運動会の「綱引き」の必勝法はフォームと掛け声にあった!
運動会でおなじみの「綱引き」ですが、団体戦競技の中でも力が入り、簡単な競技だけに誰もが参加できる人気の競技となっています。
保育園、幼稚園などでは、お父さんやお母さんが綱引きに参加するところ多いものです。
そんな中で、お父さん、お母さんが勝つために一生懸命、綱を引っぱっても、相手側チームの体重差で勝ち負けが決まってしまうものです。
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昔「綱引き」はオリンピックでも実際行われたことがあり、国際綱引連盟があり、日本では日本綱引連盟もあるほど、綱引きの競技は盛んに行われている。
昔テレビで、日本綱引連盟で優勝した大分コスモレディースの主婦チームが、プロレスラーや相撲取り、その他運動自慢の人たちと対戦して、体重差208キロもあっても、勝ってしまうのです。
(写真:www.tugofwar.jp)
如何に、力や体重だけでは、勝てない競技であること分かります。
正式な競技においては、団体の総合体重が重要視されますが、運動会で行われる綱引きでは、集まった人たちによって体重が様々です。
ところが、この「綱引き」ですが、体重や力がある・なしに、あまり関係がないのです。
実は「綱引き」で勝つためには、ちょっとしたコツがあるのです。
○「綱引き」の必勝法は、基本フォームと掛け声にあった!
綱引きは、複数の人たちがチームで一本の綱を両側から引き合う競技です。
団体戦競技の中でも、勝ち負けのルールが単純明快ですね。
世界的にも広く親しまれる競技で、単純な競技の反面、高度な技術や戦略の要素を多分に含まれ、奥深い競技でもあります。
それから複数の人が、どれだけ力を分散させずに、綱を引っぱり集中できるかが、「綱引き」で勝つための必勝法になるのです。
・基本フォーム
綱の持ち方としては、脇をしっかり締めて、体は空を見上げ自然に体重が綱にのるようにします。
(写真:kuroryouseirui.blog118.fc2.com)
ここで基本的なことは、低い姿勢にすることが重要となります。
重心が高いと上手く、体重を綱に伝えることができないからです。
・掛け声を合わせて綱を引く
基本姿勢が決まって、綱を引く人たちが、バラバラで綱を引っぱっても、力が分散してうまくいきません。
そこで、皆が一斉に声を掛け合い、同時に綱を引けば、より効果的に力が集中します。
綱を引く人とは別に、音頭をとってくれる人が一人いれば、全員が同時に綱を引くことができます。
・並び方を変えるとより効果的になる
集まった人たちはの背丈もバラバラです。
好き勝手に身長差のある人たちが、バラバラに綱を持って引っ張っても、力が入らず分散してしまいます。
なんと言っても、前の人が自分よりも背が高いと、どうしても重心が高くなってしまうからです。
前から背の低い順に綱を持つと、重心が高くならずに、うまく綱に力を集中することができます。
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○「綱引き」のルール
正式な綱引きは、1チーム8名で行います。補欠は2名まで。
男女ともチームの総合体重によって、階級がわかれる。
また、屋外と屋内で行う場合も正式に分かれることになります。
競技場は、平坦で水平でなければならない。
屋内の場合は、カーペットのマットはウレタンゴム製の専用レーンマットを使用するなど、細かなルールが定められている。
・服装
標準的なスポーツ用の服装であること。
ショートパンツ、長袖シャツなどを着用する。
また、腰を保護するためにベルトを腰に巻くことが許されている。
シューズは屋内の場合、滑りにくい平らなスポーツシューズで、屋外の場合は、シューズの裏にピンのついた綱引きブーツを使用する。
・綱(ロープ)
長さ33.5メートル~36メートル。
綱の太さは、10センチメートル~12.5センチメートル。
素材は、マニラアサでできた丈夫なロープが使用されている。
ロープの中央に赤いマーキングをつけ、中央から両側2メートル(屋外では4メートル)の場所に、白いマーキングし、また0.5メートルの場所に、青いマーキングを施す。
(図:www.i-rope.jp)
綱を持つ先頭の人は、青いマーキングよりも後ろでロープを握らなければならない。
綱引きの競技するサイドは、じゃんけんまたはコイントスで決める。
1セット目と2セット目は、サイドを交替して行い、3セット目を行う場合は、じゃんけんまたはコイントスで決める。
審判による号令により、競技が開始される。
先ほど、中央から2メートル(屋外の場合4メートル)の白いマーキングまで、引きこんだチームが勝ちとなる。
○綱引きは、神様にお願いする儀式だった!
日本ではもともと豊作や大魚をお祈りしたり、吉凶を占ったりする儀式として、古くは行われていました。
今でも秋田県の「刈和野大綱引(かりわのおおつなひき)」や、佐賀県の「呼子大綱引(よびこおおつなひき)」、鹿児島県の「川内大綱引(せんたいおおつなひき)」など、伝統行事が今も残っています。
中でも鹿児島県の「川内大綱引」では、綱の直径が35センチメートル、長さが365メートルもあり、重さはなんと5トンにもなるという。
(写真:www.jalan.net)
参加人数は3500人以上が参加し、約1時間半かけて綱を引き合うのです。
これは、鹿児島県薩摩川市内で毎年9月下旬に行われ、関ヶ原の合戦の際に、兵士の士気を高めるために始まったと言われている。
この祭りは別名「ケンカ綱」とも呼ばれ、「押し隊」どうしは激しくぶつかりあうのです。
国際スポーツとしては、10世紀ごろにヨーロッパで行われていました。
日本では明治以降になってから、運動会の普及とともに広がっていったのです。
1900年のパリ大会から1920年のアントワープ大会まで、オリンピックの正式種目だったのです。
(写真:綱引競技とオリンピック大会_www.tugofwar.jp)
現在では国際綱引連盟により、綱引が統一ルールとして定められるようになり、国際大会も開催されています。
○まとめ
・運動会でおなじみの「綱引き」は、簡単な競技だけに誰もが参加できる人気の競技となっている。
・「綱引き」はオリンピックでも実際行われたことがあり、国際綱引連盟があり、日本では日本綱引連盟もある。
・「綱引き」の必勝法は、基本フォームと掛け声にある。
・どれだけ力を分散させずに、綱を引っぱり集中できるかが、「綱引き」で勝つための必勝法になる。
・基本フォームとして、脇をしっかり締めて、体は空を見上げ自然に体重が綱にのるようにする。
・皆が一斉に声を掛け合い、同時に綱を引けば、より効果的に力が集中する。
・正式な綱引きは、1チーム8名で行います。補欠は2名まで。
・屋外と屋内で行う場合も正式に分かれる。
・綱の長さ33.5メートル~36メートル、長さ33.5メートル~36メートルと定められている。
・綱引きは、神様にお願いする儀式だった。
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