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100円回転寿司 回転寿司は時代遅れって本当!?

日本人でほんとんど方は、お寿司が好きで家族で手軽に食べられる、回転寿司に出かけたことがあると思います。

そんな回転寿司ですが、最近「回っていない回転寿司」が増えてきているとか。

それは、どうしてなのか?




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私もよく地元の「かっぱ寿司」へ家族で行くのですが、回っているお寿司の皿を取って、食べるようなことはしていないことに気づきます。

お寿司を頼むときも、備え付けられている「タッチパネルで注文」して、後は新幹線でビューと運ばれ、それを取って食べています。

www.tifana.com(写真:www.tifana.com)

www.hakobura.jp(写真:www.hakobura.jp)

注文しても遅いときは、仕方なく回っているお寿司を食べる程度。

しかし、回っているお寿司を食べると水気が抜けてなんだか、おいしくないと思いませんか。

そこで、最近回転寿司でも回っている寿司は、見せかけのお店も多く、注文の多くはタッチパネルで注文する方が多いと言います。

または中のいる板前に直接注文することがよくあります。

回っているお寿司も、あまり長時間回していると不衛生になってしまうので、廃棄しているのですが、時間経過が難しいと言われています。

人気の「回転寿司」ですが次第に姿を消し、近い将来無くなるかも知れません。

各社「回転寿司チェーン」は、回らない回転寿司へと転換していく方向です。「かっぱ寿司」は回転レーンを全廃する動きのようです。

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(写真:hitosara.com)

 

○どうして「回転寿司」が誕生したの?

今や当たり前のように思える「回転寿司」ですが、この画期的なシステムを考えたのは、元禄産業の創業者である「白石義明」さんです。

大阪で立ち食い寿司店を経営していた白石さんは、ビール工場のベルトコンベアを見て、回転寿司のアイデアを思いついたと言われています。

www.japantaylor.co.jp(写真:www.japantaylor.co.jp)

「お寿司をベルトに乗せて回せば、お客さんは好きなネタを選んで食べてもらえる。」と、考えたのです。

白石さんは、試行錯誤を重ね、1958年(昭和33年)に回転寿司の第1号店を開業しました。

回転寿司がヒットした理由の一つに、お寿司の値段が格段に安くなることです。

機械を使ってお寿司を回すことによって、寿司職人などお店で働く人を減らし、値段を抑えることができたのです。

今までは「お寿司=高級食品」というイメージでしたが、回転寿司の登場により、身近な大衆食堂に生まれ変わったのです。




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○昔は水流で回転している「回転寿司」があった!

現在回転寿司は、ベルトコンベアの上にお寿司のネタを乗せた、お皿を回していますが、かっぱ寿司(創業者:徳山敦和)が、長野県の長野市で第一号店を開業した際に、水流を使って回していました。

かっぱ寿司の一号店は長野市_uradoori.com(写真:かっぱ寿司の一号店は長野市_uradoori.com)

また当初は、薄いプラスチックのお皿ではなく、寿司桶を回していたのです。その中にお寿司のネタを乗せた皿があったのです。

その寿司桶が浮かぶ様を見て、河童のお皿に似ていることから、「かっぱ寿司」と名付けられと言われています。

よく寿司桶ごと取ってしまうことも、しばしばありました。
お寿司のネタを取るのは、寿司桶の中のお皿を取るものでした。

日本で初めて100円寿司やタッチパネル式の注文方式を採用したチェーンでもあります。

今では、ベルトコンベアで行っていますが。

○お寿司が全品100円で儲かるの?

全品100円均一の回転寿司ですが、100円という低価格でも、儲かっているのでしょうか。

先ほども説明しましたが、機械によるベルトコンベアでお寿司のネタを回すことで、人件費を抑え、低価格化を実現しているのです。

しかし、一皿100円という低価格でも、儲かっているのか気になりますよね。

儲かるのか儲からないかは、お寿司の原価率によります。

ファミレスの原価率は30%程度ですが、スシローやくら寿司の原価率は50%程度、かっぱ寿司は40%弱と言われています。

この原価率ですが、たくさんのネタを注文すると、原価率は下がってきます。

しかし回転しているネタの廃棄を考えると、原価率が高くなってしまうこともあり得ます。

また安いからと言って、ネタが悪ければリピート客は減ってしまい、ネタの量を減らす結果となってしまい、逆に原価率が高くなってしまいます。

安いネタで、しかも美味しいネタを提供することで、リピート率を上げていくしかありません。

ネタによっては、原価率が高いネタもあります。

マグロは、2貫で原価は78円ですので、かなり高い原価となっています。

この他原価率が50%以上は、以下のネタになります。
・ウニ・・・・・・・85円
・はまち・・・・・・66円
・いくら・・・・・・65円
・キングサーモン・・64円
・赤貝・・・・・・・62円
・ヤリイカ・・・・・54円
・つぶ貝・・・・・・53円

などとなっています。

原価率の低いネタとしては、以下になります。
・たまご・・・・・・30円
・エビ・・・・・・・25円
・かっぱ巻き・・・・20円
・ツナ・・・・・・・10円

などとなっています。

子どもやお年寄りに人気の「ツナ」は10円ですので、寿司店にとってはありがたいネタになります。

○今人気の回転寿司店はどこ?

2014年のオリコン顧客満足度ランキングでは、1位は「がってん寿司」、2位は「にぎりの徳兵衛」、3位は「銚子丸」となっています。

関東1都6県と愛知県、兵庫県で展開している「がってん寿司」が1位にランクインしています。
「がってん寿司」は、マグロの解体ショーでも有名となっています。

www.chainavi.cn(写真:www.chainavi.cn)

○まとめ

・最近回っていない回転寿司が増えてきている。ネタを回しているのは、ネタの披露で回しているお店もある。

・お寿司の注文するとき、直接板前に言って注文するか、タッチパネルで注文するようになっている。

・近い将来回転寿司で回転レーンを全廃する動きになってきている。

・回転寿司が誕生したのは、ビール工場のベルトコンベアにアイデアであった。

・回転寿司にすると職人が減って、値段が安くなった。

・昔「かっぱ寿司」では水流で回す回転寿司があった。

・全品100円でも、原価率が低いネタであれば儲けがでる。

最近お寿司だけでなく、サイドメニューも豊富になってきているので、生のお寿司の苦手な方でも利用されるといいですね。




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