家電のリサイクル法で3Rってなに!?
皆さん「家電リサイクル法」はご存じのことと思います。
スポンサードリンク
私たち日本人は、東京ドーム124杯分(4625万トン)のゴミを1年間に出しているのです。
東京ドームがゴミ箱とすると、3日でいっぱいになる計算になと言われています。
このままゴミを出し続ければ、地球はゴミだらけになり、地球環境も悪くなっていきます。
そこで最近、ゴミを減らそうという活動が盛んに行われ、「リサイクル法」という法律も生まれています。
例えば、牛乳パックからトイレットペーパーが、ペットボトルから服の原料がつくられています。
そもそも「家電リサイクル法」は平成13年4月1日から施行され、資源の有効活用、クリーンな環境のために、家電製品をリサイクルして大切に使おうというものです。
その反面、リサイクルには収集、運搬、処理、そして再生するための費用でお金がかかるものです。もしかしたら新製品をつくるより費用がかかるかも知れません。
しかし、リサイクルと言っても、そのまま再利用するのではなく、例えば、冷蔵庫やエアコン、テレビなど、その部品の一部を再利用して、新しい家電に組み込んで使用することなどがあります。
平成27年には、経済産業省は「家電リサイクル制度」の一部改訂を行い、国、製造業者、小売業者、市町村、消費者などに積極的に回収を促進する「回収率目標」を定めています。
○「3R政策」ってなに!?
「3R(スリーアール)」とは、リサイクル(Recycle)の他に、リデュース(Reduce)、リユース(Reuse)の3つのRの総称を言います。
(3R_www.kttays.net)
リサイクル(Recycle)は資源の再利用、リデュース(Reduce)はゴミを減らす、リユース(Reuse)は繰り返し使うということになります。
日本では2000年(平成12年)に循環社会形成推進基本法によって、「3R」の考え方が導入されています。
リユースとリサイクルは何が違うのかというと、リサイクルは家電など、そのままリサイクルして使うのはなく、中の部品をリサイクルして、新しい家電に使用するというもので、リユースは、ビンや缶を回収して、もう一度使ったりすることになります。
ビール瓶がリユーズにあたりますね。
リデュースは、使い捨ての商品や、ゴミがたくさん出さないようなものをつくったり、買うことになります。
○日本のリサイクル法の種類はどんなものがあるの?
日本では、資源の種類によって、いくつか法律が分かれています。
・容器包装リサイクル法
瓶・缶、包装紙、ペットボトルなどの分別回収や再資源化。
(容器包装リサイクル法_PETボトルリサイクル推進協議会)
・家電リサイクル法
エアコン、洗濯機、冷蔵庫、テレビなどの家庭用電化製品について、製造業者、輸入業者などに回収と再利用を義務化しています。
(家電リサイクル法_勝浦市)
・小型家電リサイクル法
小型家電とは、携帯電話やデジカメなどがそれにあたります。
その小型家電からレアメタルなどを取り出して、再資源化を促進するものになります。
(小型家電リサイクル法_佐川急便)
・建設リサイクル法
コンクリートや家屋など木材の再資源化を促進しています。
(建設リサイクル法_近畿地方整備局 )
・食品リサイクル法
食品に関する製造業者、加工業者、販売業者に食品のゴミの再資源化を促進するものです。
例えば、賞味期限が切れた食品などは、家畜のエサなどに再利用することになります。
(食品リサイクル法)
・自動車リサイクル法
解体時の自動車の部品などについて製造業者、輸入業者に回収処理を義務化するものになります。
(自動車リサイク_トラック買取業者ランキング)
・PCリサイクル法
使用済みパソコンの回収と再現化を図っています。
(PCrisaikuru_飯山市)
スポンサードリンク
○家庭できる「3R」
皆さんの家で取り組んでいる「3R」は何ですか?
古いカレンダーの裏をメモ用紙にしたり、スーパーに買い物をするときに、買い物袋を持っていくなど、また友だちどうし、いらなくなった玩具(おもちゃ)を交換するなどは、立派な「3R」なのです。
貧乏くさいなどと思っている人も多いと思いますが、お金を持っている方が、これをやっていると得した気分になり、最高の贅沢と思ってくるかも知れませんね。
ところで、何百年も前に「3R」がとても盛んな国がありました。
それはどこの国でしょうか?
それは「日本」なのです。
江戸時代は、物を粗末にしない、とてもエコな時代だったのです。
(江戸時代は徹底したエコ社会_江戸ガイド)
着物は古くなれば子ども用に仕立て直し、今度はボロボロになれば、雑巾(ぞうきん)などにしていました。
欠けた茶碗(ちゃわん)など、たいていのものは修理屋さんなどがいて、修理して使っていたのです。
人間のおしっこやうんちまで、畑にまく肥料として売り買いをしていたそうです。今では環境問題でやってはいませんが。
江戸時代は、究極の「3Rワールド」だったのです。
○まとめ
・私たち日本人は、東京ドーム124杯分(4625万トン)のゴミを1年間に出している。
・このままだと、地球はゴミだらけになり、地球環境も悪くなっていく。
・そこで、「家電リサイクル法」は平成13年4月1日から施行された。
・平成27年には、経済産業省は、「回収率目標」を定めている。
・「3R(スリーアール)」とは、リサイクル(Recycle)の他に、リデュース(Reduce)、リユース(Reuse)の3つのRの総称を言う。
・日本では2000年(平成12年)に循環社会形成推進基本法によって、「3R」の考え方が導入された、
・江戸時代は、物を粗末にしない、とてもエコな時代だった。
スポンサードリンク