お店のレジで使われているバーコードの仕組みってなに!?
お店で売っている商品のほとんどにバーコードがついていて、レジでバーコードリーダーにかざすと、ピッと音がして商品を清算をしています。
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「バーコード」とは、縦の縞模様(しまもよう)の線の太さによって、数字や文字を表わす識別子です。
数字や文字、記号などの情報を一定の規則に従い一次元のコードに変換して、デジタル情報として入出力しているのです。
(バーコード )
バーコードを読み取れるものでは、スキャナーという機械で読み取ると、その商品が「どこの国で、どんな会社が、なんの商品」かを知ることができます。
(スキャナ・バーコードリーダ_NTT-X Store)
バーコードは商品を管理するときに便利で、スーパーや商店などのレジで、よく使われています。
その昔、親父たちの頭の毛が、バーコードに似ていることから、「バーコードハゲ」などと、からかわれた記憶もあります。
(バーコードハゲ_怖話)
その他、より多くの高速に読み取れるようにした二次元の「QR(Quick Response)コード」があります。スマートフォンなどはQRコードが使用されています。
○バーコードは世界で使われている!
バーコードは、日本のみならず世界中で使用されている、世界標準の統一規格なのです。
一般的な商品に使われているのは「JANコード」というもので、国際的に通用するものです。
日本ではJANコードですが、ヨーロッパではEAN、北米ではUPSとなっています。
また物流業界では、ITFコード、CODE39,CODE128,NW-7などが使われ、郵便事業ではカスタマバーコードなどが使われています。
バーコードの最初の1~3けたの数字は、商品をつくった国名を示す番号で、日本は45または49で表わされます。
(バーコードの仕組み_livedoor Blog)
この商品が日本でつくられたものなのか、輸入して入ってきた商品なのかを見極めることもできます。
但し、海外から輸入され、その後日本で加工したものは、日本のコードが使われます。
その次に商品をつくった会社名(会社コード)があり、次に商品アイテムコードとなっています。
最後の数字は自動付加されるチェックデジットとなります。
またバーコードには、標準バージョンの13ケタで表わしたものと、短縮バージョンの8ケタで表わしたものがあります。
お店によって、商品数が少ないものは8けたの短縮コードが使われていますが、一般的に13ケタの標準バージョンを使うお店が多いです。
逆に商品数が3ケタでは足りない場合、7ケタGS1事業者コードが貸与されます。これにより10万の商品を扱うことができます。
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○スマートフォンでは「QRコード」が使われている!
QRコードは、高速読み取り用に開発されたもので、マトリック型の二次元コードです。
(QRコードの仕組み_qr-sugomori)
当初は自動車部品工場や配送センターなどで使用されています。
現在スマートフォンでは、バーコードではなくQRコードが一般的となっている。日本だけなく世界的に普及しています。
バーコードは、横方向にしか情報を持たないのに対し、QRコードは縦・横に情報を持っています。
そのため情報量が多く、数字だけでなく英字や漢字など多言語のデータを扱うこともできるのです。
バーコードは、バーコードと数字で人が見て分かるものですが、QRコードは、読み取りの機械にかけないと、分からないものになっています。
○まとめ
・「バーコード」とは、縦の縞模様の線の太さによって、数字や文字を表わす識別子のこと。
・バーコードを読み取れるものでは、スキャナーという機械で読み取る。
・バーコードには、その商品が「どこの国で、どんな会社が、なんの商品」かを知ることができる。
・バーコードは商品を管理するときに便利で、スーパーや商店などのレジで、よく使われている。
バーコードの他に、より多くの高速に読み取れるようにした二次元の「QRコード」がある。
・バーコードは、日本のみならず世界中で使用されている、世界標準の統一規格である。
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