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車いすの物理学者「ホーキング博士」は宇宙研究の第一人者!

あなたは「ブラックホール」と言葉を聞いたことはないだろうか。





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アインシュタインの一般相対性理論(いっぱんそうたいせいりろん)に関わる分野を理論的(りろんてき)に前進(ぜんしん)させ、1963年にブラックホールの特異点定理(とくいてんていり)を発表し、世界的に有名になった物理学者がいる。
彼は「車いすの物理学者」としても知られ、量子宇宙論(りょうしうちゅうろん)を提唱し、現代宇宙論に大きな影響を与えた人物である。

その人物は、イギリスの物理学者である「スティーヴン・ホーキング」である。

(スティーブン・ホーキング)

○難病に負けず研究を続けるホーキング!

ホーキングは車いすに乗ったまま研究を続けるイギリスの物学者である。

彼が学生の頃に、筋萎縮性側索硬化症(きんいしゅくせいそくさくこかしょう)を発症し、以来車いすの生活をして物理学を研究している。

(Gooブログ)

筋萎縮性側索硬化症(きんいしゅくせいそくさくこうかしょう、略称ALS)は、筋力低下(きんりょくていか)をきたす神経変異性疾患(しんけいへんいせいしっかん)で、運動ニューロ病の一種である。

極めて病気の進行が速く、半数が発症から3年から5年で呼吸筋麻痺(こきゅうきまひ)により死亡する難病(なんびょう)である。現在有効な治療法(ちりょうほう)は確立されていない。

しかし彼は途中で病気の進行が急に弱まり、発症から50年以上経(た)っても今でも健在(けんざい)である。

自ら言葉もしゃべれない状況で、スピーチや会話などはコンピュータプログラムによる音声合成(おんせいごうせい)を利用して意思伝達(いしでんたつ)を行っている。

しかし、ホーキングが研究する学問は、車いす乗ったままでも、研究を続け、論文(ろんぶん)や本を書いたりしている。

一般相対性理論(いっぱんそうたいせいりろん)と量子力学(りょうしりきがく)を結びつけた量子重力論(りょうしじゅうりょくろん)を提唱しているのが、特徴である。

量子効果(りょうしこうか)によってブラックホールから粒子(りゅうし)が逃げ出すという、ホーキング放射(ほうしゃ)の存在を予想している。

またタイムトラベルが不可能であるとすることも提唱している。

1988年には「ホーキング、宇宙を語る」という本を出版(しゅっぱん)し、世界中で1000万部も売れるベストセラーとなった。

(駿河屋)




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○今でも宇宙の研究を挑戦し続けるホーキング!

ホーキングは1974年に「ブラックホールは蒸発(じょうはつ)する」という考えを世界中に発表した。

ブラックホールは圧倒的(あっとうてき)に大きなエネルギーで、すべての物を吸い込むため、やがてエネルギーが消滅(しょうめつ)していくという考えだ。

しかしそれから30年間が経ち、新しい発見が見つかり、研究も深まり、それによってホーキング自身の考えにも、少しづつ変化が出てきた。

多くの研究者は一度発表した間違いをなかなか認めないものだが、ホーキングはその間違いを素直に認め、修正している。

体は不自由でも、ホーキングは研究はもちろん、宇宙に関するいろいろなことに挑戦(ちょうせん)している。

2007年には高速で飛べる飛行機に乗って、宇宙のように体が浮く「無重力状態(むじゅうりょくじょうたい)」を体験(たいけん)している。

(Gigazine)

彼はヴァージン・キャラクティック会社が主催している宇宙旅行にも参加しようと考えている。

宇宙の世界には、解明(かいめい)されていない未知(みち)のことがいっぱいある。それを一つでも解明しょうとするホーキングの研究が進むことを、私たちは願っている。

○まとめ

・アインシュタインの一般相対性理論に関わる分野を理論的(りろんてき)に前進させ、世界的に有名になった物理学者が「スティーヴン・ホーキング」である。

・ホーキングは車いすに乗ったまま研究を続けるイギリスの物学者である。

・彼が学生の頃に、筋萎縮性側索硬化症を発症し、以来車いすの生活をして物理学を研究している。

・しかし彼は途中で病気の進行が急に弱まり、発症から50年以上経っても今でも健在である。

・ホーキングが研究する学問は、車いす乗ったままでも、研究を続け、論文や本を書いたりしている。

・量子効果によってブラックホールから粒子が逃げ出すという、ホーキング放射の存在を予想している。

・1988年には「ホーキング、宇宙を語る」という本を出版し、世界中で1000万部も売れるベストセラーとなった。




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