわけ後期の交響曲、バレエ音楽、協奏曲などは世界中に知られた作品となっている。
チャイコフスキーは、ロシアのポトキンスクという町で生まれ、父はフルート、母はピアノと歌が上手く音楽家の家で生まれた。
彼も両親の影響で、子供のときからピアノを習っていた。
彼が10歳のときに「音楽は趣味として楽しめばよい」という父の教えに従って、法律関係の仕事をするために、法律学校に入学する。
19歳で学校を卒業し、彼は役人として仕事を始めた。
しかし、音楽への夢をあきらめきれず、仕事をしながら音楽教室に通うようになった。
ついには3年後役人の仕事を辞めて、音楽に打ちこむことを決意した。それから猛勉強の日々が続いた。
(チャイコフスキー_出典:J-CASTニュース)
音楽教室で作曲の宿題が出されたら、200曲もつくっていく、こんな調子で、努力して才能を伸ばしていった。
やがて、素晴らしい成績で音楽教室を卒業すると、新しくモスクワ音楽院の先生として、むかえられることになった。
スポンサードリンク
○チャイコフスキーは偉大なる作曲家に!
音楽院の先生となった同じ年、チャイコフスキーは初めての交響曲としてオペラを作曲した。
その後、モスクワにきていたイタリアオペラ歌手に恋をして、婚約までしたが、結局別れることになる。
チャイコフスキーは心の傷を癒すために、ますます作曲の仕事に熱心に打ちこんだ。
ロシアに古くからある、民謡のメロディーを取り入れた彼の作風は、人々に愛され、海外からも人気となっていった。
彼のこのころの作品には、名作といわれる「ピアノ協奏曲第一番」や、大作家であるトルストイが感激したと言われる「弦楽四重奏第一番」などがある。
有名になったチャイコフスキーは、今度はバレエ音楽の仕事を頼まれることになる。
そして研究を重ね、完成した自信作が「白鳥の湖」である。ところが振り付けや演奏が悪かったため、当時は全く人気が出ず、失敗に終わった作品となってしまった。
今では、「白鳥の湖」と言えばバレエでは欠かせない有名な曲であるが、この曲が有名になったのは、彼が亡くなってからのことである。
○チャイコフスキーの3大バレエの名曲!
チャイコフスキーのバレエで有名な曲は、「くるみ割り人形」、「白鳥の湖」、「眠りの森の美女」の3大名曲がある。
チャイコフスキーの曲を題材に、ストーリーをつくり一つの作品として仕上げられている。
・くるみ割る人形
クリスマスに、くるみ割り人形をプレゼントされた少女・クララの夢物語りとなっている。
ねずみの王様と戦うくるみ割り人形をクララが助けると、くるみ割り人形は美しい王子の姿に戻り、クララを人形の国へと招待する。
(くるみ割り人形_出典:オズモール)
・白鳥の湖
クラシック・バレエの中で最も有名な作品である。ジークフリート王子は湖のほとりで、白鳥に姿を変えられた美しい乙女・オデット姫に出会う。オデット姫は悪魔に魔法にかけられ、夜の間しか人間に戻ることができない。この魔法を解けるのは、青年の純粋な愛だけ。王子はオデットに愛を誓い、二人はロマンティックに踊る。
(白鳥の湖_出典:Naverまとめ)
・眠りの森の美女
ディズニー映画や絵本などで、おなじみの童話にもとづく大作バレエである。妖精たちに優しく、勇気などの良い性質を贈られたオーロラ姫は、悪の妖精カラボスの呪いで長い眠りに落ちたが、百年後、姫を助けにきたデジレ王子のキスで目を覚ますことになる。
(眠りの森の美女_出典:Gooブログ)
このように世界中で知られている、チャイコフスキーは、53歳で亡くなったが、葬儀には1万人もの人が参加して、このロシアを代表する作曲家との別れを惜しんだと言われている。
○まとめ
・「チャイコフスキー」は、「くるみ割り人形」、「白鳥の湖」、「眠りの森の美女」などを作曲した人物である。
・チャイコフスキーはなぜ役人から音楽家になった。
・今では、「白鳥の湖」と言えばバレエでは欠かせない有名な曲であるが、当時全く人気のない曲だった。
スポンサードリンク