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「母の日」に花を贈る習慣は、いつからはじまったの?

5月の第2日曜日が、「母の日」で母に感謝する日として花を贈ります。

今では花を贈る以外に、母の好きなプレゼントなども贈るようなってきています。




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5月5日は子供の祝日ですが、日本では「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」こととなっている。
いわば「母の日」ということもあるようです。

私の母も、お花が好きで「母の日」に花をプレゼントすると、すごく喜んでくれます。

母の日にプレゼントするのは、お花でなぜかカーネーションということになっています。

○なぜ「母の日」にカーネーションを贈るようになったの?

アメリカでは南北戦争(1861年~1865年)が終結直後の1870年に、ジュリア・ウォード・ハウの女性参政権運動家の女性がいた。

ハウはこの南北戦争で、夫や子どもを戦場に送るのを拒絶しようと立ち上がり「母の日宣言」と称し、敵味方問わず負傷兵の衛生状態を改善するように活動した。

ハウの死後2年が経過して、娘の一人であるアンナは、亡き母を偲び、教会で日曜日にカーネーションを贈った。

1908年5月10日に教会に集まった人々が、「母の日」として祝ったことが、始まりとされています。

その後「母の日」にカーネーションを贈る習慣は、全世界に広がって行った。

1914年に「母の日」は、アメリカの記念日として5月の第2日曜日と定められた。

日本では、1949年頃から「母の日」として祝うようになっていった。

この「母の日」は、国によって違ってきます。
スペインでは5月の第1日曜日、北欧スウェーデンでは5月最後の日曜、イギリスやグルジアでは3月3日となっています。

○カーネーションの花の色には意味があるの?

カーネーション全般の花言葉は、「無垢で深い愛」となっています。
その他に、「女性の愛」「感覚」「感動」「純粋な気持ち」などがあるようです。

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(写真:www.e87.com)

・赤いカーネーションの花言葉
母への深い愛、あなたに会いたくてたまらないなど。
「母への愛」、「愛を信じる」、「熱烈な愛」、
「哀れみ」※母の日ができる前の花言葉

・ピンクのカーネーションの花言葉
ピンクは明るい気持ちにする効果があるとされています。
「感謝」、「上品・気品」、「暖かい心」、「美しい仕草」

・黄色いカーネーションの花言葉
「軽蔑」、「美」、「嫉妬」、「愛情の揺らぎ」、「友情」
※あまり母の日に贈る花ではないようです。

・オレンジのカーネーション
恋人向けの花となります。
「純粋な愛」、「あなたを熱愛をします」、「清らかな慕情」

・白いカーネーションの花言葉
純粋な愛、かわいくて愛らしい母へ。
「尊敬」、「純潔愛」、「私の愛情は生きている」、「愛の拒絶」
※白いカーネーションは、亡くなった母へ贈るものなので、その他の色のカーネーションを選ぶべきです。

・紫のカーネーションの花言葉
クールで大人っぽい感じの母へ。
「誇り」「気品」

・青いカーネーションの花言葉
ロマンチックな母へ!
「永遠の幸福」

今では、カーネーションも色んな色を楽しめることができます。
母へのプレゼントに、ふさわしい色を選んでみてはいかがでしょうか。

○花以外のプレゼントはあるの?

さて、母へのプレゼントとして花の他に、何があるのか。

☑「スカーフ・ストール」
年間を通して使えるもので、母へのプレゼントには最適です。
旅行やちょっと出かけるときなどに、首に巻いて出かけると気分も最高になります。
最近では、デザインだけでなく素材にも、こだわったスカーフやストールが出ています。

☑「スイーツ・健康食材」
母には、いつまでも健康で長生きしてほしいし、母の日のプレゼントには、スイーツをおいしく食べてくれるのが一番うれしい。

☑「家電」
いつも家事で働いてくれるお母さんに、掃除機、電子レンジ、料理器具などをプレゼントすると、断然喜ぶこと間違いなし。

いつも使うものだから、子どもからプレゼントされれば、とてもうれしいもので、助かるものになります。




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○「父の日」はあるの?

「母の日」はよく耳にしますが、「父の日」ってあるの?
聞いたことはあるが、いつだっけ。と、お父さんにとっては、とても寂しい気になります。

「父の日」はあります。

毎年「6月の第3日曜日」になります。

「母の日」があるのだから、「父の日」を設けたような、取って付けたようなことではありません。

1909年にアメリカ・ワシントン州で、ソノラ・スマート・ドッド(女性)が、男手1つで育ててくれた父親に感謝するために、父の誕生日である、6月に教会で礼拝をしてもらったことがきっかけとされています。

当時、父が南北戦争に召集され、その間、母親が彼女を含む6人の子どもの面倒を女手1つで、やっていたが、母が過労死していまいます。

父が戦争から帰ってきて、今度は男手1つで、子どもたちを養うことになります。

育ててくれた父も、子どもたちが成人したころに亡くなってしまうのです。
そこで、彼女は「母の日」があるのだから、「父の日」もあるべきだと、教会に嘆願しました。

1916年アメリカ合衆国大統領、当時28代大統領ウッドロー・ウィルソンが、彼女の家を訪れ、父の日の演説をを行い、これにより正式に「父の日」が認知されるようになったのです。

やはり親は子どものために、当たり前と思ってやっていることは、子どもにとって、かけがえのない感謝の気持ちが伝わって、「母の日」と「父の日」に感謝する日を設けるようになったのではないでしょうか。

この「父の日」も国によって違ってきます。
台湾では8月8日、ブラジルでは8月の第2日曜日、ロシアでは2月23日となっています。

○まとめ

・「母の日」は「5月の第2日曜日」で、母に感謝する日となっています。

・母に贈るプレゼントは、花だけではなく、母が喜ぶものや母の助けとなるものをプレゼントしよう。

・「父の日」は「6月の第3日曜」で、父にも感謝の気持ちでプレゼントを贈りましょう。




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