知って得する雑学集

知って得する雑学の知識を提供

地球が誕生した46億年前は1日5時間だった!?

46億年前に誕生したばかりの地球は、1日の長さがもっとも短く、何と「5時間」しかなかったという。

現在地球の1日は、24時間で1年で365日となっています。

誕生したばかりの地球は、1日5時間しかなかったのです。





スポンサードリンク

1日の長さは地球の自転速度によって決まっています。
46億年前に地球が誕生したばかりのときは、地球の自転がもっとも速かったのです。

naver%e3%81%be%e3%81%a8%e3%82%81(イラスト:Naverまとめ)

地球の自転速度が速いということは、それだけ地球の引力も弱かったことになります。

地球の引力が弱いということは、物質の重力が軽かったということになります。

ここで、どうして地球の自転速度が遅くなってしまったのでしょうか。

○どうして昔の地球は1日5時間ということが分かるの?

海のサンゴの木の年輪で測定できるとされています。

サンゴの木の年輪は、1年ごとに成長し、年輪が刻まれています。

%e3%82%b5%e3%83%b3%e3%82%b4%e5%8c%96%e7%9f%b3_%e5%90%8d%e5%8f%a4%e5%b1%8b%e5%b8%82%e7%a7%91%e5%ad%a6%e9%a4%a8(写真:サンゴ化石_名古屋市科学館)

そのたサンゴの骨格には年輪と年輪の間に「日輪」と呼ばれる細かなシワができています。

%e5%b9%b4%e4%bb%a3%e6%b8%ac%e5%ae%9a%e6%b3%95_www-s-yamaga-jp(図:年代測定法_www.s-yamaga.jp)

地球の1年は365日だから、サンゴの年輪の間の日輪も365本あるとことになります。

古代のサンゴの化石を調べると、古生代デボン記の3億5000万年前のサンゴの化石の日輪は、平均400本もあったという。

この頃の地球は、1年は400日もあったことになります。
1日は22時間しかなかったことなります。

このことより、地球の自転速度は1年に「5万分の1秒」ずつ遅くなっていることがわかります、

そこから計算すると、46億年前に誕生した地球は、1日5時間ほどだったことが分かるのです。

一方、地球が太陽を回る公転速度は変わらず、1年は1500~2000日ほどであったことになります。

○どうして地球の自転速度が遅くなったの?

地球の自転速度が遅くなった理由として、隕石によって地球にぶかり、それで地球の自転速度が遅くなったという説もあります。

46億年前は地球の自転が速いだけでなく、月も地球の近くにあったという。

%e5%9c%b0%e7%90%83%e3%81%a8%e6%9c%88_www-10wallpaper-com(写真:地球と月_www.10wallpaper.com)

現在、月は地球から約38万km先に位置していますが、誕生したばかりの頃は、月は地球から約4万kmと現在の10分の1の距離だったのです。

地球と月の間には引力が働いています。また月は地球の周りをグルグルと回っています。

%e6%9c%88%e3%81%a8%e5%9c%b0%e7%90%83%e3%81%ae%e8%b7%9d%e9%9b%a2(写真:月と地球の距離)

その結果、地球が一方的に月を引っぱっているように見えますが、月も地球を引っぱっているのです。

海水が満ち引きするのは、月によって海水や地球が引っぱられているのが証拠となっています。

当時、月の引力と地球の引力がともに引っぱられ、地球の自転速度が速くなったという説もあります。

同時に、月が地球を周りを回る公転速度は速くなり、だんだん地球から遠ざかっていき、今の位置まで移動したとされています。

月は現在でも、1年に3.8cmずつ地球から離れています。

同時に地球の自転は100年で1000分の1秒ほどのペースで遅くなっていると言われている。

このペースでいくと、1億8000万年後には、地球の1日は25時間になると予想されています。

恐竜が絶滅したのは、この自転速度が遅くなったことが挙げられます。

地球に大きな隕石が落下して、恐竜が酸素を供給できずに滅んだという説があります。

また月に大きな隕石が落下して、地球から遠ざかったことで、地球の自転速度が遅くなり、それにより地球の引力が大きくなったという説もあります。

%e6%81%90%e7%ab%9c%e7%b5%b6%e6%bb%85_%e3%82%ae%e3%83%99%e3%82%aa%e3%83%b3(イラスト:恐竜絶滅_ギベオン)

自転速度が遅くなると、地球の引力が大きくなり、大きな恐竜は自分の体重を支えることができず、滅んでいったということになります。

現在においてジュラシックパークなどの映画で、恐竜を現代の地球に甦らすようになっていますが、現在の地球の引力を考えると大きな恐竜は生き残ることができないことなります。




スポンサードリンク

○地球の誕生前は「双子の星」だった!

ここで46億年前の地球は、「双子の星」だったという説があります。

地球は太陽の周りを回っています。

その同じ軌道上に「双子の星」が周っていて、あるとき双子の星がぶつかった。

%e3%82%ab%e3%83%a9%e3%83%91%e3%82%a4%e3%82%a2(イラスト:カラパイア)

そのぶつかった衝撃で飛び出したものが「月」であるという説もあります。

長い年月をかけて、自転して丸くなった地球と月が誕生したことになります。

○まとめ

・46億年前に誕生したばかりの地球は、1日の長さがもっとも短く、何と「5時間」しかなかった。

・46億年前に地球が誕生したばかりのときは、地球の自転がもっとも速かった。

・地球の自転速度が速いということは、それだけ地球の引力も弱かったことになる。

・海のサンゴの木の年輪で測定できるとされている。

・古代のサンゴの化石を調べると、1年は400日もあり、1日は22時間しかなかったことなる。

・そこから計算すると、46億年前に誕生した地球は、1日5時間ほどだったことが分かる。

・46億年前は地球の自転が速いだけでなく、月も地球の近くにあったという。

・月の引力と地球の引力がともに引っぱられ、地球の自転速度が速かった。

・月が地球を周りを回る公転速度は速くなり、だんだん地球から遠ざかっていき、今の位置まで移動したとされている。




スポンサードリンク

 - 一般, 宇宙