ミネラルウォーターの種類と赤ちゃんに飲ませていいの?
普段ミネラルウォーターを買って、飲んでいるご家庭も多いのではないでしょうか。
スーパーやコンビニなどでミネラルウォーターが、数多く並ぶようになり、通販で購入できたりします。
最近では、ウォーターサーバーを購入して、ミネラルウォーターを飲んでいる、ご家庭も多くなってきています。
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ミネラルウォーターとは、容器入りの飲料水で地下水を原水とするものと定義されています。
(写真:cttinc.org)
農林水産省が定めたミネラルウォーターには、「ナチュラルウォーター」、「ナチュラルミネラルウォーター」、「ミネラルウォーター」があります。
その他、各都道府県で水道水を容器に入れて、販売している「ボトルウォーター」があります。
○ミネラルウォーターには「軟水」と「硬水」がある!
ミネラルウォーターと言うと、大自然をイメージさせる飲料水をよく目にします。その通りと言えばそうですが、日本では特に、原水の成分に、無機塩添加などで調整を行っていないのがほとんどです。
ミネラルウォーターに含まれる、カルシウム塩とマグネシウム塩の硬度が、一定水準以下のものを「軟水」、それよりも多いものを「硬水」となります。
日本国内で販売されているミネラルウォーターは、ほとんどが「軟水」のものが多く販売されています。
世界保険機関(WHO)の基準では、アメリカ硬度に従って計算されています。
(写真:デジタル水質硬度計)
・軟水
0~60(mg/L)未満
・中硬水
60~120(mg/L)未満
・硬水
120~180(mg/L)未満
・非常な硬水
180(mg/L)以上
東京都の水道水の硬度は、90~100mg/Lとなっています。
地方にいくと、硬度は小さくなっていきます。
長野県の安曇野温泉の硬度は、5mg/Lで、もっとも軟水としては適しています。
○赤ちゃんに飲ませて良いミネラルウォーターは何?
数あるミネラルウォーターには、赤ちゃんに飲ませて良いものと、飲ませてはいけない、ミネラルウォーターがあるそうです。
粉ミルクをミネラルウォーターで解いて飲ませるときは、注意が必要です。
ミネラルウォーターに含まれるミネラルは、内臓が未発達な、赤ちゃんにとっては負担となってしまい、下痢などの症状を引き起こす可能性もあります。
(写真:www.alpina-water.co.jp)
赤ちゃんは内臓が未発達のため、飲ませて良い年齢があると聞きます。
5歳ぐらいまでは、ミネラルウォーターは、控えた方が良いとされています。
大手ミルクメーカーでも調乳にはなるべく「ミネラルのないお水」を推奨しています。
(写真:LOHACO – WAKODO )
しかし、ミネラルウォーターであっても、ミネラルの含有量が軟水であれば、飲ませて良いとも言われています。
母乳で飲ませている母親も、ミネラルの含有量が少ないミネラルウォーターを飲むことをお勧めします。
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○ミネラルウォーターの種類とは?
ミネラルウォーターは、採取されたところの成分が、そのまま販売されているわけです。
先ほどの述べたように、ミネラルウォーターには3種類あります。
その他、各都道府県で販売している「ボトルウォーター」があるのです。
(写真:matome.naver.jp)
・ナチュラルウォーター
地下水を原水として、沈殿、ろ過、加熱処理以外の処理をしていないものになります。成分などは特に問いません。
・ナチュラルミネラルウォーター
ナチュラルウォーターの中に、天然のミネラルが溶け込んでもの。ナチュラルウォーターで、とくに地層に長期間溜まっていたことから、そのミネラルが流出し、鉱水として採取されてものになります。地層内に二酸化炭素を含んだ炭酸水となってものも、含まれています。
・ミネラルウォーター
人がミネラルの調整したもので、品質向上のために、いくつかの種類をブレンドしたりして、人工的に調整したりしています。
○代表的なミネラルウォーター
ミネラルウォーターと言っても、様々な種類のミネラルウォーターがあり、どれがいいのか迷ってしまいます。
そこで、代表的なミネラルウォーターをご紹介します。
・volvic(フランス)
フランス生まれのミネラルウォーターで、約1万年前の火山活動のときの特別な地層でじっくりろ過された水です。
硬度60で、ほぼ軟水となっていて、日本人には合うミネラルウォーターとなっている。
(写真:Volvic (mineral water) )
・六甲のおいしい水(日本)
六甲の山に恵まれ、自然のミネラルをたっぷり蓄えて生まれた、おいしいお水です。硬度83と軟水で、赤道を越えても水は腐らない水となっている。
(写真:アサヒ おいしい水 六甲)
・evian(フランス)
硬度291と中硬水で、各国で愛されているミネラルウォーターの一つ。EUの厳しい基準をクリアして、徹底的な品質管理のもとに造られた、おいしい水となっている。
(写真:Mineral Water)
・クリスタルカイザー(アメリカ)
硬度38の軟水で、アメリカでもっとも人気のあるミネラルウォーターの一つで、アメリカの国有林の保護区に指定されている。採水地で四季を通して、清らかな水が流れている。そんな自然環境で採取された、おいしい水となっている。
(写真:クリスタルガイザー)
・サマフィー(アラブ首長国連邦)
硬度87と軟水で、ドバイではミネラルウォーターの市場でNo1となっている。甘く柔らかで口当たりの良い、おいしい水となっている。
(写真:アドバンストテクノロジー株式会社 )
○まとめ
・ミネラルウォーターは、容器入りの飲料水で地下水を原水としてしたもの。
・ミネラルウォーターには3種類あり、その他各都道府県が販売しているボトルウォーターがある。
・ミネラルウォーターは「軟水」と「硬水」があり、アメリカ硬度によって計算されている。
・赤ちゃんは、内臓が未発達のためミネラルウォーターを受乳に使用すると、下痢などの症状を引き起こす。
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