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今流行のインフルエンザの症状と予防対策!

インフルエンザの流行は、12月から2月がピークとされている。

今年のインフルエンザは、1月が暖冬ということもあり、年を越してからの流行りは、9年ぶりという。




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2016年第7週の定点当たり報告数は 37.16(患者報告数 184,176 人)となり、前週の定点当たり報告数39.97 よりも減少している。

県別でみると、愛知県がトップで、続いて広島、石川県と続いている。

インフルエンザ流行レベルマップ

東京都や東北地方は、比較的低い結果となっている。

1月の暖冬を過ぎてから、2月から一気に全国にインフルエンザが拡大している。

各小中学校では、インフルエンザで学級閉鎖する事態になっている。

インフルエンザは、かぜの症候群の中でも、最も症状が重いものである。

38度を超える高熱が出たりするばかりだけでなく、ひどい場合は、高齢者の場合は肺炎を起こしたり、幼児は脳炎を併発させたりすることもある。

高齢者や幼児が感染すると、死に至る場合もある。

○インフルエンザとは

インフルエンザのウィルスには、A型、B型、C型の3つのタイプがあり、A型は香港型とソ連型に分かれる。

インフルエンザで予防接種を行っているが、それは単に過去のインフルエンザの予防であって、新型のインフルエンザに必ずしも適用するものでない。

インフルエンザは人に感染すると、抗原を変えてしまう特徴があるからだ。

対抗手段でワクチンを作ろうと思っても、必然的後手に回ってしまう。

ワクチンを作ったときには、既に相当の感染者が全国に発生している。

過去のウィルスであれば、体の免疫システムにより抗体があるので、インフルエンザに感染しても、すぐに治るのである。

しかし、新型インフルエンザのウィルスの場合、すぐに対応して抗体を作ることができない。

○インフルエンザには、5種類の治療薬が有効

インフルエンザに感染した場合に、有効な治療薬は5種類あるとされている。

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まずは、オセルタミビルリン酸塩で、いわゆる「タミフル」である。

これは、よく世間のお医者さんがよく使う治療薬で、A型、B型両方のインフルエンザウィルスの増殖を防ぐ効果がある。

大人にはカプセル剤、小児には散剤による経口投与が一般となっている。

ここで重要なのは、症状が出始めてから48時間以内に服用することが最も効果的となっている。

48時間を超えて服用しても、効果がほとんどないことも分かっている。

次にザナミビル水和物(リレンザ)であるが、これもA型、B型インフルエンザに効果がある。

リレンザは吸入薬で、専用の吸入器を使って、1日2回・5日間に渡って吸入する必要がある。

その他の治療薬を挙げておく。

ラニナミビルオクタン酸エステル水和物(イナビル)
A型、B型インフルエンザの治療に効果があり、リレンザと同様に吸入薬である。

ペラミビル(ラピアクタ)
これは点滴注射薬で、カプセルを飲んだり粉薬を吸入したりするのが困難な人に、投与することができる。
これは副作用として、下痢や白血球の減少、嘔吐、蛋白尿など症状になる場合もある。

アマンタジン塩酸塩(シンメトレル)
これはインフルエンザウィルスが粒子を構成できなくする働きを持っている。A型インフルエンザのみ効果があるとされている。

この中で、最も有効な治療薬がタミフルであるが、一時期タミフル投与により、異常行動を起こした事件もあったので、その場合は他の治療薬を使用することになる。




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○インフルエンザで体内で活性酸素が発生する

感染した体内では、大量の活性酸素が発生する。

この活性酸素の影響で、高齢者が肺炎などを併発して重症化に陥るケースも珍しくない。

活性酸素は、いろいろな病気を併発するので注意が必要である。

インフルエンザで感染したから、重症化するのではなく、インフルエンザのウィルスに感染したことで、体内に異常な活性酸素が発生し、いろいろな臓器に影響を与えることが問題である。

従って、いかに活性酸素を発生させない対策が急務となる。

○活性酸素対策は「スカベンジャー」摂取が有効!

ここで重要なのはスカベンジャーの摂取による活性酸素対策が有効である。

もし感染してしまったら、最悪の事態を避けることを考えなければならない。

十分なスカベンジャーを摂っていれば、ウィルスに感染しても、ある程度は肺炎などの重症化を防ぐことができる。

特に高齢者になると、体内でスカベンジャーを作る機能が衰えてくるので、意識的に活性酸素対策を講じる必要がある。

○スカベンジャーとは?

スカベンジャーとは活性酸素の攻撃から身を守る働きをする物質のことで、抗酸化物質とも言われている。

体内で作られる酵素と、身体の外から取り入れる物質の2種類ある。

動物実験では、体内のスカベンジャーが多いほど、健康で長生きでる結果が報告されている。

体内で作られるスカベンジャーは酵素の一種で、活性酸素と結び付いて、害の少ない物質に変化させる働きがある。

対外から取り入れるスカベンジャーは、食物と言う事になる。

ビタミンC、ビタミンE、βカロチン、ビタミンB群などである。

○スカベンジャーの多く含んだビタミン類

ビタミンA:
海苔類、わかめ、しその葉、パセリ、にんじん、小松菜、ほうれん草など青菜類とか、かぼちゃなど。

ビタミンB2:
うなぎ、レバー、海苔類、そば、たらこ、すじこ、卵、納豆など、

ビタミンC:
枝豆、さやえんどう、ししとうがらし、カリフラワー、パセリ、キャベツ、トマト、にがうり、ピーマン、ブロッコリー、キーウイ、かんきつ類など。

ビタミンE:
小麦胚芽、植物油、アーモンドなど。

この他に、赤ワインやココアなども活性酸素による酸化を抑える物質が含まれている。

これらのビタミン類を普段から食物として取り入れていると、活性酸素を抑え、インフルエンザにかかっても重症化することは、少なくなる。




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