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七夕にみられる「天の川銀河」ってなに!?

皆さんが夜空の星を見上げると、夜空を大きく横切る「光の帯」が見えることがあります。

最近都会では、町の灯りが多い中では、なかなか見ることができませんが、田舎などでは空気が澄んでいるので、はっきりとその姿を見ることができます。




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その光の帯が「天の川」あるいは「天の河」といわれる、帯状の星の集まりなのです。

その帯状の星の集まりを「銀河」とも呼ばれ、地球や太陽系を含む銀河系です。

七夕(たなばた)というと、織姫(おりひめ)と彦星(ひこぼし)が年に1度だけ、「天の川」をはさんで、会えるという物語があります。

(織姫と彦星_出典:www.irasutoya.com)

しかし「天の川」を見るのは、七夕の日である7月7日は、たいてい梅雨の時期なので、天候も悪いことが多く、適していないのが実情なのです。

旧暦では7月7日は、8月にあたるので、旧暦の七夕の日には「天の川」が見えることになります。

○「天の川」は川のような星のあつまり!

「天の川」はその光の帯が、まるで川のように見えることから、「天の川」と呼ばれるようになりました。

(天の川_出典:sorae.jp  宇宙)

しかし「天の川」っていったい何なのでしょうか。

それを知るためには、まず宇宙がどのようにできているかを、考えてみる必要があるのです。

宇宙には、大小さまざまな星たちが光っていますが、宇宙をもっと広い視野で眺めてみると、こうした星たちが集まってできた「銀河(ぎんが)」というものがあります。

(銀河_出典:星空の珊瑚礁)

私たちの地球は、太陽の周りを周っていますが、太陽のように自分で光る「恒星(こうせい)」と呼ばれる星が、1000億個ほど集まっていると言われています。

これは「恒星」だけの数ですから、私たちが住んでいる地球のような星は含まれていません。

そう考えると、ひとつの銀河には、とんでもない数の星が集まっているわけです。




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○地球にとどく太陽の光は何分前の光なの!?

ここで、地球に届く太陽の光について考えてみます。

地球から太陽までの距離は、1億4960万キロメートルあります。

(天文単位_出典:物理のかぎしっぽ)

太陽の光が地球まで届く時間は、8分19秒ということが分かっています。

そうです、私たち地球上で見える光は、8分19秒後の光を目にしているのです。

他の恒星と比べると、とても近くにあるということになります。

ある恒星では、何万光年離れているので、今光っている星は、何年、何十年、何百年前の星の光を見ていることになるのです。

○地球も銀河のなかま!

銀河系は、宇宙に数ある銀河の中でも、地球や太陽系を含む銀河です。

以前は渦巻きをした銀河の一種と考えられていましたが、最近の研究で、銀河は棒状巻銀河であるいう説が有力となっています。

(銀河_出典:Gigazine)

私たちが住む地球も、この銀河という星の集まりの中に入っています。

「天の川銀河」とも呼ばれ、地球から見える帯状の星の集まりは、「天の川」とも呼ばれている。

じつは星がたくさん集まった銀河を、地球から眺めたときの姿なのです。

夏に日本から銀河を見ると、多くの星が集まっています。

銀河の中心の方をよく見ることになります。

ですから、夏の方が冬よりも、はっきり「天の川」が見えるのです。

「天の川」をはさんで、年に1度しか逢うことができない、織媛と彦星は、願いが叶うといいですね。

○まとめ

・夜空を大きく横切る「光の帯」が、「天の川」という。

・帯状の星の集まりを「銀河」とも呼ばれている。

・七夕というと、織姫と彦星が年に1度だけ、「天の川」をはさんで、会えるという物語がある。

・ひとつの銀河には、とんでもない数の星が集まっている。

・太陽の光が地球まで届く時間は、8分19秒。

・夏の方が冬よりも、はっきり「天の川」が見える。




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