「パスカルの原理」で知られるブレーズ・パスカルとはどんな人物だったの?
皆さん、「パスカルの原理(定理)」(Pascal’s principle)や「パスカルの三角形」(Pascal’s triangle)を小学校の理科などで教わったことはないでしょうか。
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1Pa(パスカル)は1平方メートルの面積につき、1N(ニュートン)の力が作用する圧力と定義されています。
(圧力について_図解でわかる危険物取扱者講座)
その人物が、「ブレーズ・パスカル」という人物でフランスの自然哲学者(A natural philosopher)、思想家(Philosopher)、数学者(Mathematician)です。
※クレオパトラのURL記載
彼は早熟の天才と呼ばれ、その才能は他分野に及んでいる。
彼は短命で三十代の若さで亡くなっています。
○「パスカルの原理」とは?
軽く車のブレーキペダルを踏むだけで、重い車を止めることができたり、ショベルカーが楽々と土や岩を持ち上げたりできるのは、「油圧装置(Hydraulic equipment)」というもので、小さな力で大きな力を引き出すというものです。
ここで、学校の教科書のおさらいをしましょう。
「パスカルの原理」とは、「密閉容器(みっぺいようき)中の流体(りゅうたい)は、その容器の形に関係なく、ある一点に受けた圧力は、そのままの力で他のすべての部分に伝わる」というもの。
(パスカルの原理_ウィキペディア)
なんだか難しく思えるものですが、皆さんの教科書でも、密閉した異なる大小二つのU字型の管に、圧力を加えると水がピストンを押す力は等しいというものを学んだと思います。
(パスカルの原理_Yahoo!ブログ)
この二つのピストンを2:1の面積比にすると、小さいピストンを押し下げると、大きいピストンの1/2の力で釣り合うということになるのです。
油圧ジャッキが同じような原理と言えます。
ジャッキ中に油を入れて、それを人間が小さな力を加えるだけで、重い車などを持ち上げることができます。
これは現在でも、車、電車、飛行機など、あらゆる機械に応用されているのです。
○「ブレーズ・パスカル」とはどんな人物だったの!?
「ブレーズ・パスカル」(Blaze Pascal)は、フランスの哲学者で思想家、数学者である。
(パスカル_知の快楽)
フランスで生まれたパスカルは、子供の頃から大人もびっくりするほどの天才少年(A genius boy)だった言われている。
子どもの頃のパスカルの書いた論文(Thesis)を見て、ある有名な科学者は「これはパスカル少年のお父さんが書いたに違いない」と思ったほどの、すばらしい論文だったそうです。
パスカルは父の仕事の役に立ってもらおうと、計算機(今でいう電卓)(calculator)をつくったのです。
2年間の歳月をかけて完成させた計算機(calculator)は、足し算(addition)と引き算(subtraction)ができ、7ケタまでの数字を扱うことができたと言われている。
(工芸技術博物館_www.mmm-ginza.org)
当時の計算機は、電卓のように電気を使ったものでなく、歯車を複雑に組み合わせてつくった、手動の機械だったのです。
350年前ぐらいに、このような計算機をつくったとは、天才と言えるでしょうね。
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○パスカルの名言「人間は考える葦である」
人間は考える葦(あし)である
Man is a thinking reed
と言った名言(Famous words)も残している。
(人間は考える葦である_摂理の御言葉を世界へ)
この意味は、「人間は一本の葦のように、自然のうちでもっとも弱いものに過ぎない。しかし、それは考える葦である」という。
しかし、人間考えれば考えるほど、弱くなっていくというもの。
パスカルのように、歴史に名を残すような人物になれるかどうかはどもかく、私たちも、いろいろなことを考えながら、毎日を過ごしていると、新しい発見があるのかも知れません。
○まとめ
・「パスカルの原理」や「パスカルの三角形」などを考えた人物は、「ブレーズ・パスカル」である。
。彼は早熟の天才と呼ばれ、その才能は他分野に及び、短命で三十代の若さで亡くなっている。
・「パスカルの原理」とは、「密閉容器中の流体は、容器の形に関係なく、ある一点に受けた圧力は、そのままの力で他のすべての部分に伝わる」というもの。
・パスカルは、子供の頃から大人もびっくりするほどの天才少年だった。
・パスカルは父の仕事の役に立ってもらおうと、計算機(今でいう電卓)をつくった。
・パスカルのは、「人間は考える葦(あし)である」の名言を残している。
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