ロシアの時間や時差は?ロシアの標準時が9つもあるって本当?
ロシアには9つもの時刻(じこく)が存在していることは、ご存じでしょうか?
スポンサードリンク
日本がお昼の12時なら、地球の裏側(うらがわ)のブラジルは真夜中(まよなか)の12時です。
地球は自転(じてん)により、24時間で一回転(いちかいてん)しています。
(絵:www.nipponhyojun.co.jp)
場所によって太陽(たいよう)の見える位置(いち)が異(こと)なっているので、生活に最適(さいてき)な時刻を国や地域で、それぞれ決めているからです。
その地域が決めた基準(きじゅん)となる時刻を「標準時(ひょうじゅんじ)」と呼びます。
地域と地域の時刻の違いを、「時差(じさ)」といいます。
世界で最も広い「ロシアの標準時が9つ」もあるのです。
ロシア地域で、東の端と西の端では9時間もの時差があります。
4番目に広い中国では、標準時は1つしかありません。日本との時差は1時間となっています。
その中で「ヤクーツク」は、日本の時間と時差はありません。
「ヤクーツク」の周(まわ)りの地域では、それぞれ1時間の時差しかないのですが、ロシアの首都モスクワは、6時間の時差があります。
日本の方が6時間進んでいることになります。
日本から首都モスクワに行くと、6時間前に時間を再度過ごすことになるのです。
ロシアは、サマータイムを実施(じっし)していません。
○日本とロシアの各地域の時差はどのくらいなの?
日本の時刻を朝の6時として、ロシアの時間帯と時差について、まとめてみました。
(地図:www.timej.netWorldTimeCountryRU)
カリーニングラード時間・・・23時(時差-7時間)
モスクワ時間・・・・・・・・0時(時差-6時間)
サマラ時間・・・・・・・・・1時(時差-5時間)
エカテリンブルグ時間・・・・2時(時差-4時間)
オムスク時間・・・・・・・・3時(時差-3時間)
クラスノヤルスク時間・・・・4時(時差-2時間)
イルクーツク時間・・・・・・5時(時差-1時間)
ヤクーツク時間・・・・・・・6時(時差±0時間)
ウラジオストク時間・・・・・7時(時差+1時間)
マガダン時間・・・・・・・・8時(時差+2時間)
マガダン時間・・・・・・・・8時(時差+2時間)
カムチャッカ時間・・・・・・9時(時差+3時間)
サマータイムついては、2010年までは実施していましたが、2011年にサマータイムを標準時間(ひょうじゅんじかん)としてサマータイムを廃止(はいし)しています。
スポンサードリンク
○国土が4番目に広い中国でも時刻1つ!
ロシア、カナダ、アメリカに次いで世界で4番目に広い中国は、東の端から西の端まで約5000キロメートルもあります。
これだけ離れているとロシアのように標準時間(ひょうじゅんじかん)がたくさんあっても不思議(ふしぎ)ではありません。
しかし中国は「1つの標準時間」しかないのです。
北京(ぺきん)や上海(しゃんはい)など大都市の近くを通る東経120度線が標準時となっています。
北京や上海に住むには不都合はありませんが、西にあるチベットでは、時計が示す時刻と日が上る太陽の位置が異なっているので、チベットに旅行する場合は、不便(ふべん)を感じることがあります。
(写真:ボタラ宮広場)
○まとめ
・ロシアには9つもの時刻が存在している。
・場所によって太陽の見える位置が異なっているので、生活に最適な時刻を国や地域で、それぞれ決めている。
・その地域が決めた基準となる時刻を「標準時」と呼んでいる。
・地域と地域の時刻の違いを、「時差」という。
・ロシアは、サマータイムを実施していない。
・ロシアの首都モスクワは、日本とは6時間の時差がある。
・国土が4番目に広い中国でも時刻1つしない。
・北京や上海など大都市の近くを通る東経120度線が標準時となっている。
スポンサードリンク