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仮眠をとると勉強に効果があるって本当!?

勉強で集中力(しゅうちゅうりょく)を使うため、頭も身体も疲(つか)れてしまいます。

そんな時、昼間に「仮眠(かみん)」を取ることで、疲れた身体や頭を休ませ、回復(かいふく)させることができるのです。





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皆さん、「仮眠」は成績向上(せいせきこうじょう)にも効果があることは、ご存じでしょうか。

人間眠いと、仕事や勉強に集中できなくなります。

よく徹夜(てつや)で仕事をしたなどという話を耳にします。また学生などは、翌日の試験のために徹夜で勉強したという人もいるでしょう。

しかし、逆に仕事の効率(こうりつ)はとても悪く、逆効果(ぎゃくこうか)になっていることもあるのです。

スポーツでも、初めて行う競技(きょうぎ)や技などの習得も、一度仮眠をとるとこで、上達が早くなったという報告例もあります。

○寝ている時に記憶は整理される!

日常の出来事や、勉強をして覚えたことは、脳の「海馬(かいば)」というところに一旦(いったん)、記憶(きおく)されます。

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これがいわゆる、一時記憶(いちじきおく)となります。

海馬に集められた記憶は、時間が経つにつれ失われていきます。

ここで重要なのは、「睡眠(すいみん)」を取ることで、この記憶を大脳皮質(だいのうひしつ)に送られ整理され、長期保存(ちょうきほぞん)されるのです。

夢を見るのも脳が情報整理(じょうほうせいり)しているからと、言われています。

○どうして「仮眠」を取ると成績が上がるの?

最近の研究では、勉強後に「仮眠」をとったグループと、取らなかったグループに分けて、小テストする実験を行った。

その結果、仮眠を取ったグループの方が、仮眠を取らないグループに比べて成績(せいせき)が良かったという実験結果(じっけんけっか)が出ています。

記憶(きおく)は寝ているときに整理(せいり)され定着(ていちゃく)するので、昼間の仮眠はとても効果的(こうかてき)なのです。

このように「仮眠」は、記憶を定着する働きを持っているだけなく、勉強の効率(こうりつ)を良くする働きを持っています。

nemuri-lab-jp(写真:nemuri-lab.jp)

これは、スポーツにもいえることで、体の動かし方なども、寝ているときに記憶されやすいと言われています。




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○一時記憶する「海馬」とはなに?

海馬(かいば)とは、脳の記憶や空間学習能力(くうかんがくしゅうのうりょく)に関わる脳の器官(きかん)です。

アルツハイマー病における最初の病変部位(びょうへんぶい)としても知られています。

心理的(しんりてき)ストレスを、長期間受け続けるとコルチンゾールの分泌(ぶんぴつ)により、海馬の神経細胞(しんけいさいぼう)を破壊され、海馬そのものを委縮(いしゅく)させてしまいます。

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ここで昔見たテレビで、人間の一生を記憶している人がいるという番組を観ました。

%e8%a8%98%e6%86%b6%e5%8a%9b(イラスト:記憶力)

その人は、家にメモなどは一切置いていない。

それはメモに書いて残しておかなくても、すべて聴いたり見たりしたものは、記憶しているという。

その人の脳を、レントゲンで撮影(さつえい)してみたところ、普通の人より「海馬」が大きいことがわかった。

その人は、1日前の記憶も10年前の記憶も同じであると言う。

普通の人は、10年前や20年前の記憶を引張ってくるときに、時間がかかり、脳の奥底に眠る記憶をたどることをする。

しかし、記憶は良いことばかりではありません。
時には忘れてしまいたい記憶もあります。

人間、忘れてしまいたいという記憶は、時間とともに脳の奥底に記憶されます。

嫌なことは忘れて、良いことを記憶に留めてくれれば、ありがたいですね。

○まとめ

・昼間に「仮眠」を取ることで、疲れた身体や頭を休ませ、回復させることができる。

・人間眠いと、仕事や勉強に集中できなくなる。

・スポーツでも、初めて行う競技や技などの習得も、一度仮眠をとるとこで、上達が早くなったという報告例もある。

・日常の出来事や、勉強をして覚えたことは、脳の「海馬」というところに一旦、記憶される。

・海馬に集められた記憶は、時間が経つにつれ失われていく。

・重要なのは、「睡眠」を取ることで、この記憶を大脳皮質に送られ整理され、長期保存される。

・記憶は寝ているときに整理され定着するので、昼間の仮眠はとても効果的。




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