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哲学とはどんな学問なの?三大哲学者は誰なの?

哲学(てつがく)とは、簡単に言うと、物事(ものごと)の奥にある本当のことを見つけ出そうとする学問である。




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物事とは、個人的(こじんてき)には病気(びょうき)だったり、家庭(かてい)の問題(もんだい)が起こったりするもの。

社会的(しゃかいてき)には不景気(ふけいき)、雇用(こよう)の問題だったり、国際的(こくさいてき)には、外交問題(がいこうもんだい)や、紛争(ふんそう)などがある。
それらの事象(じしょう)のことを言う。

(ロダン「考える人」_ケペル先生のブログ)

政治や経済、道徳(どうとく)など、いろいろな観点(かんてん)から総合的(そうごうてき)に判断(はんだん)する「学問(がくもん)」が「哲学(てつがく)」ということになる。

また人間の奥深(おくぶか)い考え方や本質(ほんしつ)を探(さぐ)るものである。

人間が地球上(ちきゅうじょう)に誕生(たんじょう)して、20万年前だと言われている。
知能(ちのう)を持った人間はやがて、言葉を使っていろいろなことを学び、考えるようになっていった。

「わたしたちは、どうして生きているのか。また今どうしてここにいるのか。」
「この世界はどうやってできたのか。」
「人間が死んだら、どうなるのだろうか。」

このように人間はいろいろなことを考えるようになり、その答えを探そうとするようになっていった。

それが「哲学」の出発点(しゅっぱつてん)ということになる。

○古代ギリシャは哲学が盛んだった!

哲学が盛んだったのは、古代ギリシャ時代と言われている。

当時のギリシャでは、民衆(みんしゅう)が広場に集まり、さまざまなことについて議論(ぎろん)するというのが、人々の楽しみの一つだった。

(ギリシャの哲学者たち _Wikipedia)

しだいに、話し上手(じょうず)な人が、無理やり相手を負かすようになっていった。

「白いもの」を無理やりに理由(りゆう)をつけて「これは白くない」ということにしてしまう者が出てきた。

すると民衆(みんしゅう)の間には「本当に正しいことなど、どこにも存在(そんざい)しないのではないか?」という疑問(ぎもん)が広がっていった。

今の政治(せいじ)や裁判(さいばん)などでも、真意(しんい)は一つであるのに、政治的な利害(りがい)や、裁判などでは法定戦略(ほうていせんりゃく)などで、真意がねじ曲げられていることに似(に)ている。

その結果、一部の話しのうまい人たちによって、いろいろな理由(りゆう)をつけて政治が、どんどん良くない方向に進められていっても、誰も反対(はんたい)したり、意見(いけん)を言ったりしなくなってしまった。

本当のことに対して、誰も考えようとしなくなっていった。




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○三大哲学者の登場!

そこへ現れたのが、「ソクラテス」だった。
ソクラテスは、古代ギリシャの哲学者(てつがくしゃ)である。

(ソクラテス(哲学者) _Twitter)

質問を繰(く)り返していくと、政治家たちが答えに詰(つ)まると、「あなたは何も知らない」と言い放(はな)った。

ソクラテスは、何も考えようとしなくなってしまった民衆に対して、「知らないことは、恥ずかしいことではない。知らないのだから、皆で考えよう!」と呼びかけた。

これにより、政治家たちの怒りをかったソクラテスは、死刑(しけい)となってしまう。

その後を引き継(つ)いだのが、ソクラテスの弟子(でし)ある「プラトン」だった。

(プラトン_Wikipedia)

ソクラテスが亡くなってからも、民衆は「正しいこと」について考えようとせず、ギリシャの政治はよくならないままだった。

プラトンは、「全ての人間は、共通する”イデア”という、絶対的に変わらない正しいものを持っている。」という考えを示した。

”イデア”とは、「観る」という意味(いみ)で、物事(ものごと)の本質(ほんしつ)を「観る」という意味となる。

立場(たちば)や行動(こうどう)が違(ちが)っても、みんなの心の中は、共通(きょうつう)する「正しさ」を求めているのだと語った。

そしてプラトンは哲学を学ぶ学校をつくり、若者(わかもの)たちの教育(きょういく)につとめた。

ところがその学校で学んだ「アリストテレス」は、プラトンの考えた”イデア”に疑問(ぎもん)を持つようになった。

(アリストテレス_GreeceJapan)

彼は「”イデア”が本当にあるのか確(たし)かめることはできない。それならば、物事(ものごと)を観察(かんさつ)して、確(たし)かなことだけをもとにして、正しいことを探(さが)していく」と唱(とな)えた。

このアリストテレスの考えは、その後の全ての学問の基礎(きそ)となっていったと言われている。

この3人は「古代(こだい)ギリシャの三大哲学者(さんだいてつがくしゃ)」と呼ばれ、後の哲学の発展(はってん)に大きな影響(えいきょう)を与えている。

○まとめ

・哲学とは、簡単に言うと、物事の奥にある本当のことを見つけ出そうとする学問である。また人間の奥深い考え方や本質を探(さぐ)るものである。

・古代ギリシャの三大哲学者は、「ソクラテス」、「プラトン」、「アリストテレス」である。

・ソクラテスは、「知らないことは、恥ずかしいことではない。知らないのだから、皆で考えよう!」と呼びかけた。

・その後を引き継いだのが、ソクラテスの弟子ある「プラトン」だった。

・プラトンは、「全ての人間は、共通する”イデア”という、絶対的に変わらない正しいものを持っている。」という考えを示した。

・そしてプラトンは哲学を学ぶ学校をつくり、若者たちの教育につとめた。

・ところがその学校で学んだ「アリストテレス」は、プラトンの考えた”イデア”に疑問を持つようになった。

・このアリストテレスの考えは、その後の全ての学問の基礎となっていったと言われている。




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