知って得する雑学集

知って得する雑学の知識を提供

日本中が熱狂した!1964年・東京オリンピック

2020年に「東京オリンピック」が、約55年ぶりに行われます。

今10月の第2月曜日は「体育の日」と国民の休日として定めれています。ひと昔は10月10日が「体育の日」となっていました。




スポンサードリンク

どうして、この日を「体育の日」になったのか、ご存じでしょうか。

それは1964年10月10日に、日本ではじめて「東京オリンピック」が開催されたことを記念して、「体育の日」が国民の祝日とされたからです。

(東京オリンピック_出典:withnews.jp)

統計的には、10月10日前後は比較的、天気が良いという統計もあり、野外のスポーツには最適な時期だったのです。

「東京オリンピック」が開催されるまでに、いくつか困難なことがあり、まず最初に1940年夏季大会の開催は、戦争により日本での開催を返上しています。

次に1960年に夏季開催地を日本でと立候補したのですが、IOC総会において、ローマに敗れています。

1959年に、西ドイツミュンヘンにて開催された、1964年の夏季開催地の候補において、欧米の3都市を破り、ようやく日本に決定されたのです。

○待ちに待った大イベント「東京オリンピック」

第二次世界大戦が終わり、あたり一面焼け野原から見事に復興をとげた東京は、むかし以上の活気を取り戻しいました。

オリンピックは東京で、そして日本にとって、待ちに待った大きなお祭りだったのです。
開催地が日本に決まり、オリンピックの準備のため、日本中が活気に満ちていました。高度経済成長の始まりとなっていったのです。

その中で、東海道新幹線は、東京オリンピックの開会式の直前に完成し、羽田空港と都心をつなぐモノレールも、オリンピックの開催に間に合うように建設され、インフラ設備を進めてきました。

(新幹線_出典:Yahoo!ブログ)

そしてこの頃から、オリンピックの映像を見ようと、白黒テレビからカラーテレビに買い換える家庭も多くありました。

(カラーテレビ_出典:blog.livedoor.jp)

こうして東京オリンピック準備が進む中、8月にギリシャで点火された聖火は、戦争のとき戦場となった国々を周り、平和の聖火であることをアピールした後、日本の東京に向かいました。

そして1964年の10月10日午後、快晴の天気のもと、昭和天皇によって開会宣言が行われ、東京オリンピックが開催されました。

(1964年の東京オリンピック_出典:ジェスコーポレーション)

当時のオリンピックの参加国・地域は、93カ国、参加人数は5133人でした。

開催費用は、1兆円の規模になりました。
2020年の「東京オリンピック」の開催費用は、3兆円とも言われ、今の1/3の費用負担となっています。

これだけ開催するための費用が膨らむと、オリンピックを開催する国は少なくなってくるでしょう。




スポンサードリンク

○「東京オリンピック」で活躍した選手たち!

「東京オリンピック」で今でも話題になるのが、「東洋の魔女」と呼ばれた女子バレーボールの活躍がありました。

(東洋の魔女_出典:Naverまとめ)

今ではバレーボールにおいて、「回転レシーブ」、「時間差攻撃」などは当たり前となっていますが、実はこれは「東洋の魔女」が初めて行ったものだったのです。

「東洋の魔女」とは、1961年の欧州遠征で22連勝したことで、当時の監督だっら「大松博文(おおまつひろふみ)によって、つけられたものです。

(大松博文_出典:ココログ)

1964年の東京オリンピックでは、5試合で落としたセットは1セットのみで圧倒的な力で金メダルを獲得しているのです。

(東洋の魔女_はてなダイアリー)
ソ連(現在のロシア)との決勝戦では、なんと66.8%の高視聴率となり、スポーツ中継としては、歴代最高となりました。

また他のスポーツでは、円谷幸吉がマラソンで「銅メダル」を獲得したのも話題になりました。このメダルは、陸上競技で日本が獲得した唯一のメダルとなったのです。

初めて正式種目となった柔道では、日本は3つの階級で「金メダル」を獲得、レスリング、体操、ボクシング、ウエイトリフティングでも、「金メダル」を獲得しています。

大会中に日本が獲ったメダルは、金16個、銀5個、銅8個と、過去最高となったのです。

そして10月24日に、15日間行われた「東京オリンピック」は全日程が終了し、閉会式をむかえることになります。

電光掲示板には、「SAYONARA」と表示され、「蛍の光」の大合唱の中、閉幕しました。

(RELAY REVIEW 東京オリンピック_出典:FLYER Index)

世界中が熱狂するスポーツの祭典オリンピック。

日本でこれまで熱狂的に、活躍した大会は、今のところ1964年の「東京オリンピック」だけです。

目の前でオリンピックを見られたら、どんなにすばらしいことでしょう。

2020年に「東京オリンピック」が開催されます。
いろいろな問題もありましたが、日本人が精いっぱいがんばれるように、応援しましょう。

○まとめ

・2020年に「東京オリンピック」が、約55年ぶりに行われる。
・10月10日が「体育の日」は、1964年の「東京オリンピック」が開催されたことを記念して祝日となった。
・「東京オリンピック」で今でも話題になるのが、「東洋の魔女」と呼ばれた女子バレーボールの活躍があった。
・日本が獲ったメダルは、金16個、銀5個、銅8個である。




スポンサードリンク

 - スポーツ, 一般, 日本の歴史, 歴史