紅茶・緑茶・ウーロン茶はもとは同じ茶葉でできている!?
紅茶、ウーロン茶(烏龍茶)、緑茶(りょくちゃ)は、同じツバキ科の「チャノキ」の茶葉(ちゃよう)からつくられています。
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3つとも香りや飲んだ味わいなどは、全然違うのですが、これが同じ茶葉からつくられていることは、驚きですね。
それぞれの色や味、香りが違うのは、つくり方が違うからです。
日本では、緑茶を製造し販売しています。
紅茶やウーロン茶などは、主に海外などでつくられることが多い。
緑茶の生産量が全国一位は、なんと言っても「静岡県(しずおかけん)」で、年間32,000tが生産されています。次は「鹿児島県」で、25,600tが生産されている。
(茶摘み_蔵屋鳴沢)
紅茶は、インドネシア、インド、中国、イギリス、オランダ、スリランカなどで生産されています。この中で、特にスリランカの紅茶は有名です。それぞれの国において、紅茶の風味がが変わってきています。
(スリランカ紅茶専門店_www.kouchayasan.com)
ウーロン茶(烏龍茶)は、何と言っても「中国」が生産高一位となります。中国茶のうち青茶(せいちゃあおちゃ)に分類され、茶葉の発酵途中(はっこうちゅう)で加熱(かねつ)することで、発酵を止めて、半発酵(はんはっこう)したものになります。
よくウーロン茶は、体の脂肪を吸収するため、ダイエット効果があるとされています。
あなたは、どの茶を一番よく飲まれているのでしょうか?
○紅茶、ウーロン茶、緑茶は製造工程が異なる!
紅茶、ウーロン茶、緑茶は同じ茶葉ですが、その製造工程が異なっています。
(お茶の品種_www.kyo-chikiriya.com)
・紅茶(こうちゃ)
(紅茶)
紅茶は葉を揉(も)んで「完全発酵(かんぜんはっこう)」させ、乾燥させます。
発酵するとは、葉の中の微生物(びせいぶつ)の働きによって、糖分(とうぶん)やたんぱく質に分解(ぶんかい)し、紅茶は完全発酵させます。
-製造工程-
①茶葉をしおれさせる
②揉(も)む
③ほぐす
④発酵(はっこう)させる
⑤乾(かわ)かす
・緑茶(りょくちゃ)
(緑茶_Naverまとめ)
緑茶は発酵せずに、葉を摘(つ)んですぐに蒸(む)す、または煎(い)ります。その後、葉を揉(も)んで、乾燥(かんそう)させるだけとなります。
これに加えて、チャノキ以外の植物の葉や茎(くき)、果実(かじつ)、花びらからつくられる茶も「○○茶」と称(しょう)するものが数多くあります。
-製造工程-
①茶葉を蒸(む)す
②揉(も)む
③乾(かわ)かす
・ウーロン茶
(ウーロン茶_Latte)
ウーロン茶は、紅茶や緑茶と違い、製造工程が多いものになっています。特徴として「半発酵(はんはっこう)」していることにあります。
①しおれさせる
②こすり合わせる(葉を傷つけることで発酵を促す)
③炒(いた)める
④揉(も)む
⑤ほぐす
⑥乾(かわ)かす
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○お茶の効き目ってなに?
紅茶、緑茶、ウーロン茶には、共通する体によい成分が入っています。
渋(しぶ)みの成分である「カテキン」には殺菌作用(さっきんさよう)があり、お茶でうがいをすると虫歯(むしば)になりにくく、口臭予防(こうしゅうよぼう)や、風邪予防(かぜよぼう)の効果(こうか)があります。
(ダイエットウィズ)
苦(にが)みの成分である「カフェイン」には、眠気(ねむ)をとる、おしっこを出すなどの作用があります。
その他、緑茶には、お肌をきれいにしてくれる「ビタミンC」が、ウーロン茶には、脂肪分を溶かしてくれる「ポルフェノール」があり、紅茶にや緑茶には、気持ちをリラックスさせてくれる「テアニン」が含まれています。
同じ茶葉で、効き目が異なっているのは、不思議ですね。
○まとめ
・紅茶、ウーロン茶、緑茶は、同じツバキ科の「チャノキ」の茶葉からつくられている。
・3つとも香りや飲んだ味わいなどは、全然違う。
・それぞれの色や味、香りが違うのは、つくり方が違うから。
・緑茶の生産量が全国一位は、「静岡県」で、年間32,000tが生産されている。
・紅茶は、スリランカの紅茶は有名である。
・ウーロン茶(烏龍茶)は、何と言っても「中国」が生産高一位。
・紅茶は葉を揉(も)んで「完全発酵」させ、乾燥させる。
・緑茶は発酵せずに、葉を摘んですぐに蒸す、または煎り、葉を揉(も)んで、乾燥させるだけ。
・ウーロン茶は、紅茶や緑茶と違い、製造工程が多いものになっています。特徴として「半発酵」していることにある。
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