意外と知らないミッフィー誕生の秘密
うさぎをモチーフにした「ミッフィー」は、日本だけでなく全世界で愛されるキャラクターとなって、ミッフィーグッズ、ミッフィーカフェ、ミッフィーぬいぐるみ などが売られるようになりました。
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かわいいおめめにバッテンのお鼻と口がトレードマークで、うさぎの女の子なんです。
日本では、昔から「うさこちゃん」の絵本のシリーズでもお馴染みとなっている。
ミッフィーを生み出したのは、オランダ人の絵本作家、「ディック・ブルナー」です。
ディックは、父の本をつくる出版社の仕事をしていたので、ディックの周りには、いつもたくさんの本ががありました。
日本ではミッフィーという名称で知られていますが、ディックはオランダ語である、「ナインチェ・プラウス(オランダ語: Nijntje Pluis)」として、誕生しています。
(画像:enjoy.sso.biglobe.ne.jp)
○なぜ日本では「ミッフィー」という愛称となったのか?
ミッフィーの生みの親であるディックは、オランダ語で「ナインチェ・プラウス」として出版されています。
1960年の英語版に出版する際に、英語名の「ミッフィー」として出版することになります。
日本では、福音館書店が最初と言われ、1964年に「ふわふわうさこちゃん」という愛称で初出版されています。
その後、80年代に入り、講談社がキャラクターを邦訳出版することになり、その際に既に国際名となっていた「ミッフィー」として用いることになります。以後、日本では「ミッフィー」の愛称として知られるようになり、2004年時点で全世界で8500万部を達成するベストセラーとなりました。
ミッフィーの誕生日は、1955年6月21日です。最初のミッフィーには性別は設定されていませんでしたが、「うさこちゃんの誕生日」から、女の子に設定されることになります。
○ディック・ブルーナとはどんな人物?
ディック・ブルーナ(1927年8月23日生まれ)で、オランダ人でグラフィックデザイナー、絵本作家です。
(写真:www.assiston.co.jp)
ナインチェ・プラウス(うさこちゃん、ミッフィー)やブラック・ベアなどの生みの親として知られている。
子供の頃から、将来絵描きを目指していましたが、父の仕事を継ぐため、ヨーロッパの本屋や美術館を見学して勉強することになります。海外の美術に触れているうちに、自分も絵画の世界に進みたいと考えるようになります。
ディックの父は、長男である息子を後継者にしようと考えていたのですが、画家に進みたいディックと対立していました。
ディックは高校を辞める決意したときも、「後継者の研修」を条件に、父は退学を認めています。
またオランダに戻ってから、ディックは後の奥さんとなる、イレーネに出会い、画家ではなく、きちんとした仕事を就くことを考えるようになるのです。
1951年、24歳のときに、イレーネと婚約し2年後に結婚しています。
それから、父や母が経営する出版社の「ブルーナ社」に入社します。
ブルーナ社に入社したディックは、会社が発行する書籍の装丁の仕事につき、装丁は書籍のタイトルがわかれば、パッと一瞬で引きつけるような、シンプルで斬新なデザインスタイルをディックが考案するようになっていきます。
イレーネと結婚後、初の絵本「りんごちゃん」を刊行しています。
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○「ミッフィー」はどうして鼻と口が「×」なの?
ミッフィーの鼻と口は、かわいいおちょこ口で「×」になっています。これは、鼻と口を両方を表現していることになります。
現に、うさぎの鼻と口はつながっているように思えます。
それを「×」で描いたのではないかと言われている。
(写真:usabosi-blog.jugem.jp)
もし、鼻と口がわかれていたら、違うものになっていたかも知れません。
まるで、私の悩みを聞いても、他の人には絶対しゃべらないように、「×」で秘密を守っているのかも知れません。
○まとめ
・ミッフィーはうさぎをモチーフした、愛くるしいキャラクターで、絵本やぬいぐるみなどがあり、全世界の人に愛されている。
・ミッフィーをつくったのは、オランダ人の絵本作家、「ディック・ブルナー」。
・ディック・ブルナーは、オランダ語である「ナインチェ・プラウス」として出版している。
・ミッフィーの誕生日は、1955年6月21日。
60年以上も愛される人気のキャラクターとなった。
・ミッフィーの鼻と口は「×」で表現されている。
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