アメリカ建国の父「ベンジャミンフランクリン」名言13の徳!
高いビルの上に、アンテナのような避雷針(ひらいしん)が見えます。
この避雷針は、高い建物を雷から守るものになります。
雷が落ちてきたときに、この避雷針に雷を落とし、高いビルを守っているのです。
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特に国宝級の重要文化財の建物などは、なくてはならないものになっています。
(絵:micro.rohm.com)
この避雷針を発明したのが、「ベンジャミン・フランクリン」という人物なのです。
ベンジャミン・フランクリンは、「アメリカの建国の父」として有名で、当時イギリスの植民地だったアメリカを独立に導いた人物でも有名なのです。
また、彼が日々実行していた「13の徳」である教訓があります。
彼は、この「13の徳」を毎週一つの教訓をテーマに生活していたと言われています。
現在のアメリカの100ドル紙幣に、彼の肖像(しょうぞう)が描かれている、とっても有名な人なのです。
(写真:100ドル紙幣_blog.goo.ne.jp)
○ベンジャミン・フランクリンとは、どんな人?
ベンジャミン・フランクリンは、アメリカの政治家で外交官、物理学者、気象学者と幅広い知識と仕事に携(たず)わっています。
当時アメリカはイギリスの植民地となっている時代。
アメリカのボストンに生まれている。
10歳のときに学校を卒業し、兄の手伝いをしながら新聞をつくる仕事に就(つ)いています。
その頃、彼は新聞記者として活躍していたのです。
それから17歳のときに、フランクリンは一人で大きな町で、印刷業の仕事を始めるのです。
彼は十代で、青年実業家となりビジネスの才能を発揮(はっき)し、大成功をおさめるのです。
その他、彼はアメリカで初めて「公共図書館」をつくるなど、人々のために、働いた人物でもあるのです。
フランクリンは、科学者として才能を発揮し、特に有名なのが「稲妻(いなずま)は電気の一種である」ことを、発見しことでも有名です。
それを証明するためにフランクリンは、嵐の日に凧(たこ)を上げて、実証してみせたのです。
(絵:www.ces.or.jp)
高く上がった凧(たこ)が、稲妻(いなずま)が凧糸(たこいと)を通ってくるのを確認しています。
更に電気にはプラスとマイナスがあることも、発見しているのです。
「避雷針(ひらいしん)」は、この実験で得られた結果から、生まれたものなのです。
○どうして彼は「アメリカ独立の父」と言われているの?
やがてフランクリンは、政治の仕事もするようになります。
その頃イギリスの植民地であったアメリカは、一国の国として扱ってもらえず、本国のイギリスの言うことをきかなくてはならない時代であったのです。
そこでフランクリンは、アメリカがイギリスから独立し、自分たちで国の政治を行っていけるように、尽力(じんりょく)を尽くすようになっていきました。
アメリカ独立戦争(1775年-1783年)が、イギリス本国とアメリカ東部沿岸(とうぶえんがん)のイギリス領の13植民地と戦争が起こることになります。
フランクリンはフランスに渡り、アメリカに協力するように求めます。
当時アメリカ大統領であるワシントンらとともに、アメリカの独立宣言を考えたのも、フランクリンなのです。
(写真:www.sekaimon.com)
フランクリンは、偉大な科学者であり、同時に「アメリカ建国の父」でもある。
今でもアメリカだけでなく、世界中で尊敬されている人物の一人なのです。
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○フランクリンの「13の徳」とは?
アメリカ建国の父と称されるフランクリンですが、彼が残した名言も多く残されています。
その中で、彼が日々実行していた「13の徳=教訓」があります。
一年間は52週であり、13の徳を1周間ずつ実行すれば、年4回のローテーションとなるのです。
その「13の徳」をご紹介します。
①「節制(せっせい)」
飽くほど食うなかれ。
酔うまで飲むなかれ。
②「沈黙(ちんもく)」
自他に益なきことを語るなかれ。
駄弁(だべん)を弄(ろう)するなかれ。
③「規律(きりつ)」
物はすべて所を定めて置くべし。
仕事はすべて時を定めてなすべし。
④「決断(けつだん)」
なすべきをなさんと決心すべし。
決心したることは必ず実行すべし。
⑤「節約(せつやく)」
自他に益なきことに金銭を費(つい)やすなかれ。
すなわち、浪費(ろうひ)するなかれ。
⑥「勤勉(きんべん)」
時間を空費(くうひ)するなかれ。
つねに何か益あることに従うべし。
無用の行いはすべて断(た)つべし。
⑦「誠実(せいじつ)」
詐(いつわ)りを用いて人を害するなかれ。
心事は無邪気(むじゃき)に公正に保つべし。
口に出ですこともまた然(しか)るべし。
⑧「正義(せいぎ)」
他人の利益を傷つけ、
あるいは与うべきを与えずして
人に損害を及ぼすべからず。
⑨「中庸(ちゅうよう)」
極端を避(さ)くべし。
たとえ不法を受け、
憤(いきどお)りに値すと思うとも、
激怒(げきど)を慎(つつし)むべし。
⑩「清潔(せいけつ)」
身体、衣服、住居に
不潔(ふけつ)を黙認(もくにん)すべからず。
⑪「平静(へいせい)」
小事(しょうじ)、
日常茶飯事(にちじょうさはんじ)、
または避けがたき出来事に、
平静を失うなかれ。
⑫「純潔」
性交はもっぱら健康ないし
子孫のためにのみ行い、
これにふけりて頭脳を鈍らせ、
身体を弱め、
または自他の平安ないし、
信用を傷つけるがごときこと、
あるべからず。
⑬「謙譲(けんじょう)」
イエスおよびソクラテス
に見習うべし。
○まとめ
・避雷針を発明したのは、アメリカの独立の父として知られている「ベンジャミン・フランクリン」である。
・彼が日々実行していた「13の徳」である教訓がある。
・アメリカの100ドル紙幣に、彼の肖像(しょうぞう)が描かれている。
・彼はアメリカで初めて「公共図書館」をつくるなど、人々のために、働いた人物である。
・フランクリンは、科学者として才能を発揮し、稲妻は電気の一種である」ことを、発見している。
・フランクリンは、嵐の日に凧(たこ)を上げて、実証してみせた。
・また電気にはプラスとマイナスがあることも、発見している。
・当時アメリカ大統領であるワシントンらとともに、アメリカの独立宣言を考えたのも、フランクリンである。
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