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瀬戸内海にはウサギの楽園、ウサギ島が存在する!

広島県の東に50kmほど離れた瀬戸内海の孤島に、大久野島という小さな島があることは、ご存じでしょうか。

その島は別名「ウサギ島」とも呼ばれ、約700匹のウサギが、生息している島があるとして知られている。





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ウサギはもともと島外の小学校で飼われていたものであるが、それがこの島に放たれて、野生化していったいう。
最初8羽のウサギが次第に増えていき、今では700匹程となっている。

www.qkamura.or.jp(写真:www.qkamura.or.jp)

なぜ、これほどまでウサギは繁殖したのか。

この島には、ウサギの天敵であるタカやキツネなどがおらず、ウサギたちは、のびのびと暮らすことができているのです。

ウサギはかわいいもので、人間に危害を加えることはないが、700匹以上いると、1匹、2匹餌を与えると、どっと集団で餌をねだりにくるので、少し怖いようにも思えます。

○「大久野島」は、昔地図から消されていた!

ウサギ島とも呼ばれる大久野島(おおくのしま)は、広島県・竹原市から沖合3kmに位置している。

大久野島は、現在は観光地となっていて、ウサギ島とも呼ばれるようになった。

昔この島は「地図に存在しない島」だった。

その分けとは、
第2次世界大戦前は、この島で毒ガスの製造が行われていたところで、国際的にも「化学兵器は禁止」されていた時代でもあり、地図から消され島自体が存在しない島になっていたのである。

島内にある毒ガス資料館では、当時の歴史を知ることができる。

ウサギ島には、こうした経緯のある島であった。

○「大久野島(ウサギ島)」ってどんな島?

ウサギ島は、広島県竹原市の沖合3kmの瀬戸内海に浮かぶ、周囲4.3kmの小さな島である。

httpchushikoku.env.go.jpokunoshimatop.html(地図:httpchushikoku.env.go.jpokunoshimatop.html)

戦後、島全体が国民休暇村に指定され、1934年に瀬戸内海国立公園に指定されている。

ウサギ島には、宿泊施設があり「休暇村 大久野島」があり、その他観光として「毒ガス資料館」「大久野島ビジターセンター」などがある。

島内には、基本的には人は住んでおらず、休暇村の職員が寝泊まりする施設があるだけ。一般車両の通行もできない。

休暇村と第二桟橋間を船の定期便が運行していて、そこからバスを無料で利用することができる。

Google地図(Google地図)

歩いても15分程度の距離となっている。

ウサギにふれあうには、一泊した方がたくさんふれあいことができるそうです。観光客が多いとその分ウサギとふれあう機会が少なくなるという。

8月の暑い時期に行くと、ビーチで泳ぐこともできる。
しかし、熱い時期にいくと、ウサギは暑さに木陰に隠れて出てこなくなるといいます。

○ウサギと接するには?

島全体には、ウサギがいたるところで見ることができるのです。

「餌」を持っていくと、ウサギは寄ってくるという。

golden-zipangu.jp(写真:golden-zipangu.jp)

ウサギは、角切りしたニンジンを数本、キャベツなどを持っていき、ウサギに与えると、喜んで寄ってきて食べてくれます。

ニンジンやキャベツの他に、リンゴなどを持っていくと良さそう。
その他に「ラビットフード」は、かなりの勢いで寄ってくるという。

ウサギと接するマナーとして
①ウサギを追いかけまわしたり、抱っこしない。
②島にウサギを捨てない。
③ごみやタバコのポイ捨てをしない。




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○大久野島ビジターセンターとは

ウサギ島にある「大久野島ビジターセンター」がありますが、ビジターセンターで、利用している自然エネルギーを体験しながら学ぶことができる設備も整っている。

大久野島ビジターセンター(写真:大久野島ビジターセンター)

センター内では、大久野島を中心に瀬戸内海国立公園の自然や歴史、文化にふれあうことができます。

太陽光発電やクールチューブ、中水処理浄化槽など環境にやさしい自然エネルギーを活用した施設などがある。

○毒ガス資料館とは

大久野島は、昭和5年頃から毒ガスの製造が始まり、昭和7年には、年間1200トンの毒ガスを製造していたという。

毒ガスが製造されることになり、島全体は地図に存在しない島となった。

この島で毒ガス製造に携わり、多くの犠牲者が出たことを伝えるために、1988年に広島県の関係市町と毒ガス障害者団体が協力して、当館を開会している。

世界の平和博物館(写真:世界の平和博物館)

大半は関連資料は処分されてしまったが、元従業員やその遺族たちから貴重な資料を寄贈された。

工員手帳、毒ガス弾、毒ガス製造装置などが展示されている。
また、毒ガス製造の様子や元従業員の証言映像も常時上映されている。

○まとめ

・広島県の東50kmの瀬戸内海に大久野島があり、別名ウサギ島とよばれている。

・島内には、700匹ほどのウサギが生息している。

・昔大久野島は、毒ガスを製造していたせいか、地図には存在しない島となっていた。

・ウサギ島には、当時を知るために「毒ガス資料館」や自然エネルギーを体験できる「大久野島ビジターセンター」などがある。

・ウサギと十分接するには、一泊してウサギと接した方が良い。

・ウサギは、ニンジンやキャベツ、リンゴが好きであるが、「ラビットフード」は人気で、よく集まってくる。




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