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リカちゃんの人気の秘密とは?

「リカちゃん」は今から40年以上前に誕生した着せかえ人形です。
今でも人気の「リカちゃん」人形は、ロングセラーの商品となっている。





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「リカちゃん」は5月3日生まれ、おうし座生まれの11歳。
明るくちょっぴり あわてんぼうの性格で、誰でも女の子の憧れです。
SnapCrab_NoName_2016-4-4_19-19-23_No-00(写真:matome.naver.jp)

あなたのお母さんも一度は「リカちゃん」人形で遊んだ記憶が、あるのではないでしょうか。。

筆者は3人兄弟の2番目で上と下は女子だったので、「リカちゃん」人形に触れたことはありました。

当時は今のように、きれいでバリエーションのある衣装ではなく、ワンピースだったような記憶があります。

今では、人形などに直接触れるのではなく、スマホで着せ替えを行うようになってきていますが、直接人形に触れて、自分で着せ替えを考えて、買いもの衣装や遊びの衣装などを考えるわけです。

○当時アメリカの人形は大きかった!

「リカちゃん」をつくったのは「タカラ・トミー」ですが、当時はビニールのおもちゃをつくる会社だったのです。

日本でも、当時人気のあったアメリカから入ってきた「バービー人形」や「タミー人形」が人気でした。
タカラは、人形の住める「ドールハウス」をつくる計画を立てていたのです。
しかし、「バービー人形」や「タミー人形」は身長およそ30cmもあり、人形に合わせてハウスをつくると、かなり大きくなってしまう。

www.cnn.co.jp(写真:www.cnn.co.jp)

日本のせまい家には、なかなか置くことができません。
またタカラは、体の小さい日本のこどもでも、かんたんに持ち運びできるものはないかと考えていました。

○「リカちゃん」人形の発売のきっかけとは?

「バービー人形」や「タミー人形」は、本来アメリカで作られた人形で、金髪で青い目、長い足など、日本の子どもにはかけ離れた、少し大人びた雰囲気の人形でした。

topicks.jp(写真:topicks.jp)

そんな子どもたちは、人形を友だちとして扱うことこともできず、「きれいなお姉さん」という感じで、接していたのではないでしょうか。

当時既に流行っていたものとして、「ダッコちゃん」人形が240万個を売り上げる大ヒット商品となっていました。腕にぶら下げて歩く若い女性の姿も社会現象にまでなっていました。

タカラは、小さい子どもでも持ちやすい身長21cmの小さめの体で、少女マンガのヒロインに出てくるような顔立ち、小学生ということで、日本の子どもが親しみを持てるような工夫したのです。

タカラは1967年より、いよいよ「リカちゃん」人形を発売することになったのです。

○細かいキャラクター設定が人気の秘密

「リカちゃん」人形の人気の秘密は、誕生日や性格、年齢、家族構成や趣味などを事細かく記した、プロフィールがあるということです。

背景には、当時男の子の間で大流行していた、怪獣図鑑に詳細なプロフィールがあったのです。タカラはそのプロフィールを「リカちゃん」人形にもあてはめたのが、きっかけとされています。

プロフィールが分かると、同じ年なんだとか、そういう性格なんだと向き合う上で親しみを増していくのです。

<プロフィール>
本名 :香山リカ ※
誕生日 :5月3日
年齢 :11歳(5年生)
星座 :おうし座
身長 :142cm
体重 :34kg
趣味 :おかし作り
性格 :明るくてちょっぴりあわてんぼう
将来の夢:デザイナー
好きな色:白とピンク
好きな花:赤いバラ

※名字は当時人気だった加山雄三さんの奥さんで香山美子さんの名字を引用したとされている。

このように、「リカちゃん」について、いろいろと分かると、人形ではなく身近な友だちのように思えるものです。




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○「リカちゃん」の家族構成

「リカちゃん」には家族がいて、父の「香山ピエール」は、フランス人で音楽家で年齢は36歳。
母は「香山織江」は日本人でファッションデザイナーである。

「リカちゃん」には、双子の妹もいて、三つ子の赤ちゃんまでいるという。

prw.kyodonews.jp__prw_PI1im_LBF4UnON(写真:prw.kyodonews.jp)

また「リカちゃん」には、姉がいたことをご存じだろうか。
姉は「香山リエ」で、航空機客室乗務員をしていたという。人形として姿を見せたのは、3年間だけでですが、その後姿を消しています。

○「リカちゃん」の発売当初のお値段は?

初代「リカちゃん」は、1体600円。今の貨幣価値に換算すると3000円ぐらいでしょうか。

人形だけでなく「リカちゃん」を運び、そこで遊ぶこともできる「ドールハウス」(980円)も同時に発売されたのです。

○まとめ

・「リカちゃん」は40年以上前に誕生したお人形で、今でも根強い人気となり、ロングセラーとなっている。

・「リカちゃん」を発売したのでは、「タカラ・トミー」である。

・アメリカの「バービー人形」や「タミー人形」はあったが、大きかったので、ドールハウスをつくると大きくなってしまった。

・タカラは、小さい子どもでも持ちやすく、女の子のあこがれの少女マンガのヒロインにのような、顔立ちの人形をつくった。

・「リカちゃん」には、詳細なプロフィールがある。
親しみやすく身近な友だちのように接することができた。

・「リカちゃん」の家族構成も分かっている。

たくさんの人々に愛されながら、時代に合わせて少しずつ顔立ちや体つきなどを変化させながら、人気を保ってきたのです。




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