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利き手や足のように目にも「利き目」がある!

利き手や利き足のように、日常でよく使われる目にも「利き目」がある。




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あなたは右か左、どちらが利き目なのか、調べる方法は簡単で、まず、公園などで少し離れた木を見ながら、木に向かって指をさします。

この状態で片目を交互に閉じたり、開けたりする。
このとき、利き目の方は正しく木を指しているが、もう片方の目は、少しずれた方向を指している。

正しく木を指している方が、利き目ということになる。

(利き目_ゴルフプラス)

これはスポーツでも言えることで、例えば野球で言う、利き目をピッチャー側に向けて立つと、ボールの動きを追いやすくなる。

同じように、手や足、腕を調べることができる。

利き手は、意識せずに両手をを組み、どちらの手の親指が上になるかで、利き手がわかる。親指が上にきた方が「利き手」になる。

同じように腕を組んで、上にきた方が「利き腕」になる。

足は、軽い幅跳びをしたときに、踏み切った方の足が「利き足」となる。

○目には何も移らない「盲点」がある!

目に入ってきた光は、水晶体(すいしょうたい)で曲げられ、網膜(もうまく)に像をうつし出している。

これは、網膜の中にある「視細胞(しさいぼう)」というものが、光を感じているために起こる現象である。

脳への情報を送る「視神経(ししんけい)」が束になったところは、逆に光を感じる視細胞がないため、ここに光が入ってきても、何も感じることができない。

これを「盲点(もうてん)」と言う。

(盲点_生理学研究所)

普段の私たちの生活で、盲点を感じないのは、左右の目から見た情報を脳が、それを補っているので、盲点として感じないだけである。

脳が盲点を補ってくれている実験がある。

下の絵をみると、まん中に白い三角形のようなものが見えることに気づく。

(途切れた三角形_andreamazzeo.altervista.org)

このとき、3つの円を隠してみると、先ほどのないはずの三角形が見えなくなる。

これは、ないはずの三角形を脳が補って三角形と認識しているためである。

脳は目からの情報を取り込むときに、周りの様子や自分の経験から、このように脳のはたらきによって、実際とは違って物を見ることができるのである。

これを「錯視(さくし)」と言う。

○目に映る映像は逆さま!?

私たちが普段目でも物を見るとき、物が出した光や、物が太陽光を反射して光が目に入ることによって見えている。

目に入ってきた光はまず「角膜(かくまく)」に、続いて「水晶体(すいしょうたい)」を通して、眼球(がんきゅう)の奥にある「網膜(もうまく)」に映像を写しだしている。

網膜では、ピンとが合うように水晶体の厚さを調整している。

網膜に写った像は電気信号に変えられ、「視神経(ししんけい)」を通って脳へ届けられる。

こうして、やっと物が見えている状態となる。

目の構造はよくカメラに例えられ、瞳孔(どうこう)で必要な量に絞られた光は、水晶体で曲げられ、網膜にはっきり像を映し出している。

網膜上に写った像は逆さまになっている。
でも私たちが見ているものは逆さまになっていない。

(人の体の仕組み)

これは、網膜に写った像を脳が正しい向きに補正して、正しく物を写してだしているからである。




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○目が回るのは耳が原因!?

耳の奥には「三半規管(さんはんきかん)」という場所がある。

そこで体が回転したときの動きを感じている。

(三半規管_偏頭痛の治し方)

三半規管は「リンパ液」という液体で満たされている。

根本の部分には「膨大部(ほうだいぶ)」というふくらみがあり、その中の「クプラ」というセンサーが、リンパ液の動きで回転を感じいる。

激しい回転をすると、三半規管の中にあるリンパ液も揺れる。
すると、その中のクプラはリンパ液に流され左右になびく。

回転が止まるり視界が正常に戻っても、リンパ液の流れは急に止まらず、流れているクプラは回転を感じ続けている。

目と耳から情報が脳で、食い違うことで目が回っていると感じることになる。

(目が回る_今すぐできる、リスクマネジメント)

ここで回転しても目が回らない方法がある。

バレリーナで体を回転させて、よく目が回らないなーと感じたことはないだろうか。

バレリーナは回転したときに、頭の回転をすばやく終らせることで目が回らないようにしている。

(バレリーナの回転)

それは、体を回転させるよりも、早く頭を回転させて、目が回らないようにしているからである。

体を半分回転させ、頭をぎりぎりまで正面を向いたままにすることが重要である。

頭をすばやく正面に回した後、体をもう半回転させて、もとに戻す。

○目は涙で守られている!

目は常に涙でおおわれている。

涙は、まぶたの上にある「涙腺(るいせん)」でつくられ、まばたきによって目の表面に広がる。

(スキンケア大学)

涙はただ水にように見えるが、3つの成分の層に分かれている。
①水分を蒸発させないようにする「油層(ゆそう)」
②目に栄養を与える「水層(すいそう)」
③涙が目にくっつくようにする「ムチン層」

涙は目にうるおい与える以外にも、酸素や栄養分を与えたり、ごみやホコリを洗い流したり、目の動きを滑らかにしたりしている。

○涙は感情によって味が変わる!?

涙は感情によって味が変わる?
うれしいときや悲しいときは、心や体がリラックスさせ、神経が刺激されて涙が出る。

この涙は水っぽい味がする。

怒ったときや悔しいときの涙は心や体を緊張させ、神経が刺激されて涙が出ている。

この涙は、塩に含まれる成分であるナトリウムが含まれているので、少ししょっぱい味がする。

○まとめ

・利き手や利き足のように、日常でよく使われる目にも「利き目」がある。

・目には何も移らない「盲点」がある。

・目に映る映像は逆さまに写っている。

・網膜上に写った像は逆さまになっている。
網膜に写った像を脳が正しい向きに補正して、正しく物を写してだしているからである。




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