世界一幸せな国はブータン!?
国の経済的な大きさは、国内総生産である「GDP」で表わしている。
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アメリカががGDP世界第1位で、次に中国、日本は世界第3位となっている。国内総生産(GDP)は、国内で生産された付加価値の総額を言う。
中国の南に位置する人口70万人ほどの小さな国、「ブータン」という国がある。
2011年の統計によると、ブータンのGDPは、世界第163位であるが、ブータン国内の調査では、なんと国民の97パーセントが「幸せだ!(it’s happiness!)」だと答えている。
(As eko · Bhutan Exhibition)
心の豊かさを計る国民総幸福度「GNH(Gross National Happiness)」では、ブータンは日本と比べると下の方になっている。
なぜ「ブータン」は、経済的(Economic)にも幸福度的(Happiness)にも低いのに、国民の97パーセントは「幸せだ!(it’s happiness!)」と言っているのか。
○国民総幸福度(GNH)とは!?
国民の幸福度をはかる「GNH」というものがある。
ある国民の社会(society)・文化生活(Cultural life)を国際社会(International society)の中で評価、比較、考察することを目的(Purpose)としているものである。
GNHは、国民の幸福度の基準(Happiness criterion)を示すもので、文化の多様性(Cultural diversity)、健康(health)、教育(education)、時間(time)の使い方など、9つの項目を数値(Numerical value)で表わしたもの。
1972年にブータン王国(Kingdom of Bhutan)で提唱(Proposal)し、ブータン王国で初めて調査れ、以後、国の政策(National policy)に活用されている。
(King Bhutan_Bhutan Travel Specialty Section)
国の豊かさはGDPではかられることが多いが、実際の幸福度はGNHが用いられている。
ブータン国立研究所長(Director of Bhutan National Laboratory)は、次のように述べている。
「経済成長率(economic growth rate)が高い国や、医療が高度(Medical altitude)な国、消費や所得が多い国の人々は本当に幸せなのだろうか?
先進国(Developed country)では、うつ病(depression)で悩んでいる人も多い。
そんな中で、交通の便や医療など高く、国民の平均寿命(Average life)も伸びている。
地球環境(Global environment)を破壊(Destruction)しながら成長を遂げている、国において豊かな社会は送れるにしろ、本当の幸せを暮らすことはできない。」
GNHは、日本は世界ランキングで158カ国中46位(2015年)となっている。
ブータンはそれより下となっているが、決して幸福というわけではないが、国民の97%は「幸せだ」と答えている。
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○ブータンはどういう国なの?
ブータンは、ヒマラヤ山脈の南にある人工70万人の小さな国で、面積は日本の九州(Kyushu in Japan)と同じ大きさである。
(video-curation.com)
信仰は仏教国(Buddhist country)で、チベットとインドの間の自然豊かな農業国(Agriculture country)である。
そんあ小さな国であるが、非常に豊かな文化(Very rich culture)があり、ブータンの伝統は日常生活(Everyday life)に今なお残っている。
世界の旅行者(A traveler)から、「最後の秘境(Last unexplored region)」、「シャングリラ(Shangri-La)」と評され、手つかずの大自然と伝統文化(Traditional culture)が、ブータンを訪れる人々を楽しませてくれる。
(Travel in Bhutan_旅工房)
そんなブータンは、「近代化はするけど、西洋化しない(I do modernize, Not westernized)」という方針を掲げている。
ブータン政府は海外からの観光客に1日当たり250米ドル($250)程度(日本円で約3万円弱)の公定料金を制定し、旅行者の食費、宿泊費、ガイド費用などに充てられている。
そのため旅行者は、ガイド付きでブータンの旅行(Travel with Bhutan with a guide)を思う存分、楽しむことができるのである。
ブータンは近代化するために、英語教育(English Education)を行っており、国語と歴史以外は英語を教えている。
○まとめ
・国の経済的な大きさは、国内総生産である「GDP」で表わしている。
・アメリカががGDP世界第1位で、次に中国、日本3位となっている。
・心の豊かさを計る国民総幸福度「GNH」がある。
・幸福度世界ランキング1位は、「デンマーク」とである。
・GNHは、国民の社会・文化生活を国際社会の中で評価、比較、考察することを目的としている。
・GNHは、1972年にブータン王国で提唱し、ブータン王国で初めて調査れ、以後、国の政策に活用された。
・ブータン国内の調査では、なんと国民の97パーセントが「幸せだ」だと答えている。
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