喫煙で肺がんリスクが高いの?
今は昔と違って、たばこを吸う人が皆から煙たがれる時代となっている。
大阪府では、橋下前市長(大阪市長)が、実施した庁舎内での喫煙を全面撤廃をしたことは、記憶に新しい。
庁舎の職員は、庁舎の外に出ていわゆる路上喫煙をしていたという。
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その喫煙する姿に路上を歩く人に、「逆にみっともない」と言う意見が相次ぎ、やむなく市長は喫煙スペースを7年ぶりに復活した例もある。
喫煙者の、人権を無視したものだと言う意見もあった。
また昨年、就職活動中の若者が、喫煙しているというだけで、不採用になった事例もある。
「たばこを吸っているだけで、就職できないのは差別だ」という声も上がっている。
この件について、雇い主の労働採用する行為において、適法と判断されいるようです。
職種にもよると思うが、料理をするようなコックや板前などは、喫煙を理由を不採用することは、考えられる。
またお客を相手にする、ホテルやリゾート施設などは、なかなか喫煙者には、難しいかも知れない。
たばこ規制に関するWHO条約
厚生労働省は、平成16年3月9日に「たばこの規制に関する世界保健機関枠組条約」(WHO)に関して、同条約に署名し締結について、国会の承認を求めることを閣議決定している。
これを受けてニューヨーク(国連)において、受諾書を国際連合事務総長に寄託している。
以上のことがあって、厚生労働省は躍起になって喫煙者を一掃しようと目標を挙げている。
それとは変わって、財務省は収入源であるタバコに関しては、消極的になっている。
平成19年度たばこ税は、2兆円規模になっている。
そのうち、国たばこ税は9,253億円で、後は地方の一般財源に充てられる。
その財源が減るということは、国にとってもマイナスになりかねない、厚生労働省の言う事をすんなり受け入れるのも難しい。
このまま喫煙者が減ると、財源が国保できなく、やがては消費税の増税となっていくだろう。
喫煙と肺がんリスクについて
ここで喫煙と肺がんリスクについて、調べてみよう。
厚生労働省の調べでは、「がんによる死亡の相対危険度」として、
男・・・1.5倍
女・・・1.6倍
という調査結果がでている。
また喫煙者本人への健康影響として、
循環器病による死亡について、
循環器病 男・・・1.4倍、女・・・1.5倍
虚血性疾病(心筋梗塞、狭心症等)
男・・・1.7倍、女・・・-
脳卒中 男・・・1.7倍、女・・・1.7倍
という喫煙によって併発する死亡について相対危険度の結果も報告されている。
喫煙によってさまざま疾病のリスクがあることが伺えるが、呼吸器疾病ならまだしも、心臓病にまで死亡リスクになるということは、信じがたいものもある。
それではアメリカはどうか、調べてみました。
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米国におけるがん死者数について
アメリカでは、ここ20年間で22%死亡率が減少している。
それは、故ニクソン元大統領が1971年に「がんを撲滅する」宣言したことから、端を発している。
そのためか、米国ではがん発生率は減少の一途をたどっている。
しかし、いまだ肺・気管支炎のがんは日本と同様にトップとなっている。
米国では新たにがんと診断されたものではトップは心臓病、次いで肺・気管支がんとなっている。
がんでの死亡については、男性では1位が肺・気管支がん、次いで前立腺がん、大腸がん、直腸がんと続いている。
女性の1位は、肺・気管支がん、次いで乳がんとなっている。
ここで、日本と違うのは、肺・気管支がんと心臓とは分けて考えていることだ。
これは「疫学」という医学統計によるもので、喫煙で肺がんになったから、循環器系もがんによるリスクがあると結論づけてしまっているのではないか。
厚生労働省が、喫煙を減らしたいと思う気持ちが強かったのではないかと、考えせざるおえない。
喫煙による動物実験
ここでなぜ、喫煙=肺がんとなったのか、興味深い動物実験を行った、ある研究があった。
マウス、ラット、ハムスターなどの小動物を用いた人工喫煙を実験をおこなった。
マウスを用いた実験では、肺発ガン物質の投与とたばこ主流煙による長期の喫煙により、がんの腫瘍が発見されたとしている。
ラット、ハムスターについては、がんの作用は見つからなかったとしている。
この実験結果がもとになり、喫煙=肺がんとなったわけである。
ここで、マウスによる喫煙実験では、肺がんの腫瘍が見つかったのであるが、
この実験では人間でいうと1日200本分のたばこを吸ったことになる。
いくらヘビースモーカーでも1日200本のたばこを吸うだろうか。
それでは、人が喫煙を続けると本当に肺がんになるのか。
喫煙を続けて30年後に発症する!?
たばこを吸っている人が、今すぐ”がん”になることはない。
がんを発症するのは、喫煙を続けて30年後に”がん”になるケースが多いという。
喫煙率が下がっているにも関わらず、がんで死亡する人が多いのも、たばこを止めても30年後に、がんになったと考えられている。
がんの多くは、先天性の病気は別として、20年から30年後に”がん”になり、人を襲うのである。
潜伏期間が長いものである。
がんの初期段階で見つかったものでは、表面化してきたということで、初期がんとは言えなくなる。
喫煙者のほとんどは、ビタミンCが非喫煙者に比べて明らかに低いことが分かっている。
たばこを吸うことで、ビタミンCがたばこを吸うことで活性酸素を退治しようと、消費されたのであろう。
喫煙は健康によい!?
たばこは、「百害あって一利なし」と言われているが、実はそうでも無いようだ。
たばこに含まれるニコチンは、脳の神経伝達の代わりをするというもの。
ニコチンは、自律神経に作用して血管を縮めるデメリットもある。
お酒などを飲んで、たばこを1本吸うと意識がはっきりするようになるのと同じである。
アルツハイマー、パーキンソン病、潰瘍性大腸炎などに効果があると結果も出ている。
これは「疫学」であり、喫煙者と非喫煙者とを比較して少ないという結果に基づいている。
先ほども触れたように、厚生労働省が「疫学」を使って導き出した報告は、どんな解釈でもできてしまうことである。
喫煙者が心臓である循環器系にまで、幅を広げていることは、おかしい気もする。
一部の人の意見に、翻弄されかねない。
しかし、たばこも高くなってきたし、家計のことも考えて、禁煙していきましょう。
それと運動も忘れずに!
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