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動脈硬化は治らない?のウソ!

多くの医者は「動脈硬化は治らない」と考えている。老化によって誰にも起こる現象だから、やむえないということである。

すべての人を治すことは困難と思うが、正しい栄養を摂取することで、ある程度までの人は血管の老化を食い止めることができる。

代表的な成人病である、がん、心臓病、脳卒中であるが、このうち心臓病と脳卒中は、いずれも循環器系の病気である。




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循環器は、血液の循環を意味し、心臓や血管に関わるトラブルである。

これらの病気の人は、狭心症や心筋梗塞の原因とされている「動脈硬化」が著しいことになる。

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脳動脈や首のあたりにある頸動脈が動脈硬化を起こせば脳卒中となり、倒れてしまう。

脳卒中には、破れる脳出血や血管が詰まるときにできる脳梗塞がある。

本来動脈には「弾力」があり、心臓から流れる血流に応じて、血管が広がったり戻ったりしている。

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その弾力を失った状態が動脈硬化となって、そこを無理やり血液が通ろうとすると、動脈が破れてしまう。

従って心臓病や脳卒中を防ぐには、何よりも動脈硬化を避けるのが大切になる。

たばこを吸うと血管が収縮するので、その収縮したものを元に戻そうと、広がろうとするが、動脈硬化のため広がらずに収縮したままとなり、血液が無理やり通ろうとして、破裂する結果となってしまう。

○人は血管とともに老いるのである

歳をとれば、誰でも動脈硬化が起こる

年齢とともに肌に張りがなくなっていくように、血管も老化していく。

どうにかして、血管の老化を防がなくてはいけないところである。

動脈硬化に必要な弾力を保つために、必要な食物の材料を与えてやれば、もろくなった血管を甦ることができる。

○「エスラスチン」不足が血管の弾力を失う

さて動脈の弾力に必要な役割を果たしているのは、「エラスチン」というタンパク質である。

動脈硬化はその「エラスチン」の不足により、弾力を失うことなる。

戦前に脳卒中がとくに多かった。
これはタンパク質の不足した食生活を送っていたため、動脈が脆くなりやすかったからである。

戦後になって食生活が欧米化し、動物性食品を積極的に摂取するようになってから、戦前に比べて脳卒中は減少しているのである。

一般に、動物性食品は良質のタンパク源であり、エラスチンなどのタンパク作りに有効なのだ。

○栄養学から動脈硬化を改善できる

お医者さんの中にも、エラスチンについて知識があり、研究を行っている者もいる。

ただ、お医者は血管の弾力に必要なエラスチンを対外から投与して、治療しようとする傾向が強いようだ。

しかし、エラスチンは人間が体内で作り出しているタンパク質なので、普通は外からエラスチンを投与しなくても、動脈の弾力を保つことが、本来のあるべき姿なのだ。




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「足りないものを外から補給すればいい」という発想では、その後自力でエラスチンを、体内から作ることができなくなってしまう。

その後も外部からエラスチンを供給しなければ、ならない事態となってしまう。

外から与えられ続けると、人間の体は”なまけもの”になってしまい、エラスチンを自力で作る機能が低下してしまうのである。

ちょうど発展途上国に募金したお金を供給したり、物資を供給するのは良いが、その地で産業が栄えないと、本当の意味での手助けにならないと同じである。

動脈の弾力を甦らすには、部品を対外からではなく、その部品を体内の工場で生産できるようにしなければならないのである。

○体内のエラスチンはどうやって作るのか?

正しい栄養学の知識により、食生活の改善が必要となる。

エラスチンであるタンパク質を作るために欠かせないのが、ビタミンB6である。

これはイワシ、大豆、バナナ、豚肉などである。

この栄養素を含んだ食品を積極的に摂取することで、動脈硬化を解消していくのである。

そして、心臓病や脳卒中の予防につながるのである。

また循環器系の病気として、心筋梗塞の予防として役立つ物質には、タウリンというアミノ酸がある。

アミノ酸は牡蠣や魚の血合肉などに含まれている物質となる。

従って、動脈硬化に有効な「エラスチン」を体内で作る仕組みを促進させなければならない。




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