世界で最も幸福な国はどこの国?
今世界で暴動・紛争やテロ行為にさらされている。
シリアやイラクの政情悪化にともない、国を捨てて安住の地を求めてヨーロッパ大陸を目指す難民もいる。
そんな中で、世界で一番幸福な国ってどこだろう?
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調べてみると「デンマーク」が「世界幸福度ランキング」で1位となっているという。
これは、国連が「国際幸福デー」として、「世界幸福度報告書」で発表している。
続いてスイス、以下アイスランド、ノルウェー、フィンランドと続いている。日本は53位となり昨年の46位から順位を下げている。
また、アメリカ研究機関が実施した幸福度ランキングという指標がある。100か国を対象に調査したもので、「あなたは幸せですか?今の生活に満足していますか?」とアンケートしたところ、デンマークは「Yes」と回答した人が一番多く、幸福度ランキングで1位となった。
イギリスでも幸福度ランキング調査を行った結果、デンマークは1位となっている。
(写真:www.lifehacker.jp)
○なぜ「デンマーク」は幸福度ランキングで1位になったのか?
デンマークの首都はコペンハーゲンで、人口は558万人(2012年)で日本の人口の半分以下となっている。
広大な未開の地グリーランドの所有権を持っている。
①高い所得水準
・一人あたりのGDPは5万6千ドルで世界6位
・世界トップクラスの産業
・食料、エネルギーを輸出している
②高福祉国家
・医療費、教育費は無料
・24時間在宅ケアあり
・国民負担率は約7割
③国民の能力の活用
・国際的にみて高い教育への公的支援
・職業を意識した学校教育
・技能習得によるステップアップの仕組みが充実
・手厚い育児支援
・高い女性の労働参加
国がしっかり職業や福祉に力を入れて、学校教育が充実していることが、幸福度1位の要因となっているようだ。
デンマークでは、一人あたりのGDPは、近年日本を上回っている。
経済の中心は、輸出が支えていて、農業、食品、医療、エネルギーなど特色のある産業を発展させている。
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○47都道府県で「幸福」な県はどこ?
2011年に法政大の大学院政策創造研究科の坂本教授らが、日本全国の47都道府県の幸福度調査を行ったことがある。
その調査に結果、1位:福井県、2位:富山県、3位:石川県となった。
東京都は38位、最下位は大阪府となっている。
ここで、男女ともに長寿県である長野県は、7位の結果となった。
調査方法は、様々な社会経済統計を利用し、「生活・家族部門」、「労働・企業部門」、「安全・安心部門」、「医療・健康部門」に分けて、指標順位による10段階評価の平均でランキングしている。
上位3位の県は、未婚率が低く出生率が高い傾向にある。
福利厚生も充実していて、犯罪や火災、事故が少なく安心して暮らせるという。
○「待機児童」やればできるのに、なぜやらなかった政府!
比較しても分かるが、福祉に力を入れようということを、うたっていても、なかなか国民に伝わってこないのが現状だ。
最近「保育園落ちた日本死ね!」などのブログが話題となり、国会でも取り上げらるほどになった。
首相の「誰がブログを載せたのか、確認のしようがない」という発言に、国会前に「待機児童」に悩む親たちが、「保育園落ちたのは私です!」とプラカードを揚げる人たちもいた。
政府は急遽、待機児童解消に向けて緊急対策を打ち出したのである。
「一時預かり」について、同じ子どもを毎日預けるサービスを行い、入所が決まるまでの居場所を確保する。
また定員を超えての入園も緩和したのである。
ここで問題なのは、どうして「今すぐできる」ことを、やってこなかったのか。やれば早急にでも対処できたものを。
レストランに行って、料理を頼んでも30分待たされ、料理がでてこないことに文句を言うと、1分もかからず料理が出てきたようなものである。
それでは、デンマークのように幸福である日本とは言えない。
○まとめ
・国連の「国際幸福デー」でデンマークが、世界幸福度ランキングで1位となった。
・アメリカやイギリスでも幸福度1位はデンマークとなった。
・デンマークは、国民一人当たりの所得が高い。食料、エネルギーを輸出している。
・デンマークは、高福祉国家で、医療、教育費は無料。24時間在宅ケアがある。
・デンマークは、職業を意識した学校教育が盛んに行われ、女性の労働参加も多く、手厚い育児支援も充実している。
・日本の福祉をみると、言われて仕方なくやる政府の意向に、国民が怒り政府を動かした。
あまり国際関係にばかり目を向けていないで、国民主体で観てほしい感じがする。
最後に、
『国会議員は国民の代表であるのだから・・・』
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