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古典芸術を復活!ルネサンスとは

「ルネサンス」とは、ギリシャ、ローマ時代の古典古代(こてんこだい)の文化・芸術(げいじゅつ)を「復活(ふっかつ)する」「再生(さいせい)する」という意味があり、フランス語である。





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日本では、「芸術復興(げいじゅつふっこう)」時代を「ルネサンス」と呼んでいた。

14~16世紀のヨーロッパでは、キリスト教の宗教(しゅうきょう)が、人々の生活や考え方に、とても大きな影響(えいきょう)を与えていた時代。

宗教の様々なきまりである戒律(かいりつ)を守って、生活することを、当時の人々は考え生活していた。

従って学問(がくもん)も、キリスト教に関する物が中心で、他の学問はあまり発達(はったつ)しなかった。

そんな中で、イタリアでは東方の国々(アジア)との貿易(ぼうえき)が盛んに行われるようになり、都市が発達(はったつ)していくようになっていった。

ゆたかになった都市に住む人々は、長い間、キリスト教の戒律にしばられ、窮屈(きゅうくつ)な思いをしていた。

「もっと人間の気持ちを素直(すなお)に表わして生活したい」と願うようになっていった。

イタリアでは、キリスト教が広がる以前に、「古代ローマ帝国(ていこく)」の時代には、キリスト教の影響(えいきょう)が無かった時代でもある。

そこで、古代ローマ帝国時代(ていこくじだい)に栄えた芸術を、再びよみがえらせようとした考えが「ルネサンス」のはじまりであり、芸術復興(げいじゅつふっこう)のはじまりでもあった。

(ローマ建築_ウィキペディア)




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○ルネサンス時代、たくさんの芸術家が活躍した!

ルネサンスの芸術作品では、キリスト教で当たり前とされるものとは違うことが表現(ひょうげん)された。

ルネサンス時代と呼ばれるのには、占星術(せんせいじゅつ)や魔術(まじゅつ)など非合理的(ひごうりてき)、非科学的(ひかがくてき)な思考(しこう)が多く残されていることも明らかにされている。

しかし、どの時代がルネサンス時代となったのか、いまだに議論(ぎろん)されて、解明(かいめい)されていない。

ルネサンス時代には、優(すぐ)れた芸術家が、次々と現れ、すばらしい芸術作品(げいじゅつさくひん)を生みだしている。

とくに、ミケランジェロ、ラファエロ、レオナルド・ダ・ヴィンチが有名で「ルネサンス三大巨匠(きょしょう)と呼ばれている。
「ダビデ像」で有名な「ミケランジェロ」は、彫刻(ちょうこく)だけでなく、絵画(かいが)や建築(けんちく)でも活躍(かつやく)した芸術家である。

(ミケランジェロ彫刻「ダビデ像」)

「ラファエロ」は、37歳という若さで亡くなっているが、大きな工房(こうぼう)を構(かま)え、聖母マリアとイエス・キリストを描いた絵画を中心に、大変多くの作品を残している。

(ラファエロ_ムッシューPの美の探究)

「モナ・リザ」で有名な、「ダ・ヴィンチ」は、絵画(かいが)、彫刻(ちょうこく)、建築(けんちく)、土木、人体、科学技術(かがくぎじゅつ)など、さまざまな分野で活躍した「万能の天才(ばんのうのてんさい)」と言われている。
(モナ・リザ – Wikipedia)

彼らルネサンスの芸術家たちは、イタリアの都市、フィレンチェで力を持ち、メディチ家という一族(いちぞく)に支えられ、大きく発展(はってん)していった。

その後、ルネサンスはミラノ、ローマ、ヴェネツィアなど、イタリア中に広がり、さらにヨーロッパ中に広がっていった。

こうしてルネサンスにより、芸術の世界は、キリスト教にしばられることもなく、より自由な表現(ひょうげん)ができるようになっていき、大きく変化していった。

○まとめ

・「ルネサンス」とは、ギリシャ、ローマ時代の古典古代の文化・芸術を「復活する」「再生)する」という意味があり、フランス語である。

・日本では、「芸術復興」時代を「ルネサンス」と呼んでいた。

・当時は学問は、キリスト教に関する物が中心で、他の学問はあまり発達しなかった。

・そこで、古代ローマ帝国時代に栄えた芸術を、再びよみがえらせようとした考えが「ルネサンス」のはじまりであった。

・ルネサンス時代には、優れた芸術家である、ミケランジェロ、ラファエロ、レオナルド・ダ・ヴィンチが有名である。




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