おみそがおいしいのは菌が働いているから!
おみそは、「みそ汁にご飯」というのが、昔から日本人の定番となっています。
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みそ汁には、野菜を中心としたヘルシーなものや、最近ではウィンナーソーセージなど、栄養価の高い具材を入れた みそ汁などもあります。
みそ汁を飲む頻度が高い人ほど、胃がんによる死亡率が低いという報告もあります。
これは、国立がんセンター研究所の調査結果で明らかになったことで、みそ汁を全く飲まない人とみそ汁を適度に飲んでいる人で、胃がんによる死亡率に違いがあることが分かっています。
(みそ汁と胃がん_www.ikeda-shoponline.com)
これは男女ほとんど変わらない統計結果がでていると言います。
2003年の厚生労働省の調べで、1日3杯以上のみそ汁を飲んでいる人で、乳がんの発生率が40%減少したという調査結果も出ています。
(みそ汁と乳がん_国立がん研究センター)
またみそには、「血圧低下」や「美白効果」があるとも言われています。
その他、糖尿病が改善されるなど「おみそ」には、健康にとても良いものであることが分かります。
昔から「みそは医者いらず」と言われていて、昔の人はみそに高い栄養価があることを知っていたのではないでしょうか。
しかし、塩分の摂り過ぎは、逆効果となることもあるので、注意が必要です。
○みそには菌が働いている!
昔から「白いご飯みそ汁」は、私たち日本人の基本的な食事となっています。
(みそ汁にご飯_まるごと広報代行サービス PRナビ)
最近ではみそ汁を飲まない家庭も多くなってきているようです。
みそは大豆を主に原材料として、菌など微生物の働きによってつくられる「発酵食品(はっこうしょくひん)」です。
大豆の旨味成分を引き出しているため「こうじ」が、みそをつくる上で大切な役割を果たしています。
「こうじ」は、米や大麦などに「こうじ菌」をはえさせたものになります。
(こうじ_marukawamiso.com)
みそをつくるときは、煮(に)てすりつぶした大豆に、塩、酵母菌(こうぼきん)、乳酸菌(にゅうさんきん)、こうじを混ぜ、そのまま半年から1年くらい寝かせて発酵させます。
(味噌屋が教える失敗しない手作り_マルカワみそ)
発酵させるために必要な酵母菌は、イースト菌とも呼ばれ、パンづくりなどにも使われています。
寝かせている間に、こうじがデンプンやタンパク質を分解し、みそに旨味や香りなどを与えているのです。
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○どうして地域によって「みそ」の色が違うの?
みそには、色によって大きく3つに分類されます。
薄いクリーム色の「白みそ」、黄色っぽい「信州みそ」、茶色をおびた「赤みそ」があります。
(お味噌の種類_丸高蔵)
関東や京都では「白みそ」が使われ、「赤みそ」は愛知県三河地域でつくられています。
みその色が異なるのは、発酵中に起こる大豆などに含まれるアミノ酸と糖の反応(メイラード反応)の違いによるものです。
(お味噌の種類_www.suwa-marutaka.jp)
その土地の材料やつくり方によって、反応の仕方が変わってきて、十分に反応するほど色が茶色っぽくなっていきます。
○まとめ
・おみそは、「みそ汁にご飯」というのが、昔から日本人の定番となっている。
・みそ汁を飲む頻度が高い人ほど、胃がんによる死亡率が低いという報告もある。
・1日3杯以上のみそ汁を飲んでいる人で、乳がんの発生率が40%減少したという調査結果も出ている。
・またみそには、「血圧低下」や「美白効果」があるとも言われている。
・みそは大豆を主に原材料として、菌など微生物の働きによってつくられる「発酵食品」ある。
・大豆の旨味成分を引き出しているため「こうじ」が、みそをつくる上で大切な役割を果たしている。
・みそには、色によって大きく3つに分類される。
・薄いクリーム色の「白みそ」、黄色っぽい「信州みそ」、茶色をおびた「赤みそ」がある。
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