地球の中心温度は6000度もある超高温!
地球が誕生して約46億年、地球は宇宙に広がるガスやチリででできた星雲(せいうん)だったのです。
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あるとき、そのガスやチリが回転しながら合体し、やがて直系10キロメートルほどの、まだ小さな天体(てんたい)だったのです。
さらに衝突(しょうとつ)や合体をくり返し、大きな原始惑星(げんしわくせい)へと成長していきます。
その後の衝突や合体をくり返しながら、今の地球の大きさになった言われています。
ここで、地球は丸い惑星(わくせい)と思っている方も多いのではないでしょうか。
実は地球は楕円形(だえんけい)なのです。
地球の直径は赤道周り(横)は約1万2760キロメートル、北極と南極(たて)は約1万2720キロメートルと赤道(せきどう)周りの方が少し長いのです。
(サイエンスジャーナル)
これは地球の自転(じてん)による遠心力(えんしんりょく)が関係していると考えられています。
○地球の中心温度が6000度!
地球の中はいくつか層(そう)になっているのです。
一番外側にあるのが、地球の地表をおおう地殻(ちかく)で、次にマントルがあります。
マントルは上部マントルと下部マントルに分かれ、地殻との間に地震の原因となるプレートがあります。
(MULTILINGIRL)
中心には核(かく)があって外核(がいかく)と内核(ないかく)に分かれています。外核では熱で溶けた金属液体(きんぞくえきたい)となっています。
一番内側の内核の温度は、6000度もあると言われているのです。
マントルは岩石でできていますが、それが少しずつ動いているのです。
高温の核に近い下部マントルでは、岩石が温められて上に昇ります。その岩石が温度の低い上部マントルまでいくと、冷やされ、また下部マントルまで下がります。この動きを対流といいます。
(地球の内部構造_ハジハジ地球を守る)
プレートが動く原因にもなっているという説もあり、地震の原因にもなっています。
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○地球は大きな巨大な磁石となっている!
地球の中心部では、磁器(じき)が発生しているのです。
地球の中心付近にある外核(がいかく)では熱で溶けた液状の金属が、らせん状の動きをしています。
これによって金属に電流が流れ、磁気(じき)が発生しているのです。
これが大きな電流となって地表まで伝わります。
地球がもっている磁気なので「地磁気(ちじき)」といいます。
方位磁石で常に北を示しているのは、地磁気が原因とされています。
(エバートラスト株式会社)
この「地磁気」は実は、太陽からの有害(ゆうがい)な物質から、地球を守っているのです。
太陽から吹き出す高温のプラズマ(電気を帯びた小さな粒)を太陽風(たいようふう)といい、有害な物質を含んでいます。
(polaris.nipr.ac.jp)
そんな太陽風から、人間を含め地球の生き物を守っているのが「地磁気」なのです。
地磁気は、磁気の力で太陽風の流れの向きを、地球からそらしているのです。
○まとめ
・地球が誕生して約46億年、地球は宇宙に広がるガスやチリででできた星雲だった。
・衝突や合体をくり返しながら、今の地球の大きさになった言われている。
・地球は球形ではなく楕円形なのだ。
・地球の自転による遠心力が関係していると考えられている。
・地球の中心温度が6000度もある超高温。
・プレートが動く原因にもなっているという説もあり、地震の原因にもなっている。
・地球は大きな巨大な磁石となっている。
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