スカイツリーの高さは世界で何番目?
東京スカイツリーの高さは「634m」と人工の建造物としては、世界で第2位となっている。
これは、ギネス世界記録に「世界一高い自立式タワー」として登録されている。
ちなみに、世界一高い人工の建造物はアラブ首長国連邦のドバイにある「ブルジュ・ハリファ」で828mである。
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○東京スカイツリーはいつ、何の目的で建てられたの?
東京スカイツリーは、2015年5月に電波塔して建てられた。
それまで東京タワー(高さ333m)が、電波塔して有名で、1957年5月に設立された。
2013年5月をもって、東京タワーから東京スカイツリーに電波を移行して終了している。
今や電波もアナログから地上デジタル放送に変わり、電波にのせる情報量も多くなっている。
少ない電力で電波をより遠くに送るためには、高い塔が必要であった。
スカイツリーは、東京圏だけではなく、静岡県の熱海、栃木県、千葉県、福島県の海沿いからも見えるという。
○東京スカイツリーの周辺は観光名所
東京スカイツリー(東京都墨田区押上一丁目)は、「東京スカイツリータウン」と呼ばれ、今や観光名所になっている。
完成前から各種メディアで報道され、建設期間中でも大きく注目されることになった。
またスカイツリーで使用されている冷暖房は、地中熱である再生エネルギーを利用している。
地球にやさしい塔だと言える。
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○スカイツリーの構造は、五重塔と同じ構造だった!
地震大国日本は、耐震性を強化する技術が発達してきているが、近年耐震よりも制震、免震技術の向上へと進化している。
鉄筋コンクリートと柱と壁を強化し「耐震構造」で強化してきたが、これを100m以上の高層ビルに適用すると、膨大な量の鉄とコンクリートが必要になり、コストがかかる。
1968年にオープンした日本初の高層建築ビルある「霞ケ関ビル」に採用された「制震構造」は、
地震の揺れに合わせて建物を適度に揺らすことで、エネルギーを分散・吸収する建築法に変わっていった。
この「柔構造」の始まりは、寺院にある「五重塔」の技術が活用されていた。
○どうして、日本古来の「五重塔」が「耐震性」に優れているのか?
五重塔の柔構造は、超高層建築にも採用されていた。
日本古来の五重塔が耐震性が高いとする根拠は、「五重塔」が地震により倒壊した例がこれまでなかったことが証拠として残っている。
関東大震災(1923年=大正12年)は、神奈川県や当時東京府を中心に、千葉県・茨城県から静岡県の東部までの内陸と沿岸にわたり、広範囲に大きな地震が発生した。
震災後、多くの建物が倒壊する中、上野寛永寺が倒壊を免れたことを知った建築学者がその構造を調べて、柔構造の構想を得たという。
現状では、結果論の域から出ておらず、建設時に意図的に柔構造に設計されたことも分かっていない。
五重塔で用いられているのは「心柱制震」と呼ばれる構造となっていた。
この建築構造は、スカイツリーにも採用された建築技術となっている。
○「心柱制震」とは?
心柱制震は、中央に設けた柱と外周部の塔の部分を分離させ、柱を重りとして機能させる仕組み。
出典:musen.server-shared.com
地震が発生して建物が揺れた場合、構造本体とタイミングがずれて、振動する重りを加えることで、本体と重りの揺れを相殺させ、全体の揺れを抑制できるようになっている。
出典:東京スカイツリー
このように、有名になった東京スカイツリーであるが、1500年前の技術が活用されていたということは、驚きである。
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