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良質のタンパク質で高血圧を改善!

今までタンパク質の重要性は指摘されてきている。

人間は一日、自分の体重の1000分の1のタンパク質を摂取するように言われている。

今まではタンパク質の「量」だけを問題視してきていたが、実はタンパク質の「質」こそが、重要であると認識している。




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60kgの男性なら60g、70kgの男性なら70gのタンパク質を摂取すれば、事は足りるのである。

しかし、それでは十分なタンパク質を摂取したとは言えない。

人間は一日に体重の1000分の1の”良質”タンパク質を摂取する必要があるからだ。

○質が低ければ、十分とは言えない

食品から摂取したタンパク質は、そのまま体内の要素になるわけではない。

摂取したタンパク質からアミノ酸が、体内で必要な形に並べられる。

アミノ酸の並べ方を指示するのが、DNAである。

○不可欠なタンパク質を構成するアミノ酸

肉などを食べると体内では、アミノ酸に分解される。

そのアミノ酸を使って、人間のDNA遺伝子プログラムに従って、タンパク質を作る。

アミノ酸はDNAの指令によって、各アミノ酸に配置されていく。

アミノ酸は各部の機能により、振り分けられていくのである。

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たとえば、皮膚を作るために必要なタンパク質の構造に応じ、DNAが体内にあるアミノ酸を順番に呼び出していく。

DNAが呼び出したアミノ酸が体内に一つでも欠けると、設計図通りにタンパク質を作ることができない。

○20種類のアミノ酸

タンパク質を構成するアミノ酸は20種類とされている。

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体内には常に20種類のアミノ酸がすべて用意されていなければならない。

アミノ酸は「必須アミノ酸」と「非必須アミノ酸」に大別される。

「必須アミノ酸」は、体の中で作られるアミノ酸で、「非必須アミノ酸は」は、体内で作ることができないので、食品などで摂取するアミノ酸がある、

【必須アミノ酸】
①イソロイシン
②ロイシン
③リジン
④メチオニン
⑤フェニルアラニン、
⑥スレオニン
⑦トリプトファン
⑧バリン
⑨ヒスチジン

【非必須アミノ酸】
①グリシン
②アラニン
③セリン
④アスパラギン酸
⑤アスパラギン
⑥グルタミン酸
⑦グルタミン
⑧アルギニン
⑨システイン
⑩チロシン
⑪プロリン




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○高血圧には「良質」のタンパク質

血圧は血流が動脈壁に及ぼす圧力である。

当然、動脈が収縮して狭くなれば、血流の勢いは強くなり血圧が高くなる。

このような場合、血圧をコントロールをしてくれるのがカルシウムとマグネシウムである。

動脈の収縮にカルシウム、弛緩にマグネシウムと言われている。

カルシウムは、ナトリウムやカリウムを細胞の外へ出す働きがあり、高血圧や不整脈を予防することができる。

マグネシウムはカルシウムの2分の1の割合で摂取することが望ましいとされている。

カリウムは、牛乳や小魚、海藻など。

マグネシウムは、海藻、日本そば、ゴマや豆類、ココアなどに豊富に含まれている。

高血圧の人は、遺伝的にも血管の収縮、弛緩に問題を含んでいる。

血管を作る材料として、良質のタンパク質をきちんと摂取しなければならない。

○タンパク質と高血圧との関係の実験

ここで、タンパク質と高血圧についての実験をした報告がある。

遺伝的に高血圧になるというマウスに、良質のタンパク質、カルシウム、マグネシウム、カリウムを大量に摂取したところ、

マウスの寿命が尽きるまで、高血圧にならなかったという実験報告もある。

○なぜか高血圧の人に「塩分を控えなさい」というの?

お医者さんは、高血圧の患者に必ず「塩分を控えなさい」という。

疫学の観点から「塩分高」=「高血圧」という疫学の統計によって、言われているからだ。

しかし、塩分に含まれるナトリウムは、体内の体液の量を調整してくれるもの。

一時的は、ナトリウム摂取高となると、水ぶくれの状態となり、血圧が上がることは事実である。

しかし体内の水分を保持してくれるナトリウムは、一時的なものに過ぎない。

むしろナトリウム不足は、夏などは熱中症の原因となってしまう。

塩分よりも「良質なタンパク」源を十分摂取することが重要となる。

良質のタンパク質は、高血圧に限らず、さまざまな病気の予防にもつながる。

摂取したタンパク質を有効に活用するためには、ビタミンも必要になる。

○タンパク質は、関節炎・骨粗しょう症にも効果がある

人間は歳をとってくると、骨が弱くなり、いろいろな関節が痛み出してくるもの。

とくに女性の方が顕著にあらわれてくる。

高齢になってくると女性は、ホルモンが減ってくると、副甲状腺ホルモンが活発になり、体内の骨からカルシウムを排出してしまう。

その結果、骨が弱くなって腰が曲がったり、関節が痛み出すのである。

関節痛に悩まされると、階段の上り下りに支障を来すことになる。

ひどくなると、立つのもやっとこという状態になってしまう。

腰などを曲げるときは、骨同士がこすれあうので、接触する部分に軟骨が役割を果たしている。

その場合、擦れ切った軟骨を修復させる必要がある。

しかし、徐々にすり減ってきたものだから、回復にも時間がかかる。

○関節痛はカルシウムよりカリウム

おそらく皆さんは、骨を再生するのはカルシウムだと思うのですが、

骨は確かにカルシウムであるが、骨と骨を結んでいるのは軟骨の再生が重要になってくる。

軟骨は、コラーゲンというタンパク質を心棒に、糖とタンパク質から成っている。

硬骨は、グラタンパクというタンパク質の接着剤でカリウムを塗こめて作り上げている。

このように各関節には、軟骨や硬骨などが整ってから、カリシウムの出番となってくるわけである。

カリウムは主に食品添加物として利用され、コンニャクの凝固材、栄養強化剤として用いられている。

栄養強化剤は、ビタミン類、ミネラル類、アミノ酸類に大別される。

カリウムは、このミネラル類になる。

ミネラル類は、亜鉛、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどがある。

○血圧を下げるには、カリウムの働き有効

血圧の高い人は、塩分を控えるよりもカリウムを体内に取り入れた方が、良いとされている。

カリウムを多く含む食品
ほうれん草、にら、かぼちゃ、春菊、小松菜、たけのこ、やまといも、さつまいも、じゃがいも、里芋、バナナ、アボガド、マスクメロン、キウイ、桃、スイカ、ヒジキ、干しワカメ、枝豆などである。




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