「中秋の名月」は満月の日なの?
旧暦の八月十五日は「中秋(ちゅうしゅう)の名月」といって夏から秋に近付き、一番月が大きく、きれいな満月をみるとことができます。
地球から一番近い天体としては、月になります。
月の模様がウサギが餅をついているように見えると、昔からよく言われています。
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「中秋の名月」は、九月十五日(旧暦で八月十五日)ごろで、意味としては「なかあき」ということになります。
旧暦では「一・二・三月」は春、「四・五・六月」は夏、「七、八、九月」は秋、「十、十一、十二月」は冬に分けられていました。
今は新暦となって、春、夏、秋、冬の時期はずれているので、「中秋の名月」の月は、九月となります。
新月は月のはじめで、満月は月の半ば15日ごろになり、夜の月は必ず満月か満月に近い、丸いお月さんを見ることができます。
○「十五夜の月」の満月に、秋の収穫に感謝する!
旧暦の八月十五日は「中秋(なかあき)」と言って、「中秋の名月」(十五夜の月)と呼んています。
今では新暦となり、九月十五日が「中秋の名月」となります。
「十五夜の月」に、収穫物に感謝し「月」にお供えするものです。
(イラスト:中秋の名月_nekonohige896.blog133.fc2.com)
しかし「十五夜の月」に満月になるのは、9月の中頃になるとは限りません。むしろ満月でない方が多いと言われています。
9月末や10月にずれ込むこともあります。
昔は「芋名月」とも言われ、芋を供えていましたが、今では団子を供えることが風習となっています。
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○新月と満月の違ってなに?
「新月」は月と太陽がほぼ同じ方向にあり、朔(さく)の日とも言われ、月から反射した太陽光が地球にほとんど届かないことになり、強い太陽光の影響で地上から月が見えにくくなります。
(図:新月と満月について_www.starmoon.jp)
朔日となった場合、日食が起こると言われ、皆既日食や金環日食に新月の輪郭を見ることができます。
新月(朔日)は、月の始まる1日となります。
この1日(ついたち)は、月の始まり「月立ち(つきたち)」が転じて「ついたち」と言うようになったのです。
「満月」は、月と太陽が180度反対側に位置し、丸い月を見ることができます。
満月の日に、月見で丸い月を鑑賞することができ、特に秋の満月は美しく、日本では秋の収穫を供える風習があります。
○新月で願い事をし、満月で願い事が成就するって本当?
満月の日に願いごとをする人がいますが、満月は完成され願い事が成就する日になります。
むしろ新月の日に「願い事」をして、満月で願い事が叶うと言われています。
新月が月の始まりであり、そのときに収穫を願い、満月で収穫されたもので祝うことが、昔からの封風習となっている。
決して、満月の日に月を見て、お願いごとをしないように。
○まとめ
・「中秋の名月」は旧暦の八月十五日(十五夜の日)となり、今では九月十五日となっている。
・新月は月のはじめで、満月は月の中ごろ十五日ごろとなる。
・「十五夜の月」の満月に、秋の収穫に感謝する。
・芋を供えていましたが、今では団子を供えることが風習となっている。
・「新月」は月と太陽がほぼ同じ方向にあり、朔(さく)の日とも言われている。
・新月(朔日)は、月の始まる1日となり、「月立ち(つきたち)」が転じて「ついたち」となった。
・「満月」は、月と太陽が180度反対側に位置し、丸い月を見ることができる。
・新月の日に「願い事」をして、満月で願い事が叶うと言われている。
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