アイスクリームは冷たいのにどうして柔らかいの?
夏の暑いときに食べるアイスクリームは、冷たくておいしいですね。
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しかし、どうしてアイスクリームは冷たいの、どうしてアイスクリームが柔らかいのでしょうか。
アイスクリームの材料は、たまごと生クリーム、牛乳、砂糖などでできています。
アイスクリームは、それらの材料を冷やしながら混ぜて作ります。
このとき、たくさんの細かい空気をふくむことで、ふわっとした食感となるのです。
(写真:matome.naver.jp)
空気がまざってないアイスクリームは、べっとりした食感となり、ソフトなアイスクリームにはなりません。
カップのアイスクリームは、おさじか何かですくわないと、食べることが困難です。
○冷蔵庫を使わずにアイスクリームができる!?
冷蔵庫を使わずに、氷と塩を使って自家製のアイスクリームを作ることができます。
(写真:cafy.jp)
塩を使うのは、塩は氷を溶かす働きがあり、氷が溶ける際に周りの熱を奪う特徴があります。これがいわゆる「融解熱」と言われています。
この「融解熱」を利用して、温度をマイナス21℃まで下げることができるのです。
このとき、氷と塩をの重さの比率を3対1にすると、温度が一番低くなります。
○アイスクリームの作り方
先ほど述べたように、アイスクリームはたまごと生クリーム、牛乳と砂糖などが主な材料となっています。
アイスクリームの材料
たまご・・・・・・・・1個
生クリーム・・・・・・75mL
牛乳・・・・・・・・・150mL
バニラエッセンス・・・少々
①それらの材料を小さな缶に入れ、ビニールテープなどでしっかりふたを閉めて、
②材料を入れた缶より大きな缶を用意し、大きな缶の中央に先ほどアイスクリームの材料を入れた小さな缶を入れる。
その周りに氷を詰める。その後氷の上に塩をたっぷりかける。
③大きな缶に蓋をビニールテープなどでしっかり閉めて、缶を横にして15分間転がす。
④大きな缶の中に入っている小さな缶を取り出し、再び15分間また転がす。
(写真:www.youtube.com)
小さな缶の中身をあけると、冷たくておいしいアイスクリームができています。
バナナやいちごなどのフルーツなどをのせて、食べるとおいしく頂くことができます。
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○アイスクリームの起源は?
乳製品を天然の氷や雪で冷やして食べる習慣は、紀元前3000年以上も前の、古代中国で作られた菓子であると、当時中国を訪問していたマルコ・ポーロは伝えています。
その製法は、イタリアに伝えられたとしている。
現在のアイスクリームの原型になったのは、16世紀中ごろと言われています。
ローマの休日で知られる、アン王女(オードリー・ヘップバーン)が城を抜け出して、ジュラーと(アイスクリーム)を食べたことは有名な場面です。
(写真:www.yagi-kimura.com)
18世紀にアメリカ移民によって伝わり、生クリームを使ったアイスクリームが製造されています。
日本では、1869年に遣米使節団のメンバーであった町田房蔵が横浜の馬車道通りに「氷水屋」で製造し「あいすくりん」と名称で販売したのが、最初と言われています。
○まとめ
・アイスクリームの材料は、たまごと生クリームと牛乳と砂糖で作られている。
・アイスクリームが冷たいのに柔らかいのは、材料を混ぜるときに、細かい空気をふくむことで、柔らかい食感となる。
・冷蔵庫を使わなくても、氷と塩で作ることができる。
・アイスクリームの起源は、紀元前3000年前の古代中国で乳製品を天然の氷や雪で作った菓子を発見している。
・その後アイスクリームは、イタリアやアメリカで普及するようになっていく。
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